今回、アシスタントのゆっきーや
研究後継者として奮闘中のいろはねクンとともに
私達の活動グループでブログやHPに使用してきていました
キャラクターイラストをプロの方にお作り頂きました。
自分も活動開始から年月も経過し
じいさんになって髪も薄くなり・・・。
・・・とまぁ、それはさておき(汗)
作成頂いた方は美容に特化したHP設計や
デザイニングといった分野の
プロの方ですが
私達のできない事を完璧にこなしてくれる
心強いビジネスパートナーです。
■「プロ」って?
そういえば、この「プロ」という言葉に
過剰に反応される方もおられるのですが
違和感を感じることがよくあります。
職務として皆さんも担っておられるお仕事では
「プロ」ですよね?
それで生計を立てておられる方は
全て「プロ」と言えます。
少なくとも私はそういう理解で
この言葉をよく使用します。
また、仕事をする上で大事なことは
「プロ意識」ですし。
先日もアシスタントと仕事で遅くなり
回転寿司でお持ち帰りを頼んだのですが
閉店間近だったにも関わらず
アルバイトと思われるお若い女性店員の方の応対が非常によく
「お寒かったでしょうから、お茶をどうぞ」と
熱いお茶を入れて下さったり
外は雨にも関わらず
受け取り後には外まで見送りに出て下さったので
思わずアシスタントが
「あの子は、接客業としてどこに行っても通用する人材だよね。」と。
まさに私も「接客業のプロだな」と
感心致しました。
■プログループ化
で、私達化粧品をプロデュースするための「美育」のグループには
こうした様々のプロの精鋭の方々が揃っています。
ここが、一般的な化粧品OEM企業とは異なる
差別化点と言えるでしょうか。
では、化粧品をプロデュースする上で必要な
どのような精鋭の陣容なのか
今回は少し話題にしてみたいと思います。
これから化粧品ブランドを立ち上げたい!
いいオリジナル化粧品を作って販売したい!
などと夢をお絵描きの方々に
参考になればと思います。
また
「ウチのOEM会社ではそういったサービスが必要だ。」
と、参考になるかもしれませんね。
私の研究処方開発は除いて
まずは列記してみます。
■化粧品をプロデュースするためのプロ集団
①成分分析、品質試験、使用評価試験、安全性試験の技術者
②マーケティングリサーチのプロ
③化粧品輸出入、新規成分INCI登録の専門家
④特許、登録商標など、知的財産権の専門家
⑤化粧品生産工場
⑥販促、ブランディング、広告など、プランナーのプロ
⑦プロデザイナー
⑧薬機法や景品表示法の専門家
分かりやすく少し説明を加えますと
①微生物の防腐試験や、人への安全性試験
そして、様々な化粧品を評価する試験など
私達は専門の試験設備は保有していませんので
この道の専門家の方と連携をとります。
②市場リサーチや傾向などは
大手ブランドさんにおられた
専門分野の方でなければ分からない手法を用いて
市場調査やデータ採取をしてくれます。
大手ブランドさんリサーチセンター出身の方を
頼りにしています。
③新しい化粧品のプロデュースには
もう新規な成分開発を抜きに語れません。
そして、美容業界は今や
海外とやりとりできなければ話になりません。
各国の薬事や成分の許認可など
プロの方の力を借りなければなりません。
④化粧品は全成分の表記義務とともに
ノウハウが簡単に流出する時代に突入しています。
特に私達のような人間がみれば
真似っこは容易にできてしまいます。
メーカーさんの固有の技術は
私達の作る側が守ってさしあげなければなりません。
そのためには
特許は重要なツールになりますね。
⑤私の会社の場合は
化粧品を製造する工場はありません。
なので、より安く、より早く、より良い品質で
そしてなにより
弊社の技術が外に出ないよう
ノウハウを守ってもらえる
一心同体で生産してもらえる工場さんと組まなければなりません。
⑥メーカーさんにとっては
売れてナンボの世界。
また私のような技術屋は
その技術をPRする方法や
表現が全くできません。
ここはその道のプロの方に
力添え頂かないといけません。
⑦冒頭で書いたように
私達のような技術屋は
ビジュアルやデザインセンスが全くありません(苦笑)
もう書くまでもないですね…。
⑧私達化粧品技術者も
薬機法はもちろん詳しくなければ
仕事にはなりません。
しかしながら
メーカーさんが広告を作る
パンフレットを作る
そしてHPを作るとなると
微妙な表現や言葉が
摘発対象になります。
そして、ボーダーラインは日々変わります。
ここは法律も含め
専門分野の方に任せる必要があります。
テキトーなことは言えないですしね。
以上ですが、弊社では足りないこういった精鋭の方々と
連携してメーカーさんのあらゆるニーズに
お応えしているわけですね。
■なぜ一手の企業に全て任せない?
でも、フツーに考えてみれば
OEM工場にお任せすればいいんじゃないの?
確かに昨今は
様々な部分においても顧客サービスとして
サポートしてくれるOEM工場さんも多くなりました。
ただ、長くこの業界にいて
「真の意味で、顧客の立場になって責務として全うできるか?」
これを追い続けていくと
企業の中にいるとどうしても
サラリーマン・・・。
■独立採算で取り組むことの意味
つまり
「お客様が満足できなければ報酬が頂けない境遇」
これを前提に課題に取り組むのとでは
結果に雲泥の違いが生じると感じるのですね。
いや、まぁ、振り返れば
自分自身もそうでしたし(苦笑)
* * *
「顧客満足度」という言葉があります。
まだまだ100%に至っているとは思えませんが
いかに近づけるかを意識しないといけませんね。
ただし、私達にも「申し訳ありません・・・。」と
ごカンベン願う事態があります。
これは企業ポリシーとして、ですが
「いかに安く、そしていかに大量に」
これは手掛けない事としています。
なぜなら、私のポリシーが
化粧品は女性にとっての夢の商品であると
思うからです。
私自身も、膨大な利益を夢にはしたくないですね。
と、「女性にとっての」は
いまや男女差別的発言でしたね・・・すいません!
では、また。
by.美里 康人