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アトピー性皮膚炎との付き合い方 その2

前回のアトピー性皮膚炎の記事をアップした直後に
生魚のアレルギーによるひどい蕁麻疹にヤラれてしまい
まさに本末転倒な皮膚科通いとなってしまった
美里でございます・・・。

いやはや、なんともタイムリーというか。。。;
本当に手足のあちこちに広がって痒みがひどく
寝られない一日となってしまいました。

その時の画像はこちら
アトピー性皮膚炎

ひどい部位のアップ
アトピー性皮膚炎

色気もクソもないおっさんの太もも画像で
すいません。。。(汗)

一時は近所にある椿の木につく
毛虫(の毛)が原因かとも思いましたが
診断の結果はアレルギー性蕁麻疹でした(苦笑)

ちなみに、同じような症状に突如として見舞われて驚かれた方
この画像をよくご覧頂ければ分かるとおり
こうして広い範囲が赤くなってボコボコと腫れたようになり
強い痒みを伴う症状

典型的なアレルギー性の蕁麻疹です。

食べ物が原因の場合は
対象の食材を口にした、その日のうちか翌日までに発症だそうです。
皮膚科で抗アレルギー剤を処方してもらえば
ほぼ一日で症状は改善されます。

私の場合は
チルド室に保存して少し日にちを経過した
アジのタタキでした(苦笑)

* * *

さてさて今日の本題、前回の続きに入りましょう。

まさにタイムリーな上記の病状のように
私自身は、アトピーだけでなく小さい頃からアレルギーがひどく
食材については覚えているだけでも
なす、たけのこ、れんこんなどなど
いわゆるアクの強い食材に弱かったそうです。

一年のうちに何度も蕁麻疹を発症し
行きつけの皮膚科に通わされた記憶があります。

そのため、サバやサワラ・アジといった青サカナも
念のため避けて通ってきました。

そんなですから、痒い症状が発生しても
アトピーなのかアレルギーなのか
よく分からないままに薬の世話になり
大人になるまでそんな状態が続いた事を覚えています。

そして化粧品工場に就職し
強い薬剤に触れる機会が多くなった事で一気にキツい病状が発症
これが前回書かせて頂いたような病状にまで至ってしまったというわけです。

未だに当時の要因はよくわかっていませんが
当時は香料を毎日大量に仕込んでいたため
その多量の揮発性物質がキッカケとなって
ひどく発症したと推察しています。

当時はやはり皮膚科の専門医にかかり
いわゆるステロイド剤での治療

症状がひどい時は飲みクスリ
そして患部には塗りグスリで、治療をしていました。
後ほど大人になってから分かりましたが
全てステロイドでした。

ただこのひどい症状の時には
もうステロイド剤では抑えきれる状態ではなく
治りかけてはひどくなるといった
悪循環の繰り返しに見舞われていました。

これは医学的に明確にはなっていませんが
ひょっとしたらいわゆる「リバウンド」といった言葉で表される
ステロイド剤の副作用だった可能性もありますし
アレルギーを併発してそれに気付かなかっただけの可能性もあります。

これは大人になり、業界入ってから分かった事ですが
いずれにしてもステロイドは
あくまで皮膚の炎症やアレルギーを抑えるおクスリ

加えて、神経に作用して痒みの症状を緩和する薬剤も処方されます。

つまり、痒みや赤み、そして患部の炎症を改善する薬剤です。
そのため、根本的な皮膚体質を変えるわけではありません。

そこで本質的に解決する方法はないかと探したところ
こういった西洋医学とは異なる治療の考え方の、東洋医学
いわば「漢方薬」での治療を試みました。

とにかくその皮膚科専門の医学博士の先生に言われた事は
「1年は継続しなさい。」
と。

東洋医学の考え方は
症状を抑えるわけではなく、根本的に体質を改善する医療法
となると、最低でも1年の期間を要すると言われます。

こうしてアトピーとアレルギーの体質を改善するため
専用の漢方薬を処方してもらい
あり得ないほど激苦いお薬の治療が始まりました。

当時はもちろん保険など効きません。
1包100円を日に3包。
一カ月にすると9,000円でしたが
タバコ代と思えばと、考えないようにしました。

毎日3度の苦い飲み薬は、かなりのストレスでしたが
もし、あの苦しみから解放されるならと
自分なりに真剣に取り組もうと心に決めていました。

するとどうでしょう。
半年経つとこれまでの皮膚疾患の事を忘れてしまったかのように
痒みに悩まされる事がなくなった事に気付きます。
いつのまにか、体質が変わっていたのかもしれません。

その翌月に先生のところにクスリをもらいに伺い
この話をしたところ、先生いわく

「あなたの場合は、良い方に体質が変わったのだと推察できますね。」

先生としては、こうした治療はある種の賭けにも似たところがあるらしく
推定の処方薬が合わなかった場合は
悪い方向に体質が変わる事もあるらしいのです。

そういう意味では私の場合は
全てが良い方に変わったという事だそう。
まさに「体質改善」が成功した典型的な例だったようです。

それは他の部分にも影響していて
この頃から風邪をひかなくなった事にも
後ほど気付いていきます。
つまり、ウィルスにも強くなったよう。

実はこの歳になっていまだ
インフルエンザなるものを経験した事がありません。
身の周りで
予防接種をせずにそうした方は聞いた事がありません。

それどころか、風邪っぴきで寝込んだ事すら皆無に近く
思わぬ効用に至ったようです。

周りのみんなには
「悪質な〇〇菌(私の本名)には、どんなウイルスも勝てないんだろ。」
そう、毎年悪態をつかれていますが(笑)

で、今回のお話しは

「ならば、やっぱり脱ステロイド。 漢方薬が良いのか?」

実はそういう落としどころではありません。

なぜなら、かといって私の場合も
完全にアトピーやアレルギーが治ったわけではないから
です。

まさに先日が良い例ですが
いまだ、これらの病状とはお付き合いが続いています。
しかしながら、昔のようにひどい症状に至る事はなくなりました。

それはどういう対策をしているのか?

長くなりましたので、最終章は次回へと持ち越します。
今日はこれまで。

by.美里 康人

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