◆◆FILE No.033 / 2006年12月配信◆◆
機能性コスメ評価法~その3:日焼け止め
さて、今回は機能性コスメ評価法の最終章で「日焼け止め」を取り上げます。
日焼け止めの機能と言えば
当然の事ながらそのサンブロック効果という事になります。
ただ、これに関しては機能といっても
お肌内部のメラノサイトで起こる生体内反応が基盤になりますので
さすがにこれを五感で判定する事は不可能です。
そこで、日焼け止めで次に重要な機能としてあげられる
『耐水性』について評価の仕方を書いていきましょう。
先ごろは
専用のクレンジングでなければ落とせないほどモチの良い商品や
逆に、キッズ兼用で石鹸で落ちる日焼け止めという商品も販売されていて
その耐水性はさまざまです。
しかしながら基本的に日焼け止めは
水にある程度の耐性がなければ
海水浴での水
そして汗や物理的な接触によって落ちてしまい
肝心なその本分である紫外線をブロックする効果が
失せてしまいます。
そこで、石鹸にて落ちるかどうかは別にしても
この耐水性というのは、非常に大切な要素となってきます。
つまりは
この耐水性がモチの良さに繋がってくるわけです。
では、早速その方法に入っていきましょう。
もっとも、日常からよく観察されている方は
そんなの自分で判断できるというような事かもしれませんが
改めて再確認して頂きたいところです。
手順1
肌リセット
まずは、いつも通り食器洗剤などの合成洗剤で手をリセットします。
今回は、手の甲だけで十分です。
今回は、手の甲だけで十分です。
手順2
素肌チェック
リセット後の状態を確認するために、キレイに洗浄後の状態を確認しておきます。
通常は、写真のように水をはじかず均一に濡れる感じになるはずです。
このリセットされた状態を記憶しておいて下さい。
通常は、写真のように水をはじかず均一に濡れる感じになるはずです。
このリセットされた状態を記憶しておいて下さい。
手順3
日焼け止めを塗布
次に、その洗浄した手をよくタオルドライした後、チェックしたい日焼け止めを手の甲の一部に塗布します。
手順4
耐水性チェック
塗布したところで、水でその部分を濡らして少しこすり、撥水した時の状態を観察します。
あり得ないとは思いますが、もちろんこの時点で濡れが均一で水をはじかないのはNGなのは言うまでもありません。
あり得ないとは思いますが、もちろんこの時点で濡れが均一で水をはじかないのはNGなのは言うまでもありません。
手順5
耐水性の観察
次に石鹸を一方の手に塗り、水とともにその部分を洗浄します。
そして、日焼け止めを塗布していた部分の水のはじき具合を観察します。
この時点でまだ水がはじくようなら石鹸では落ちにくい耐水性という事になります。
そして、日焼け止めを塗布していた部分の水のはじき具合を観察します。
この時点でまだ水がはじくようなら石鹸では落ちにくい耐水性という事になります。
手順6
落としやすさの確認
その後、普段使っているクレンジング剤を使用し、その後の水はじき性を確認します。
この場合は最近流行の某大手メーカーの水性クレンジングを使用しましたが、ほとんど落ちている事が分かります。
この場合は最近流行の某大手メーカーの水性クレンジングを使用しましたが、ほとんど落ちている事が分かります。
手順7
W洗顔後の肌状態の確認
一応、石鹸でその後洗浄し、どの程度までクリアになるかみてみましたが、さらに水の濡れ性はよくなり、これで最初のリセットした状態と同様にまでクリアになりました。
こうした撥水性のテストは
各々の行程で一方の指を使い
残り感をチェックする事で一層信憑性は高くなります。
意外と石鹸で落ちると書かれてある商品も
落ちていない事が分かったりしますよ。
このテスティングは
他のメイクもののモチをチェックするのにも使え
購入した時には必ず確認すると
商品の特性をみるための参考になります。
お試し下さい。