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緊急ニュース! 「リュウグウ」から生命の根源?

リュウグウ

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美里康人

アミノ酸が存在する惑星が発見された
それがそんなに凄いことなの?

Twitterでつぶやきましたが、皆さんもニュースを見られた通り、日本の惑星探査機「はやぶさ2」が遠く離れた宇宙の小惑星「リュウグウ」から昨年持ち帰ってきて話題となった砂を分析しているJAXA(宇宙航空研究開発機構)から、数十種類におよぶアミノ酸が検出されたとの情報が飛び込んできました。

このニュースが持つ驚異の意味は、私達日本国民にどれだけの知識が備わっているかがキーになります。
というのも、このニュースを取り上げた報道ワイドショー番組の中で、MCやコメンテーターの方々が知らなかった! そういう意味だったのですねといったコメントをされていましたので、あえて記事にしてみました。
それはさほど難しいことではなく、私が書き綴ってきたこのブログ記事を読んでこられたユーザーさんでも、その持つ意味を共有できると思います。
今回はそんなお話。

小惑星”リュウグウ”とは

私も宇宙工学については詳しくないシロウトですので、今回は皆さんと一緒に学ぼうと、小惑星リュウグウについて少しリサーチをしました。
ざっとFAQ形式で分かりやすく言えば、こういうことなのだそうです。

Q)地球からのどれ位離れてるの?
A)およそ3億キロ

3億キロって、なんだか想像がつきません。 私はどちらかといえばミクロの世界のお仕事なので、ことさらイメージができません(汗)
そこで身近なところでものさしを探すと、地球の直径はざっと1万キロ。 ということは、この3万倍程度の距離ということになりますね。

うぅ・・・もう少しイメージしやすく計算。 飛行機(ジェット旅客機)で飛んでみましょう!
3億キロ÷時速800キロ=375,000時間
さらに分かりやすく
375,000時間÷24時間=15,625日
もっと・・・
15,625日÷365日=約4.3で、旅客機で4年と4か月ほどかかるそうです。

いやはや、これを遠いとみるか近いとみるかそれぞれとは思いますが、お月様でもおよそ38万キロで飛行機でも20日ほどで飛べる距離ですので、はるかかなたであることに間違いありません。
とはいえ、それでもこのリュウグウは太陽の周りを回っている太陽系惑星のひとつですので、宇宙の規模で考えれば全然近いのだそうですが。。。

Q)なぜ「およそ」の距離なの?
A)3億キロというのは、地球からもっとも遠くなった時の距離です

上で書いたように、この小惑星は地球と同様に太陽を中心に公転と自転を続けている惑星ですので、離れたり近づいたりを繰り返して動いています。
なので、もっとも遠く離れた時の距離が3億キロなのだそうです。

Q)どれくらいの大きさなの?
A)直径は900mの、とても小さな惑星

これは調べて、えっ???でした。
ちょっと走れば端から端まで人間でも数分で回れる小さな星!
そんなはるかかなたの遠い距離の、こんな小さな星をめがけてよくロケットでたどり着けたものだと、ある意味感心してしまったシロウトの私でした。
他の惑星とぶつかれば、アっというまにBANされてしまうような小さな惑星ですね。

Q)宇宙での位置関係は?
A)太陽を中心に、火星と地球の間を約1年3か月周期で回っています

この図が分かりやすく、太陽を中心としてこんな位置関係なのだそうです。

リュウグウ

ファン!ファン!JAXA!
リンク:https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/3325.html

少し(って言って良いのか???)地球よりも太陽から離れていますので、地球が1年で太陽の周りを回るのに対して1.3年掛かって回っているということなのですね。
で、地球とこれまでにもっとも遠い位置に行った時に3憶キロという距離になるという意味ですので、なんともイメージもできない壮大な距離ということのようです。
しかも太陽系の外側にある宇宙の世界は・・・と、キリがないし頭がおかしくなりそうですので、宇宙のお話はここまでにしておきましょう。

ちなみにこちらのメルマガで集まっていたコスメユーザーの生徒さんの中に、某国立大の宇宙工学を卒業してJAXAの研究者にいる科学者さんがいますが、こんな想像もつかない世界の研究をしていると考えると、私など足元にも及ばない頭の構造なのでしょうね(苦笑)
このニュースについて話を聞いてみたいような、聞いてみたくないような・・・。

アミノ酸が着目されるワケ

さて、小惑星”リュウグウ“がどんな存在なのか、少し見えてきました。
で、お話は本題に入っていきます。

今回、このリュウグウから採取された砂からアミノ酸が検出されたという事実が、大きなニュースとして報じられています。
それはなぜなのでしょう?
まさか、味の素がそこにあったのか?・・・なんてことを妄想された方は、おられないと思いますが(笑)

もう既にお気づきの読者さんもおられると思いますが、アミノ酸という言葉は化粧品の成分でよく耳にする言葉ですね。
このブログ記事でも、チョチョいっと検索すれば

こうして

リュウグウ

ポチっとすれば記事がこんなに

リュウグウ

46の記事でワードを使ってきています。
それ位身近な成分なのですが、話はそれではなくアミノ酸とはなんだったのかが話題の中心。
この中のこの記事に、まさに答えがあります。

リュウグウ

化粧品とコラーゲンの話(後編)
https://cosmetic-web.jp/column/collagen101/

そう、人間のカラダはコラーゲン、つまりはたんぱく質から作られており、これはアミノ酸が長く連なったものでできているからなんですね。
もちろん、これは人間だけでなく全ての生物が同じで、生命を持つ生物は全てアミノ酸でできているからなのですね。
もっと言えばそれはひとつひとつの細胞からのことで、全ての生物の細胞そのものがタンパク質、つまりアミノ酸から構成されているからというわけです。
もちろんそれは、植物も同じです。

さらに言うと、生物が地球に生まれた根源は単細胞の微生物からで、この最初の生物である微生物の細胞はアミノ酸が結合して設計されてどんどん進化し、今の私達人間という動物にまで進化してきたという、地球の歴史にたどり着けるニュースということになります。

というわけで、ニュースでも言われている「生命の根源」という言葉は、こういうことを意味しています。 地球以外の星にも生命が存在する可能性があるのでは?の提起ですね。

 地球と同じような生物が生息する星が宇宙にあるのかも?
 いやいや、もっと地球よりも創生が早く、私達よりももっと進化した宇宙人の存在?
 地球とは異なる環境に順応した異形の生物がいる星がある?

などなど・・・妄想が少し事実関係に繋がっていく可能性に、世界がワクワクしているという、そんなニュースなのですね。
とはいっても、この地球においても最初にこのアミノ酸が設計されたメカニズムは様々な学者さんの論評があり、まだ明確に解明されていませんので、私達がまだ想像もし得ない条件がある可能性もあるわけですが。

そして実はこれだけでなく、さらに私達を驚かせてくれる事実に直面しているのです。

有機物

ここまでアミノ酸のお話をしてきましたが、さらにアミノ酸を解読すると、これは化学の世界では「有機物」に分類されます。
有機物とは、簡単に言うとこういう事です。

化学構造に炭素(C)を持つ化合物

例えば、必須アミノ酸の中のロイシン。
これは化学式で書くと”13NO“となって、6個の炭素(C)が核になって構成されています。
こうして全ての有機物は炭素からできた化合物で、身の回りある自然由来の物質のほとんどが有機物です。 石油も同じ。
で、この有機物なのかそれとも無機物なのかを見分けるもっとも分かりやすい考え方が、炭素を持っているので「燃える」という事実です。 つまり身の周りで燃える物質は全てが有機物と考えればよいのですね。
例えば鉄やアルミニウムといった金属は燃えないですね。 これは無機物です。
シリコーンもケイ酸化合物で燃えないので、これも無機物です。

ということは、燃えるような境遇の星では有機物は存在しないはず・・・というのが原則になります。
そう、いつも私達が体験している通り、有機物は燃えると最後は炭素(つまり、炭)になりますので、もっとも単純な原子の炭素(C)になってしまうということなんです。

もうお分かりですね。
アミノ酸のカタチで成分が存在していて燃えるような高温になると、アミノ酸は燃えて炭素になってしまうということです。
つまりリュウグウは、燃えるような温度になる惑星ではないということの証しになるのです。
実は地球の歴史を紐解いてみると、今も地底にマグマが存在して噴火を繰り返している地域があるように、45億年前には燃え盛る火の玉だったのです。
そもそもが、生命はおろかアミノ酸といった有機物すらも存在し得る境遇の星ではなかったとされています。 まぁ、そこからどういうプロセスで有機物→アミノ酸→生物という進化を辿ってきたのかは、いまだ議論の域を超えないのですが。
いずれにしてもリュウグウは、既にアミノ酸が存在し得る環境の星である証明と言えますので、ますます生物の存在、もしくは近隣の星にそれが移行(欠片が飛散して他の星に着地)して影響を与えている可能性を示唆しているとも考えられます。

いよいよ、生命の存在が・・・というお話なのですが。

とはいえ残念ながら、生命の存在には他に欠かせない物質がありますね。
それは「酸素(O)と水」です。 もっと言えば「窒素」(N)もでしょうか。

と、これは人間という生物が考えうる英知の知識ですので、もっと進化した生物がいればこの論理は崩れる可能性があって・・・と、眠れない夜を迎えそうですので今回はここまでにしておきましょう。

JAXAからのさらなる分析情報を待ちましょう。
ではまた次週。

by.美里康人

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