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美顔器のメカニズム~レーザー(FILE No.037)

メルマガアーカイブ

美里康人

2006年にスタートしたメールマガジンのアーカイブページ。
『コスメの真実・裏側』は、このメルマガがきっかけで出版された書籍でした。

◆◆FILE No.037 / 2007年1月配信◆◆

美顔器のメカニズム~レーザー

さて今回はレーザーによる美顔・治療のお話です。

レーザーによるお肌への美顔治療としては
皆さんよくご存知のように
いくつかの目的に分かれて使われています。

・シミの治療
・脱毛

こういったところでしょうか。
では、これは前回のフォトフェイシャルとはどう異なるのでしょう。

フォトフェイシャルとは
周波数帯域の広い光を広く照射すると説明しました。
対してレーザーとは
非常に狭い周波数の光を集中的に照射する事です。

例えば
脱毛をする場合はアレキサンドライトレーザーという755nmの波長の光や
ダイオードレーザーという800nmの波長の光を使用します。
これは、黒や茶色の色素に吸収される率が高いからです。

そしてシミの治療の場合は
メラニン色素に吸収される率の高い
スイッチルビーレーザーという
694.3nmの波長の光を照射します。

こうして、選択的に色の特性ごとに吸収の大きい周波数に絞って
局部的に照射する事によって
それぞれ対象とする組織が
熱によって壊れてしまうという原理です。

そのほかにも最近では
血管系のあざ(血管腫)の消去治療や
血管を拡張して赤ら顔などの治療をする
波長の異なるレーザーもあるようです。
おそらく、赤系の色素に吸収されやすい波長の光を使っているのだと
考えられます。

ただこれらの治療はフォトフェイシャルと異なり
集中的に照射して
組織を完全に焼ききってしまうという治療法のため
火傷や炎症の実例がそこそこ見受けられるようです。

もちろん
対象とする色素以外の部分はレーザー光線をほとんど吸収しないので
大きく熱をもつ事はないのですが
人の皮膚は完全に真っ白というわけではなく
特に日本人は黄色人種ですから
もともと少量のメラニンを持っています。
そのせいで
いくらかはレーザー光を吸収し
ある程度は熱をもつ事になります。

つまり
施術時間を誤ると
火傷に発展する可能性を秘めているという事です。


前回から、美容整形分野でのお話に少し触れました。
美容整形の未来は
機械で美肌を作っていくという技術が進んでいくと考えられますが
私たちが考えている『美容整形手術』の概念とは
かなり異なった未来になるものと考えてよいでしょう。

例えば
現在はコラーゲンやヒアルロン酸を注射したり
物理的な整形もかなり進んできていますが
こうしたあきらかに物理的に形を変えるというものではなく
真皮の部分に細胞が正常化されるキッカケとなる
何かの薬剤を注射するという方法も開発が進んでいく事でしょう。

また
当然それらは注射する事なく
将来的には皮膚に塗布するだけで浸透を果たし
傷ついて異常組織となってしまったDNA因子を
正常に戻してあげることができる時代が来るのかもしれませんね。

これらは
現在私たちが考える美容整形への偏見的な概念を
根本的に覆してくれるものと考える事ができます。


シミやアザ・シワ
こうした加齢による皮膚の組織変性は

実は本来キレイな状態で歳をとっていくものと
考えられはしないでしょうか。

それは単に
今までが当たり前と思い込んできただけの事なのかもしれないですね。

加齢とは
単に過去の実例を基準としているだけであって
実は何が正常なのかは
誰も基準を知らないはずなのですから。

少なくとも
加齢よって起きたシミやシワは
異常な皮膚組織構造となっている事は
間違いないのですから。

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