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美顔器のメカニズム~フォトフェイシャル(FILE No.036)

メルマガアーカイブ

美里康人

2006年にスタートしたメールマガジンのアーカイブページ。
『コスメの真実・裏側』は、このメルマガがきっかけで出版された書籍でした。

◆◆FILE No.036 / 2007年1月配信◆◆

美顔器のメカニズム~フォトフェイシャル

さて、前回の美顔器は音の振動を利用した美顔でしたね。

で、今週は音ではなく『光』です。

皆さん
最近話題の『フォトフェイシャル』ってご存知ですか?

なんだか、直訳すれば
「写真顔????」
意味不明・・・

今回はこの話題の美顔器について
解明していく事にしましょう。


まずフォトフェイシャルっていったい何でしょう?

フォトフェイシャルとは
ある種の光を照射して行われる最近の医療治療のひとつで
これに使われている光は
IPL(インテンス・パルス・ライト)というフラッシュのような光で
さまざまな肌トラブルを解消すると言われる
新しい光治療法の一つです。

光にもレーザーや紫外線や赤外線などさまざまな波長の光がありますね。
では、なぜこの光をあてる事で美肌が達成できるのでしょうか?
そこで原理について簡単に触れておきましょう。

皆さんは、外出する際には服を着ていますよね?
当たり前です(笑)

では、着ている服の色によって熱の吸収の仕方が違うのもご存知ですよね?
白い色は光を反射して熱を持ちませんが
色の濃い服を着ていると
光を吸収して熱をもち、熱くなります。
つまり、色によって吸収される光の量が違うという事ですね。

例えば、赤と黒でも違いますし
茶色も当然異なる事になります。

これは逆に言うと
色によって吸収される光の波長が違うという事なんですね。
太陽光にはさまざまな波長の光が含まれていて
紫外線や赤外線など広い範囲の波長の光が含まれています。
つまり、色んな波長の光を吸収する色ほど熱を持ち
それが黒であったりするわけです。

では、黒いメラニン色素に光を照射するとどうなるでしょうか?

そう。
熱を持って、ついには焼けてしまいますね。
こうしてある特定の色素だけが吸収する波長の光をあて
吸収させる事で熱を持たせて
そして焼いて消滅・排出してしまうのが
フォトフェイシャルの原理です。

ただしここで注意が必要なのは
お肌のDNA因子などにダメージを与える紫外線
血管にある赤血球やヘモグロビンなどの色素が吸収する波長の光
そして赤外線など熱を持ちやすい波長の光など

こうした波長の光を含んでいると
皮膚にダメージを与えたり
火傷をおったり
血管が壊れてしまう事態にもなり兼ねません。
つまり、光の波長の選択が非常に重要という事ですね。

そこで、目的に応じた色素に吸収させるよう設計されたのが
フォトフェイシャルです。

例えば
シミを消すためにメラニン色素
赤ら顔の治療や血液の循環を高めて活性化させるための赤血球
こうした色素が吸収しやすい波長を選び
そして照射出力(パルス)を調整する事で
しみやシワ・赤ら顔に効果が期待できるという事になります。
その光の波長は、560~1200nmが使われています。

皮膚科で行う美顔の施術も
整形だけでなくここまで進んできたんですね。


この原理
誰が発明したのかというと
1998年にアメリカのDr.Bitterがこの原理を発見し
アンチエイジング術として広まりました。

では、この施術はどこで受けられるのでしょうか?
そして機械にはどういった種類が??

現状では、医療用器具としてしか販売されていないようで
皮膚科医の施術によるものに限られているようです。

ただ、ここでも家庭用のフォトフェイシャル美顔器をみつけました。
3万円程度で入手可能なようです。

ただし
やはりイオン導入などと同様
真皮層にまで届くほど強い光ではなく
しかも
医療向けのように長時間照射できるようには設計されておらず
いわゆるフラッシュのように単発的に照射するようです。

そしてもっとも怖いのは
医療向けのように波長がきちんと設計されているかどうか
その辺りが明確になっていない部分が非常に怖いですね。

もともと作用部分に熱をもつ施術ですから
皮膚科での施術においても
血管に血栓ができてしまったという事例も起きているようですので
注意が必要です。

ここまで光による美顔器の事を書いてきました。
「じゃ、レーザーとはどう違うの???」

次回は、同じ光でもレーザー治療について学ぶ事にしましょう。

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