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2007年美容業界決算(FILE No.069)

メルマガアーカイブ

◆◆FILE No.069 / 2007年12月配信◆◆

2007年美容業界決算

いよいよ週末はクリスマス。
今年はどの限定コフレを手中に収めましたか?
まだ間に合うアイテムもあるかもしれませんので
サイトのxmasコフレ特集を最終チェック!

ちなみに、限定モノ入手にちょっとした裏技。
実は都会から離れた
ちょっとばかりマイナーなコスメカウンターはねらい目。
ひっそりとお宝が眠っていたりするんですよね。

普通ならできない電話予約ですが
在庫放出となると話は別。
予約だけして取りに来ない方とか
結構多いそうです。
有名店のカウンターでも
一度電話一本かけてみることをおススメ。

毎年恒例になった業界人向け各ブランドのセールなどを見てみると
前年の限定コフレが結構残ってたりするんですよね(苦笑)

*

という事で、余談はこれ位でさておき
本年最後のメルマガになりました。
一応、年の最後らしく
今回は2007年の美容業界を〆て終わる事にしましょう。

* * *

まず今年は
「毛穴元年」とでも題しましょうか。
それ位、毛穴に注目された年だったように思います。

もちろん
角栓をブッコぬくタイプのシート系角栓クリアアイテムは
何年も前から流行しましたが
結果的にそれが逆効果になって
「さらに広がった毛穴はどうにもならな~い!」
という現実に着目されたのが今年。

つまり
数年前からブッコ抜くのはよくないと言われはじめ
やっぱりそれは確かみたいだから止めてみた。
すると
すでに毛穴が広がってしまったお鼻の頭はさらに真っ黒け・・・。
と、こんな感じでしょうか。

まぁ、というか
業界も、美白・アンチエイジングと
もう流行へのお題がなくなってしまったという手詰まりも
加担しているのかもしれませんが(苦笑)

それはさておき
そんな過程を経て今年は
毛穴がさまざまな女性の肌悩みに繋がっている事が分かってきた
そんな一年だったように思います。

・毛穴の目立ち・陥没
・ニキビ
・鼻や肌の黒ずみ
・オイルアレルギー
こんなところでしょうか。

ただし今年の特徴は
「コレがイチバン!」
といった決定打が出てこなかったところにあります。

いかがでしょう。
おそらく皆さんの頭に
「コレです、コレっ!」
といったおススメアイテムが思い浮かばないままに
終わってしまった年だったはずですね。

かといって、各化粧品メーカーを含め美容業界は
そんなユーザーのお悩みを
手をこまねいて黙視していたわけではありません。

幾度となくメルマガでもとりあげましたが
大手各社を含め
皮膚科専門医や大学の研究室をまきこんで
さまざまな毛穴に対する研究が進んできました。

ただ
進めば進むほどに毛穴の皮膚科学は難解・・・。
その開口部の大きさ・カタチ・深さ・周辺の異常・個人差などなど
ましてや一気に解決などできるシロモノではないところから
コスメの進展は安閑とした一年で終わってしまった。
そんな年でした。

いいつつも、現時点において
資生堂や花王などの大手はようやく
毛穴を縮める可能性のある素材の特定にたどり着いてきていますので
希望の灯は見えていると考えてよいでしょう。

ただし、やはりそれは
合成成分に依存しなければならないのが現実です。
アンチエイジングとは
お肌の悩みに逆行することに他ならないからですね。

昔の人のように
お肌が自然に歳を重ねる事で起きる少々の悩みであれば
いちいち考え込まない事も大切なのかもしれませんね。
昔の人はキレイだったという説を唱える人もいますが
「何千万人もいればそんな人もいる。」
これ、当たり前。
現代でも皆さんの周りに必ず
「ぎょっ!この人、すっぴんなのに何歳???」
って女性はいますから。

*

さてお次の話題は、高級コスメです。
今年、流行りましたね~。
ポーラの最高級コスメ『ザBA グランラグゼ』

これが前年末に出てからというもの
その売れ行きから
他社ブランドも続々と高価格アイテムをラインナップ
またはリニュを果たしましたね。
しかも、きっちり売れに売れたとの事。

これは景気の回復と推測するムキもありますが
でも庶民のお財布は全く潤ってないですから(苦笑)
という事は
やはりワンコインコスメではその効果は・・・。
と、ユーザーが気付き始めたのが現状といったところでしょうか。

ただし、実はこれにもっとも強い影響を与えたのが
女子高生の”オネエブーム”

良いのか悪いのかは疑問ですが
今の女子高生は大人顔負けっ!
メイクもそうですが
ファッション・持ち物・立ち居振る舞いにいたるまで「オネーサン」。

休日に街を歩いていると
誰が学生で誰が社会人なのか、全く見分けがつきません。
ドラッグストアのコスメコーナーやソニプラ(現PLAZA)などは
高校生で埋め尽くされています。

これでおもしろくないのは社会人女性。
美容に関してはプライドがなによりの要め。
まさか同じコスメコーナーで化粧品を買うわけにはいきません。
ワンコインコスメをカゴに入れるところを見られるなんて
持ってのほかですね。
それが高校生の娘さんがいるお母さんとなると
言わずもがなというところ。

この悪循環が今では
ワンコインコスメが全く売れない状況を招いています。
そう、高校生ですら
カワイクナイ100均コスメには手を出しません。

という事で
社会人女性のプライドが
高級コスメに手を出させたという顛末。

まぁ、それはさておき
確かにワンコインコスメと高級コスメでは
その配合成分に違いがあるのは当然の事。
それが機能なのか、美容成分なのか保湿成分なのか
そこはこちらのサイトやスクールでお勉強してもらうとして
いずれにしても年齢とともに必要とされる潤い成分は
異なってくるのは認めなくてはなりません。

ただし
お値段に比例してその効果がお肌に現れるかどうかは
これはまた別問題としておきましょう。
しっかりとこのメルマガで学んでいって下さいね。

*

さていよいよ最後となりました。
一般ユーザーの知りえない今年一年の
業界裏側においてのトピックになります。
ここからは内緒話です(笑)

2007年は、複合原料元年だった!
とでも申しましょうか。
では、複合原料とはいったいなんでしょう?

つまりは化粧品を作る際に原料となる基本成分が
予め原料メーカーによって混合された素材という意味です。

簡単に言うと
各化粧品会社がこの複合素材を入手して
カンタンに化粧品が作れる時代になったというわけです。

もちろん
それは大手中小を含め全ての化粧品会社において
同じ素材を購入できるという意味になります。

はてさてこの複合素材が
ユーザーにとって驚愕の新事実をもたらしているのです!!

そしてその新事実を見極める事は
貴女にもできるというトピックになります!

発刊以来まれに見るこの先の裏情報話は
新年のメールマガジンにて公開することにしましょう(笑)
手作り講座をご受講の方々は
ちょっとだけアンテナに引っかかったかもしれないですね^^

来年もいきなりからヘビーかつレアな裏情報でスタートするこのメルマガ。
恐れを知らずパワフルにまいりますゆえ
2008年も、よろしくお願いもうしあげますm(__)m

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