ビークラボ株式会社のサイトはこちら

クチコミや美容理論発言の場の問題点

唐突ですが
こうしたユーザーに向けた正しい美容知識の広報・育成活動も
プライベートで行ってきた期間も入れると
ずいぶんと長きに渡ってやってきた事に
ふと気付きました。

美容の化学的知識や手作りコスメのスクール
『コスメティックアカデミー』
(*現在は、多忙につき休止しております。)
も運営してきましたし。

また、そのひとつに
こうした書籍も出版致しました。

コスメの真実・裏側

とまぁ、それはさておき
その活動の拠点のひとつとして
「@cosme」があります。

このアットコスメのサイトがスタートした
翌年頃からですから
まもなく10年になるでしょうか。

その@cosmeの中でも
もっとも意欲的に活動していたのが
「美容辞典」
今の「chieco」になります。

「どれどれ?」と感じた方は
こちらの私のマイページから

@cosme マイページ

過去の化粧品関する質疑応答や商品評価のクチコミなど
ご覧頂けるかと思います。

* * *

ところで長年こうした活動を行い
沢山のユーザーの方々とコミュニケートしていて
最近よく感じる事があります。

それは

「ユーザーの成分や化学に対する知識に、大きな”ねじれ”がある」事。

こうした現実は
もともと中小ブランドの販売戦略として

「〇〇〇といった成分はカラダに良くない。」
「弊社の商品はそれを避けた安全な化粧品。」

こうした販売手法が
世間にはびこった事によるのでしょう。

それがなんの根拠もなく
仮に間違っていようが
情報に過敏なユーザーがそれを一度でも目にしたら
翌日からその成分は悪者になってしまうわけです。

ざっとあげるだけでも

パラベンを含む防腐剤・カルボマー・シリコン・合成界面活性剤・ポリマー・酸化防止剤・香料・ミネラルオイルなどなど。

こうした成分が犠牲になっています。
もっとひどくなると
保湿剤のBGやグリセリンまで
お肌に良くないという輩まで出てくる始末。

ここまで来ると
こうした事を口々に語るユーザーの方々だけでなく
火種を作った弱小ブランドそのものに対する
怒りがこみあげてなりません。

中小のメーカーとしては
TVメディアやチラシなど多額の宣伝費用を投入しなくても
ようはその成分を配合しないだけで
商品がカンタンに売れてしまうのですから
これほどラクで安価な販売戦略はありません。

もちろん
大手ブランドや他社を中傷・非難するのも
絶対に忘れません。

はてさて、そうなると
このような方達が普段お使いの化粧品って
どのような商品なのでしょうか?

大抵はこのようなスキンケア

・天然志向コスメ
・オーガニックコスメ
・手作りコスメ
・石鹸のみで何も使わない

一度頭をニュートラルにして
こうしたコスメブランドさんの
コンセプトを改めて見て頂きたいものです。
必ず、全てが否定・批判から入っているはずです。

日本語って大変便利な言語である反面
なおかつズルい使い方のできるファジーな言語・文法。
美辞麗句にいつのまにか引き込まれ
事の本分が煙幕に包まれてしまうという典型的な例。

以下の文章をあなたはどう読みますか?

1.
資生堂や外資ブランドの化粧品は名ばかりでお肌に悪いですよ。
その点、ウチの化粧品はそうしたお肌に悪い成分を排除し、安心・安全です!

2.
ウチの化粧品は、成分の安全性に着目し、安心・安全を心がけて作りました。
資生堂や外資ブランドが良くないとは思いませんが、ブランド力に負けないように頑張っています。

1.はあからさまに他社を否定し
悪徳商売面が目に浮かびます。

でも2.は同じ意味の事を書いてあっても
大変誠意のあるブランドなのかと思わせてしまいます。

でも、腹の中に隠れている商魂・思惑
同じ・・・ですね。

英語など他のお国の言語には
こうした文章表現や文法はほとんど存在しません。

「悪い」のか「良い」のか
つまり
「Yes」なのか「No」なのか
いずれかしかないんですね。

* * *

お話が横道に逸れてしまいましたが
ユーザーの方々と色々とお話を交わしているシーンで
こうした成分のお話になると最近よく目にする文章が

「結局、成分も各個々人が”合う”か”合わない”かだけの事。」
「だから、私の見解もそういう意味で読んで下されば。」

こうした文章も
私達のように中立に、かつ
化学に基づいた正しい理解をしようとしている人間が言うなら
ごもっともなハナシ。

ところがこれを
ほんの昨日まで
「ポリマーはお肌に密着して良くない成分。」
「合成界面活性剤は、お肌のバリアを壊します。」

と主張してた人が書いていたとしたら

「あんた、何を言うてんの???」
「二枚舌ですか?」

断片的でなく、冷静にハナシの流れを
大局的に見ている人間からしてみれば
こう言われても仕方ないですね。

理屈で追い込められたからって逃げる位なら
最初っから「良くない」だの「危険」だのと
大した根拠もないのに
人様に向かって思わせぶりな事を書くなよ。

ってハナシですな。

美容辞典の頃にも大きな問題となっていましたが
『chieco』にリニューアルしてもこうした場になってしまい
運営側としては様々な問題を抱えているようです(苦笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。