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体にあらわれるエイジング(FILE No.086)

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◆◆FILE No.086 / 2008年9月配信◆◆

体にあらわれるエイジング

今回は、化粧品の話題とは少しかけ離れていますが
年配の方々には、ちょっと耳の痛いお話かもしれません。
でもきっと、どこか身に覚えのある話題かと思います。

* * *

俗にエイジング(加齢)というと
30代を過ぎたあたりから様々な肉体的衰えを感じる事で
実感するかと思います。
ただこれは、長年体を酷使してきた事で起こる
いわゆる体の老化現象ですね。

でも自分では気づかない部分でも
いつのまにか密かにエイジングの兆候が
体の各所に表れているというお話です。

最近よく話題となるそのひとつが
いわゆる『加齢臭』でしょう。
これは加齢がホルモンのバランスに影響し
分泌物が変化することにより起きると言われています。

女性の場合
ホルモンバランスの変化による影響の顕著な例は
更年期障害でしょう。
こうした例から分かるように
加齢によるホルモンバランスの変化は
人間の体にあらゆる影響をおよぼします。

現在のところ、男性に更年期障害という現象は
確認されていませんが
それでも髪の脱毛現象など
ホルモンバランスによる影響は
経験されていることでしょう。

では、加齢臭のほかに何か変化はないのでしょうか?

まだまだ加齢によって起こる現象は
解明が十分ではありませんが
こんな事に見覚えはないでしょうか?

・ムダ毛が若い頃と違ったところに生え始める。
・髪のウェーブがきつくなる。

一番目は、おそらくこれもホルモンによる影響と考えられますが
よくお年寄りは、頬などに太い毛がポツポツと生えているところを
みかけますね。
特に男性に多い現象ですが
若い頃には頬や首などにムダ毛が生えることはほとんどありませんが
不思議とこうした部分に太いムダ毛が確認されます。

次いで二番目の髪への影響ですが
なぜか年齢を負うごとに
ストレートだった髪もうねりが出てきます。
これは抜けた髪を見れば分かりますが
ほとんどの方が年齢とともに直毛ではなくなります。

なぜこうした事が起こるか理由は解明されていませんが
年齢とともに毛穴を締め付けるチカラが失われてくることにより
起こるのではないかと考えています。

もともと髪の断面というのは真円ではなく
楕円になっています。
それは毛穴の締め付けによって
扁平しているためと言われています。
それが若い頃のようにしっかりとしていると
同じ方向に扁平しますが
歳とともに締め付けがゆるくなると
一定した方向に扁平しないため
ウェーブをかけたように曲がって伸びてくると
推察されています。

*

その他には、骨の周りを取り巻いている
筋肉にも変化が表れてくることが知られています。

例えば、いくつになっても同様の体重を維持していたとしても
肉体の各部の丸みを帯びた部分がなくなり
ゴツゴツとした体系に変化してきます。

おそらくこれは骨格の変化が及ぼす影響も
たぶんにあると思われますが
筋肉や脂肪など骨の周りを取り巻き
体の丸みを形成していた部分が
長年の引力の影響で下へ落ちてくるものと
考えられています。

単純な説明ではありますが
若い頃は下への引力に逆らう筋肉の繋がりが強く
「垂れ下がる」という事はありませんが
そのチカラが年齢とともに衰え
下に落ちてくるという現象に繋がると
想像されています。

*

今回は皆さんにとって
あまり心地よいお話ではありませんがでしたが
この体の変化は
お肌に表れてくる現象と全く同様に考えてよいでしょう。

顔筋マッサージなどでお顔の筋肉を鍛え
引力に逆らえるお肌を作ることは
無意味ではないという証しかもしれませんね。

何かアンチエイジングに繋がる
キッカケのひとつになればよいかと思います。

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