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マジックのマジック???

クレンジング

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美里康人

今回は、この業界に長年根付く
おかしな慣習についてのお話。

この業界で長くやっていると
その昔、今では笑えるような常識みたいなものがあったことに
思わず苦笑いすることがあります。

例えば、商品の性能をお客さんにアピールする際
つまりは、営業に回る時ですね。
分かりやすい色んなツールを営業マンの方が用意します。

そのひとつ。
当時は、ミネラルオイルといった合成オイルを使っていないという
その証しをお客様に見せるのに
商談の場でクリームをライターで炙ってみせるという
そんな手品師のような実験を見せてたそうです。

つまり、石油由来のオイルが含まれていると
黒い煙が出るという現象を
逆手にとってみせる営業トークだったようです。

他社製品を目の前で燃やして見せることで
自社のは煙が出ないと
営業材料として使っていたそうです。

我々研究者からみれば
他にもいくらでも黒い煙が出る成分があるので
無意味だ…と思ってスルーしていましたが
まぁ、今では笑い話のような時代でした。

そんな営業ツールですが
同様にクレンジングアイテムをPRするあるある手法を
まだちょっと前まで利用している
営業さんがいたことがあります。

それが
「油性マジックを使ったメイク落ちテスト」です。

昔ならまだしも…というお話なのです。

これ、皆さんもやってみられれば分かりますが
いまどきの油性マジックは
いくら頑張っても落ちません(笑)

はい、これが証拠写真。

いろはねクン、結構ガンバって落としてくれましたが
残りまくりですね。

そう、マジックも時代とともに進化し
昔のマジックとは質も違う
というわけですね。

ちなみにこれに使用したクレンジングは
まず落ちないメイクはない
(ウォータープルーフマスカラは例外)
オイル系のクレンジング商品です。

この営業手法を用いてた頃の昔は
逆にロングラスティングの口紅の方が落ちにくかったため

「いやいや、油性マジックはフツーに落とせるでしょ…。」
逆にツッコミを入れるべきだったんですが
今どきは反対という次第であります。

もし化粧品メーカーの営業さんがご覧になられていましたら
このような安直な手品営業は
失態を招くこと、お見知りおきを。

ということで
実は今回これを思い出したのには理由がありまして

と、ある化粧品研究者さんと名乗るブログさんに
こうしてさも正統性があるかのようにアピールし
商品を評価している記事をみつけたから
なんです。

しかも、「落ちないクレンジング」と
メッタ切りにしてましたねぇ…。

いかんですよ、アレは。
メーカーさんに激おこされても仕方ないですし
罪深いです、ほんとに(苦笑)

もう悪態はつきません。
論より証拠、ということで。

ちなみに本当にきちんとクレンジングの機能評価をする方法は
タイムリーにも
新人クンがブログ記事にしてくれています。
参考になると思いますよ。

いろはねクンのブログ記事

 

初めての実験!~新米コスメ技術者のドタバタ奮闘記

では、また。

by.美里 康人

2 COMMENTS

管理者

(2019年11月28日 07時39分07秒 このちゃんさんより頂いたコメント)
こんにちは

ランキングからきました!
ミネラルオイル、確かに長期で使ってたらよくないものではありますね。
クリーム燃やすとかウケますね!
油性マジックって、アルコールだと結構とれませんか?(肌だと完全には無理ですけど)
また色々面白情報きたいしてますね!

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美里 康人

(2019年11月29日 09時12分22秒返信)
このちゃんさんへ

コメント、ありがとうございます。
「見て分かる・触って分かる」コスメの差別化は大事と思いますし、そういう意味では、お笑いの中にも考えさせられることがありますね。

いまや市場の商品は、美容成分のPRしか目にしないですし。

そう、油性マジックは有機溶剤、つまりアルコールならキレイに消えますね。
ただこれも、メーカーによってはかなり消えにくいものがあったりで、日々改良されてるようです。

そして実はもっとも進化しているのが「水性インク」。
乾くと、水どころか油でもアルコールでも落ちない凄い技術。
今や、雨にさらされる外で使用する塗装も、ほとんどが水性ペンキなんですね。

これ、ウォータープルーフマスカラにも応用されているんです。

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