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目が乾く??(FILE No.058)

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◆◆FILE No.058 / 2007年7月配信◆◆

目が乾く??

すいません・・・間違いでした。
目がじゃなく、「目の周り」でしたね(汗)

アンチエイジングケアというと
まずはこの目の周りのケアとよく言われます。
アイクリームといったアイテムが
それに相当します。

失礼な書き方になりますが
年齢も30歳を過ぎてくると
この目の周りのたるみや
そしてシワが気になるのは
皆さんも経験済みのことかもしれません。

この目の周りですが
なぜここに加齢の現象が大きく表れるのでしょうか。

今日はそういった事を少し考えてみましょう。

それにはまず
この目の周りの皮膚科学について
当然少し研究してみないといけませんね。

まずまぶたを含めた目の周りというのは
いつも目がまばたきをしているために
常にその周りの皮膚が
引っ張られたりゆるめられたりしています。

なものですから
どうしてもシワになりやすくなります。

例えば表情ジワと呼ばれる口元のシワ
これも笑ったりする事で繰り返し皮膚が引っ張られ
そして縮められを常時繰り返すので
縦ジワになるわけです。

*

次に皮膚の構造に目を向けてみると
この目の周りの皮膚というのは
他の部分に比べて薄くなっています。

伴って角質層の厚みも他の部分よりも薄く
頬の周りが平均して15層くらいなのに対して
12層程度となっています。

もともと皮膚のバリアというのは
角質層によって担っていますので
角質層が薄いとどうしてもバリアが甘くなり
乾燥を招きやすくなります。

こうなるとお肌の弾力維持にとってもっとも重要な
水分と油分がどんどん崩れた角質層から抜けてゆき
お肌は悪い状態へと向かう事になります。

そう、引っ張る力もなくなるために
たるみ、そしてゆるみといった現象に繋がり
シワへと移行していきます。

これがいわゆる「老化の道」という事ですね。

こうした事を考えると
老化への道を少しでも防ぐために
水分と油分をしっかりとこの部分に補う事は
とても大切な事になります。

そう。
やはりお肌には保湿が重要なキーになるという事です。
つまり、アイケアと呼ばれるアンチエイジングクリームは
とても重要な役目を持っているという事ですね。

ただし
紫外線などで真皮から傷ついているシミ
そしてDNA損傷などは
こうした事では修復することは不可能です。
そこは、分けて考えなければならない事を忘れずに。

やはり今ヨーロッパでさかんに叫ばれているように
紫外線対策には真剣に取り組まなくてはなりません。

というのも
DNAの損傷は、遺伝子レベルの問題ですから
お子様、つまりは子孫にまで影響を及ぼすからです。

* * *

さて、前回お話しましたスクワランオイルのパニックですが
やはり今週に入ってから化粧品業界において
一気に高騰の様相を呈してきました。
来週にかけてさらに高騰と
タマ不足が加速する事でしょう。

でも
果たして化粧品にそんなにスクワランが必要なのでしょうか???
私にはそれほど必然性は感じられませんけどね(苦笑)

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