化粧品開発のご相談はビークラボへ >>

今、日本のコスメは本当にすごいのか?

いよいよ新元号が発表になります。

巷では、日本特有のこの制度が必要か否か
ところどころで議論が見受けられます。

このために特にエネルギーや税金が使われないのであれば
論説家が語るように、どっちでもよいと思いますが
元号改定のために多大な税金や
そして民間企業においても
多大な経費が費やされる事を考えると
単なる【慣習】といった扱いにしてしまうのが良いのではないか
そう感じている美里です。

こんにちは。

これも含め、現在日本は
異常な盛り上がりに沸いています。
花見でも海外からの観光客が溢れているそうですし。

これは美容業界にも影響を及ぼしていて
確かに、化粧品業界は近年にない活況となっています。

しかし、その一方で市場を見てみると
日本のコスメがこの活況ほどに素晴らしいと言えるのか
疑問を感じているのは私だけでしょうか。

2~3年前ならば、炭酸コスメや水素コスメなど
海外の方が興味を持つ先進技術のコスメが数多くありましたが
果たして今はどうか?と問われると
う~ん・・・という感じではないでしょうか。

なにより、新規な機能のコスメがありません。

ヒト幹細胞エキス配合のコスメで
ひとところは賑わいを見せましたが
それもどこのメーカーでも配合はできるわけですから
市場に溢れかえって既に沈静化
革新的なコスメは停滞しているのが現状と言えます。

特に、機能性といえばやはりクレンジングや洗顔料
このカテゴリーに、新しい製品が見当たりません。

また、以前に取り上げたように日焼け止めも
グローバルな規制が入るか否かの局面を迎えていますので
今はジっと動向を見守る時期。
新しい技術革新は先の話になるでしょう。

そんなですから、市場の製品をみるとどれもこれもが
ありきたりな美容成分を押し出して売るしかない
そんな分析をしています。

ヒト由来のプラセンタが使えるだの、使えないだのと耳にすると
昔からあるそんな成分に頼らないとコスメが売れないのか・・・
そんなことすら、感じてしまいます。

こうした状況をしっかりと見極めると
この状況から一歩抜け出せるのは
やはり新規な技術革新で機能性を開拓したメーカーさんになるのは
間違いありません。

まぁ、そうはいっても
そう簡単に新しい技術が開発されるわけではありません。
もちろん、大手ブランドさんはさておき、という話ですが。

膨大な開発資金を有する大手ブランドさんならば
こんな事が可能です。

化粧品機能評価法ガイドライン

そう、シワ効能の医薬部外品ですね。
中小のブランドさんでシワ効能製品が欲しいとお考えのメーカーさんは
こちらを参考にされて下さい。

無断転載はできないとの事ですので
DLページのリンクを貼っています。

さて、そういう意味では
弊社はとにかく他社にない技術力がウリですので
問い合わせが非常に増えていることも
こうした現状を表しているのかもしれません。

これまでアルカリ電解水を使った化粧品開発のお話や
独自リポソームの話題もとりあげてきましたが
最近ではあらたな技術を盛り込んだクレンジング
既に開発が終わっています。

この新開発のクレンジングですが
本来ならば特許を取得すれば堂々とこちらに紹介できるのですが
真似されない範囲で、次回はちょっとその革新技術と
過去のクレンジング技術の背景とともに触れてみます。

お若い技術者の方や
メーカーさんの企画畑の方々も、お勉強になると思います。
今の研究者さんたちには継承されていないでしょうから
きっと興味深い話題になると思います。

こうご期待。
では、また。

by.美里 康人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です