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アトピー性皮膚炎との付き合い方 その1

さすがに梅雨本番に入り、ジメジメした日が続きますね。
布団の中のダニが気掛かりな、美里です。

こんにちは。

さて、以前にも書いた事がありますが
アトピー性皮膚炎というと
私はこの言葉がまだ一般的に認知されていない頃から
ひどい症状に悩まされていました。

当時は、何が原因かはさっぱり分からず
皮膚科の先生も、「だろう・・・」しか分からず
色々と試して頂いた記憶があります。

30代の頃ですから、もう30年ほど前のお話しです。

その症状はというと、それはもうひどいモノで
今になって人様に話をしても、到底信じてもらえない重症でした。
部位も、膝裏や腕の内側、お尻といった汗をかくところだけでなく
頭皮や顔までに渡っていました。
いわば全身のアチコチという感じでしょうか。

特にひどかったのは、顔面と頭皮でした。
常に表面に出ているため、手がいきやすいからです。

そう、その外観を分かりやすく表現すると
映画に出てくる「ゾンビ」です。

これ、誇張表現なんかではないんです。
当時の写真があれば公開したい位ですが
当然、この頃は自分を写真に撮るなんて事をするわけもないですし
とにかく恥ずかしさで、仕事以外の外出はほとんどしなかったくらいですから(苦笑)

当時はクルマ通勤でしたので
会社以外の人と合わずに日々を過ごせた事は幸いでした。

半年はこの状態が続いたでしょうか。

まぁ、この症状のひどさは
原因ははっきりとはしませんが、多種類のアレルギーも持っていますので
今思えば、アレルギー性皮膚炎も併発して相乗していたのでしょう。

頭からは常に顔面にまで汁が垂れてきていて
それはおぞましい状態だった事は忘れもしません(苦笑)
髪の毛のあちこちは頭皮から流れた汁が固まって
まるでラスタマンのように、束になっていました。

ただれた箇所から垂れてくる顔や頭皮の汁をぬぐうのに
常にティッシュを片手に過ごしていた事を覚えています。

さて、こんな私ですから
アトピー性皮膚炎とどう向き合うかは、色んなチャレンジをしてきました。

ステロイドに始まり、1年続けた漢方薬の飲み薬まで・・・。

もちろん、今も完治したわけではありませんので
未だにそのお付き合いは続いています。

その中で、やはりこの仕事をしていると皮膚病にも多少の知識が得られますし
お仕事柄、皮膚科専門医の先生ともたくさん知り合ってきました。
そして、この病いについて様々な先生方の見解や取り組み方を伺ってきました。

というのも
いまだアトピー性皮膚炎については
完治させる明確な治療法はみつかっていないため、です。

むしろ簡単に根治すると思わせるような怪しいコスメやサプリ、漢方薬は
怪しいと言わざるを得ませんし。

そしてその中で、小児のアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎の治療に長年取り組み
その学会でも、権威とされる京大の皮膚科専門医の先生との出会いが衝撃的で
なおかつ説得力があって非常に参考になっています。

といっても、治療を受けたわけでもなく、取り組み方のお話しを伺っただけです。
でも、そのおかげで今は、この症状で病院にお世話になる事は一切なくなりました。

悩んでおられる患者さんの参考にでもなればと思い
今回はそのお話しを書かせて頂こうと思います。

もちろん、私は医者でもなんでもありませんので
治療法ではなく、あくまで
「取り組み方」「上手にお付き合いする方法」です。

偶然にも、私の技術者仲間の中にも同様に
ひどいアトピー性皮膚炎で悩んでおられる方が多く
よく聞くと同じような付き合い方をされていますので
きっと参考になるかと思います。

次回は、具体的な方法とその意味するところについて書こうと思います。
それでは。

by.美里 康人

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