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美里康人

フォーラムへの返信

10件の投稿を表示中 - 1 - 10件目 (全54件中)
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  • 返信先: 使用中のクレンジングについて #683
    美里康人
    キーマスター

    渡邊様

    こんにちは。
    ご質問、まことにありがとうございます。

    当BBSのポリシーとしまして、↑に明記しております通り商品の評価(良し悪し)はさせて頂かない方針で運営させて頂いていますが、全成分と製剤から想定できる性能の傾向などを参考までに書かせて頂こうと思います。

    特にこういった機能性コスメは機能が製品価値になりますので、その辺りを推定させて頂いてご参考にして頂ければと思います。
    私自身が様々な市販コスメの開発を職務としておりますので、何卒ご理解頂ければと思います。

    で、本題になりますが、まずユーザーさんの立場に立って、標ぼうされている製品PRの内容に間違いがあるのは、指摘する必要があります。

    私も真意を確認させて頂きましたが、確かに「アミノ酸であるアルカリ性のアルギニでメイクを落とす」と明記されていますね。

    この部分、残念ながらこのL-アルギニンはアミノ酸である事には間違いありませんが、これはゲル化としての合成ポリマー「カルボマー」を中和するためのアルカリ剤として使用されており、この時点ですでにアルカリ剤としての機能は失われていますので、メイクの洗浄メカニズムとして謳われている機能は有していません。

    一般的に、この中和用のアルカリ剤には「水酸化Na」などが使われるところを、アルギニンに替えたという製剤になります。

    実際に、機能の説明をさらに読み込んでいきますと、「商品自体は弱アルカリ性」となっており、カルボマーのゲル状を維持しなければならない事から、およそ7.5前後のpHと推定されます。

    この領域は弱アルカリとは言わず「中性領域」ですので、アルカリ剤の持つ機能に期待はできません。

    ちなみに表示の位置関係が前の方にある事をアピールされていますが、カルボマーの中和のアルカリ剤にアルギニンを使うと配合量が多くなる(分子量が大きい事で)ため、前の方に位置する事になっているという理由です。

    これを踏まえて、おそらくある程度のメイク落とし効果が得られているのは、※印をおつけ頂いた「コカミドDEA」の方です。
    これはアニオン活性剤で洗浄成分ですので、()内の配合目的に?がつくことになります。

    この整合性は、ご自身でも確認する事ができます。

    ①水を足して泡立てネットでワシャワシャやると、少し泡立つ

    ②cosietic-info.jpさんか、美肌マニアさんのサイトでこの成分を検索に入れ、この成分が使用されている製品を調べれば、大多数がシャンプーの洗浄助剤に使われている事が分かる

    それから、加水分解シルクではメイクを落とす事はできませんので、ここは過度なPRと考えるべきでしょうか。

    以上ですが、かといってこの製品が安全性に問題があるといったことではなく、この製品でPRされているようにお肌への負担も非常に少ない商品と感じます。

    その一方で、これで市販のメイクがきちんと落ちるとは到底思えません。
    おそらくもう一つの製品の、洗顔フォームの方がはるかにメイクは落ちると思います。

    優秀なのは、むしろこの洗顔フォームの方ですかね。
    安全性もかなり高いと想定され、きちんと汚れも落ちて大手ブランドさんの石けん系とはきちんと差別化されていますし、付加価値も高いと思います。

    ただ、メイクを落とすためのクレンジングとしてはやはり弱いですし、日焼け止めや、シリコンが多い下地・ファンデを落とすには非力過ぎます。
    オーガニックなど、自然派系のメイク製品であれば対応は可能かもしれません。

    この辺りは、ブログの過去記事で正しくクレンジング製品を見極めるための記事をアップしております。

    ■貴女のクレンジング、落ちていますか?~その1
    https://cosmetic-web.jp/column/cleansing-4/
    ■貴女のクレンジング、落ちていますか?~その2
    https://cosmetic-web.jp/column/cleansing-5/

    一度、お使いのメイクでテストされて、お肌や毛穴に残っていないか確認されてはいかがでしょう。

    最後に私達が開発したクレンジングジェルを商品化頂けるメーカーさんが何社さんかあるのですが、申し訳ないです・・・。
    私の立場は公にしない事を原則にしておりますので、本当にすいません。

    中立を保つため、職務の立場をご理解頂ければ幸いです。

    返信先: ワセリンついて #697
    美里康人
    キーマスター

    >TTT様

    真摯に受け止めて頂き、ありがとうございます。
    文章でのやりとりは言葉のニュアンスがうまく伝わらない事も多く、誤解を招いていないか心配しておりました。
    本当によかったです。

    ご返信を拝見し、どこかひと皮剥けられた印象を受けます。
    セラミドミストを一度サっと水で流すという方法は、非常に面白いと思います。
    私も参考になりました。

    というのも、このやり方はまんざら理に叶っていないわけではないと感じるからです。
    なぜなら、この製品は疑似セラミドをインナーに取り込む事を目的に設計されているためです。
    ですので、表面に残る余分な成分を水で流してもインナーにはセラミドは届いていますし、コメント頂いたように内面のもっちり感は持続している事が分かると思います。

    きちんとお肌と向き合うと色んな事が見えてる事が分かって、よかったです。

    最後に全成分ですが、最初はわけの分からないカタカナばかりでイラっとしてしまうと思いますが、ようは慣れです。
    どこかのキッカケで、ひとつの事が見えると一気に視界が開けるような段階が来るはずですので、少し頑張ってみて下さい。

    もしもどうしても分からない成分に出くわしましたら、遠慮なくメールでご質問下さい。
    今ならまだこのBBSにたどり着いているユーザーさんは古株さんばかりですので、比較的空いています(笑)

    まずは一歩前へ進まれたようで安心致しました。
    若々しいお肌を目指して頑張って下さいね。

    返信先: ワセリンついて #695
    美里康人
    キーマスター

    追記になります。

    今一度自分の回答を読み返すと、ちょっと不親切と感じましたので、追記させて下さい。

    化粧品を選ぶための知識を身につけられるのが、もっとも早道と感じます。
    一時的には商品がみつからず遠回りかもしれませんが、正しく判断ができれば間違いのない選択ができると思いますし。

    例えば、パミロールスロンの洗顔料は、全成分を調べられましたか?
    なかなかみつかりませんが、きちんとみつかるまで探し、全成分のすべてに納得がいくまで手を出さない事ですね。
    どうしても入手できない場合は、問い合わせすれば教えてくれますよ。
    (教えてくれない場合は、そのメーカーさんは捨ててOKです)

    次に、全成分の名称に対して正し知識を仕入れる事ですね。
    化粧品会社など、販売に繋がっている人からの情報はNGで、できるだけ学術的な情報から知識を得て下さい。

    少なくても、どれがオイル成分でどれが水溶性保湿成分で、どれが界面活性剤で防腐剤・酸化防止剤はどれなのかは間違いなく判断できるレベルが身につけば、かなり確率の高い選択眼が得られると思います。

    そして次は、皮膚の生理について正しい知識を得る事です。
    割と難しくない書籍で、図書館あたりで知識を仕入れられるのがオススメです。

    最後は、ご自身の肌診断と化粧品の使用感判定が正しくできるように、五感を研ぎ澄まして判断力を訓練する事ですね。
    思い込みはもっとも良くなく、意外と自分の感覚を信じ込んでいる事が多いので、自分をニュートラルにして取り組む事が大切です。
    (いろはねクンのブログが、非常に参考になりますよ)

    私達化粧品技術者も、ここには相当の年数を使います。

    という事で、いずれかひとつでも前向きに検討してみられれば、化粧品に対する見方が変わってくるかもしれませんね。

    ご参考までに。

    返信先: ワセリンついて #694
    美里康人
    キーマスター

    >TTT様

    追記のご質問、ありがとうございます。
    順を追ってお答えさせて頂きますね。

    ①ワセリンの是非

    すいません・・・私の書き方が悪く誤解があったかもしれません。
    「スキンケアにおすすめできない」という意味は、ワセリンそのままを全顔に使うのはオススメできないという意味でした。

    ワセリンはいわば高重合のミネラルオイルですので、以下のような状態になるかと思います。

    ・油分が多過ぎてベタつく
    ・テカる
    ・皮膚が隠ぺいされる

    特にベタつきに関しては、全顔だと厳しいと思います。
    そして、皮膚の構造と生理を考えても、油分ばかりだと圧倒的に油分過多になってしまい、皮膚の生理としていいバランスになりません。
    油分・水分はバランスをとってこその正しいケア・生理に繋がりますので。
    一時的にコンディションが悪くなくても、長いスパンで考えると老化促進・過敏肌といった影響が出てくる可能性を懸念してしまいます。

    拝見していないので正確な事は言えませんが、お肌の傾向からしますと、いい化粧水をみつけらればシンプルケアが完了するように感じます。

    部分使いであれば悪くないと思います。
    ワセリンをシンプルに使った乳液かクリームがあれば良いと思うのですが、界面活性剤などがほとんと使われていないコスメを探すのがなかなか困難ですね。

    ②毎日のスキンケア

    必要か必要でないかと問われれば、保湿化粧品を使用しなくても特に困る事はないと思います。
    この答えには、ふたつの選択肢があります。

    1)老化・劣化を受け入れる
    シワといった年齢なりの老化と、どうしても紫外線などで細胞が損傷を受けて蓄積し、年齢とともに表面化してくるシミといった劣化現象を恐れずに受け入れる

    2)化粧品を使わずに徹底した対処を心がける
    例えば、紫外線には徹底した物理的対処をし、そして石けんや合成の洗浄剤が使われた洗顔を一切使用しないで、本当に低刺激洗顔料をみつける事。
    また、洗顔時にもお肌を徹底してこすらない方法を取り入れる事。
    さらにはお肌に負担のかかる食事といった、飲食にも徹底して拘り・・・などなど、徹底した正しいケア方法をみつけられれば、若々しいお肌の維持は可能と思います。

    しかしながら、これを確立するには正しい判断ができる専門的な知識(皮膚の生理学・化学など)が必要になります。
    もちろん、食材や調味料といった口にするものに対しても同じです。
    (私はこちらの知識はありません・・・)

    例えば、紫外線を完全に受けないで遮断したライフワークにしてしまうと、今度はビタミンD不足になってくる病になってしまいますので、どの程度が健康的なのかは私でも分かりません。

    ネットなどに転がっているエセ科学な情報はまやかしばかりで、学術的根拠は全くないものがほとんどです。
    それらを参考にしていては真実は追求できませんので、このケアのスキームはかなり難題でしょうね。
    自分の皮膚の状態を正しく観察できる洞察力も求められます。

    一例を言えば、今回のお答えで「テカる」とおっしゃっています。
    果たしてセラミドを使ってテカっているのが悪い事でしょうか?
    また、ほてりが出るともおっしゃっていますが、皮膚が活性化すれば血流があがってほてる現象に繋がる事があります。
    その際には、お肌が活発化してムズムズする事もあります。
    でもこれは、悪い現象なのではないんですね。
    正しいケアを見つけ出すには、長いスパンでコンディションを正確にみて判断していかないといけません。

    一方で、「腫れ」は異常と考える必要がありますし、皮膚の状態をどう判断するかは非常に難解な課題なんですね。

    結果的に、いい化粧品がみつかればその化粧品に頼って、これらをラクに回避できるスキンケアをみつけられるのが、もっとも近道という気が致します。

    ご質問の内容は短いですが、この曖昧な内容では綿密にお答えするのはかなりのご説明が必要になりますので、これ位にさせて頂きますね。
    言葉足らずでしたら、申し訳ありません!

    返信先: ワセリンついて #195
    美里康人
    キーマスター

    ご訪問頂き、まことにありがとうございます。

    シンプルケアをお心がけと、拝見致しました。
    お肌に負担の少ないケアにたどり着ければ良いですね。

    で、本題のご質問ですが、ワセリンは非常に乳化が困難なオイルである事は間違いありません。
    「従来技術で乳化できなかった・・・」かどうかは別として(苦笑)

    ですので、洗顔に使用する洗浄剤の選択によっては、落ちていない可能性は十分にあります。
    市販の石鹸分の多い固形石鹸や洗顔クリームであれば、まず残留の問題はないと思いますが。

    ただ、お使いになられている洗顔料の全成分をなんとか見つけ出しましたが、明らかにワセリンが相手では乳化力不足と推察されます。
    もともとほとんど泡立たないコンセプトの製品設計ですので分かりにくいかと思いますが、おそらく間違いないと思います。

    あと、マイルドかどうかは・・・?がつきそうです。
    「泡立たない=マイルド」は成り立たず、乾燥しやすいのはこのせいではないでしょうか。

    シンプルケアをお目指しなのであれば、この洗顔料は石鹸カスを作らないという意味で悪くない製品と感じるのですが、ワセリンケアを変える事と、保湿用の乳液か良いクリームをお探しになればスキンケアとして完結できるようには思います。

    次いで、そのワセリンの乳化技術を謳った製品『PLOUD BLUE』ですね。

    PRの文脈を誤解釈されているか、そのPR文が作為的に作成されているのかだと思いますが、全成分が以下です。

    全成分)水、ワセリン、ベンチレングリコー ル、乳酸桿菌/ダイコン根発酵液、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、クエン酸、クエン酸Na、t-ブタノール

    赤文字の成分がポリマー系の界面活性剤で、水とワセリンだけで乳化されているのではないですね。

    実は私の設計技術にも、この神奈川大学さんとの共同開発の特許技術である三相エマルジョン技術を使った乳液の処方がありますが、こうしたポリマー系界面活性剤は使用しません。
    ですので、神奈川大学さんの研究技術そのままではないです。

    悪い製品とは全く思いませんが、外資系製品にもよくあるクリーム・乳液の設計とさほど差異はないと感じます。

    ちなみに、防腐剤として配合されている乳酸桿菌/ダイコン根発酵液は、今は使われません。
    防腐剤フリー=低刺激とは言えないと思っておかれるのが、良いかと思います。

    最後になりましたが、ワセリンはお肌に負担がなく私も良い保湿成分と思いますし、私のようなアトピーには緊急保湿剤として非常に有効なのですが、スキンケアコスメとしてそのまま使うかどうかはまた別問題と思います。

    私も、ワセリンはアトピー症状が出ている箇所の、緊急用スポット使いにしか使用しません。
    もしくは、唇が荒れた時のリップ替り、とか。

    やはり化粧品はそれなりにお肌の事をきちんと考えて設計されています。
    コストの高いコスメを使う必要はありませんが、トータルスキンケアという意味ではやはり化粧品の製剤技術は必要不可欠とお考えになるのが良いかと思います。

    参考になれば幸いです。

    美里

    返信先: スキンケアアドバイス #688
    美里康人
    キーマスター

    ご訪問、ありがとうございます。

    回答が遅くなってまことに申し訳ありません!
    コロナ禍で色々とお肌にも負担が掛かっているかと思いますが、大丈夫ですか?
    なんとかこの冬をしっかり保湿で乗り切って、前向きな春を迎えましょうね。

    さてご質問の件です。
    ひと通りのスキンケアの流れを拝見致しましたが、私的には非常にバランスがとれた良いスキンケアを心がけておられると感じました。

    特にセラミドに関しましてはブログにも書かせて頂いた通り、私達のグループが独自でエビデンスを採取した結果、しっかりと高配合であれば効果は各段に期待でき、皮膚の機能そのものが強化される事が分かっています。

    私の周りにはひどいアトピー持ちが数名存在しているのですが、ステロイドを使わなくても明らかに改善されるデータまで得られています。
    特にトラブルのお悩みがないようでしたら、そのまま継続されれば良いと感じます。

    一方で、一点気になる点。
    やはり、ご懸念されておられるシアバターの単独使用でしょうか。
    バターオイル成分の単独使用は、油分・水分バランスに偏りが生じると思います。
    乳液やクリームは、やはりオイル・アクアのバランスをきちんと考えられた設計になっているとお考えになって、油分過多を起こさないようにされるのが良いかと思います。
    また、オイルは皮膚なじみが良いとされ、浸透しているかのように感じられるかもしれません(浸透すると明言しているメーカーさんもあります)が、実際のところはバリア層の深部にまでは到達しません。
    そこはやはり、浸透性に工夫された設計のコスメには叶いません。

    おそらくセラミドミルクだけでも十分ではないでしょうか。

    最後にクレンジングについてですが、この他のメイクアイテムをお伺いしないと何とも言えませんが、書き込み頂いたような内容からすると、はやりなんらかのクレンジング剤が必要かと思います。
    特にミノンのソープは洗浄力があまり強くなく低刺激ですので、日焼け止めの成分が毛穴に残る可能性を否定できません。

    ノンオイルのクレンジングで構いませんので、あまり肌負担のないクレンジングをお探しになられたらいかがでしょう。

    以上で大丈夫でしょうか。
    ご参考にされて下さい。

    返信先: 肌診断について #860
    美里康人
    キーマスター

    2012初めまして、経法兎っぴーさん。

    弊サイトをご利用頂き、ありがとうございます。
    お返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
    ご質問について、早速コメントさせて頂きますね。

    まず最初に、確認させて頂きたい重要なポイントがあります。

    >実は最近、肌の状態を調べてもらったら
    >脂性乾燥肌(肌が乾燥して脂がたくさん出る事)と言われました。

    ここですが、これは「どこの?」「どなた?」
    に言われたのでしょうか。
    つまり、『本当にその判定が正しかったのかどうか?』が重要です。
    アドバイスを下さった方が本当に人のお肌の状態を判定できるような方なのかどうか、今一度確認しておかねばならないと思いました。

    例えばよくあるケースとして、コスメカウンターでBAさんにそうアドバイスされた、という場合。
    こうしたケースでも、そのBAさんが本当に正しく肌診断をできるかどうかなど、ユーザーに分からないわけです。
    カウンターには、新人のBAさんもおられますしね。
    もっと言うと、昨今はメーカー正社員のBAさんは極わずかで、ほとんどの方がパート・契約社員なので、こうなるともっての外、という事になります。

    対して、例えば資生堂や花王・SK-Ⅱなどの大手ブランドが使っている肌診断器などは、私達研究開発の人間も活用するほどに精度が高いと業界でも評判で、こうした機械を使って肌診断をしてもらった判定などは、BAさんのスキルに依存する事なくかなり信頼度が高いと判断できます。
    信頼性の高さでは、他に皮膚科の先生の診断などなど、です。

    今回なぜこういう事を申し上げたかと言いますと、基本的に脂性肌の方が乾燥で困るというケースは、ほとんどみられないからなんですね。
    ちょっときな臭いにおいを感じましたので、確認させて頂きたく思います。
    アドバイスの前に少し情報を下さい。

    返信先: フェイスクリームについて #706
    美里康人
    キーマスター

    >さおり様

    こんにちは。
    いつもご利用、ありがとうございます。

    ご質問についてですが、大変鋭い疑問と感じます。
    おそらくしっかりと製品の使用感やテクスチュアを確かめながらスキンケアを試行錯誤されていると感じました。

    おっしゃる通り、実は単に「保湿クリーム」と言っても、製品・メーカーさんの処方設計によって実質的な保湿性能は全く異なりますね。
    まさに直近で、その疑問を証明するような皮膚データが得られましたので、間違いありません。

    基本的には、おっしゃるようにクリームというのは「油分による水分バリアで水分を封じ込める表面ケア」という考え方になっているといわれています。
    しかしながら、その目的なのであればぶっちゃけ薬局で入手できるワセリンがもっともその性能は高いですし、あえて高価な製品を購入する必要性がありません。

    実際、皮膚水分量データなどを採取しますと、普通に作られたクリームですとワセリンよりもバリア保湿性能ははるかに劣り、30分として角質水分量は維持されていない事が判明しています。
    言葉は悪いですが、これでは大金を投じる意味がありません。

    ということで、クリームこそ「しっかりと角質層に浸透して保湿を補うインナー保湿」が重要であることが分かります。
    そうすれば、毛穴トラブルを招きやすいオイルにストレスを感じる肌体質の方でも実質的なインナーのプニプニ感はしっかり得られ、油脂ニキビといったトラブルにはなりません。
    ただ、それにも関わらずきちんとインナー保湿が強化されるクリームは、なかなか存在していないのが現実です。
    ご使用になってみられたクリームで表面的なベタつきやニキビができやすい製品があったならば、そういうクリームだと判断されれば良いと思います。

    私の立場はオススメアイテムを述べるのは控えますが、少なくてもさおり様が使ってみて表面だけに残るようなクリームは、本来の保湿ケアになっていないと判断すべきと感じます。
    特に最近はそういった簡単に作れてしまうクリーム処方の製品が多いので、じっくり使用感を見られて見極めをされるとよいかと思います。

    きっといいクリームが見つかりますよ(^_^)
    その感性、お大事にされて下さいね。

    美里康人
    キーマスター

    >マヤ様

    いつもご利用ありがとうございます。
    にも拘わらず、またまた投稿を見逃してしまっていまして、大変申し訳ありません。。。;

    書き込み連絡機能を導入しないといけませんね(苦笑)

    さて、では気を引き締めて本題へ。

    マヤさんのおっしゃる通りで、その化粧水の浮遊物が仮に天然成分由来のものだったとしても、経日とともに析出してきたのであれば、それは完全に品質不良に該当します。

    もちろんそれも程度による部分もあり、ごくわずかな事であれば成分が濃縮されてきて・・・といった悪影響のないケースもありますが、それは消費者さんが見られて異常と思える状態ではない範囲の場合のみに限られます。

    そしてここで、非常に重要な判断ポイントを伝授して差し上げたいと思います。

    天然成分であろうが合成成分であろうが、成分同士が影響をする事で起きる析出物は、ほとんどのケースが底に沈む沈殿物となります。
    なぜなら、複数成分が反応する事で生成される物質は、それらのもともとの成分の比重より軽くなる事は化学的にあり得ないから、です。
    つまり必ずもとの成分よりも重くなりますので、底に沈むというわけです。

    という事は、上部に浮遊物として浮いている異物は、一般的にはマヤさんがご指摘された『カビ』といった菌による腐敗と推定されるのが通例です。
    しかもメーカーさんは防腐剤を配合していないので、そういう事が起こりうると胸を張って主張しているなど、言語道断な対応です。
    となると、これは一気に問題は大きくなり、商品回収の事態と言えます。

    これは消費者生活センター、もしくは最寄りの地方自治体(都道府県の県庁や市役所)の薬務課に持ち込まれれば良いでしょう。
    いや、そうすべき事態と思います。
    必ず相談窓口もありますので。

    大きな問題にも関わらず気付けず、本当に申し訳ありません。
    もしまだ手元にお持ちでしたら、ぜひともクレームとして公的機関に持ち込まれるのが良いかと思います。
    メーカーさんだとうやむやにされてしまいますので。

    なんなら、お手数ですが上の「美里」の部分をクリック頂き、メールにてメーカー名・商品名の情報を下さい。
    私の方で調べられる事があればご協力致しますので。
    よろしくお願いします。

    返信先: 化粧水とベースメイクについて #715
    美里康人
    キーマスター

    >あい様

    この度はご訪問、そしてご質問ありがとうございます。
    書き込みを見過ごしてしまっており、お答えが遅くなりましてまことに申し訳ありませんでした。

    早速、私なりにお答えさせて頂きますね。

    ■化粧水の浸透力見極め

    これを成分表記で見極めるのは、非常に難解ですね。
    もちろん、間違いなく浸透性が良いと思われる設計を見つけ出す方法はあります。

    ・界面活性剤が配合されている
    ・エタノールが配合されている
    ・「〇〇レシチン」が配合されている

    3番目は、リポソームの設計の浸透性製剤に必ず使われる成分ですので、浸透性に工夫がなされた化粧水と考えて良いでしょう。

    その他にもあるにはあるのですが、ユーザーさんが見分けるのはちょっと困難でしょうか。

    それよりも、お書きになられた「使用感」で見極めることが十分可能ですし、むしろこの方が正確と考えるのが良いと思います。
    ヒトの五感って、実は方法さえきちんと知ればかなり正確なんです。
    その方法を簡単に説明しましょう。
    事前に塗布部位を食器洗剤で洗っておくとさらに精度はあがります。

    ①手の内腕部を使用し、手を動かさないように2~3滴を慎重に滴下し、玉状になる状態をよく観察する。
    この時、水滴がコロコロとした玉状であればあるほど、浸透性は良くないと判断できますし、浸透性の良い化粧水は玉になりにくく平ったく皮膚の上に乗ります。

    ②次に指を使ってゆっくりゆっくり塗り広げていきながら、水滴の状態をよく観察します。
    この時、浸透性の良くない化粧水は、撥水するように水をはじきますのですぐに分かります。
    いわゆる、「皮膚なじみ性」をよく観察します。

    ③最後に、手の平全体を使ってどんどんと塗り広げて浸透していく時間を読みとりますが、この時にある程度塗り広げる面積を決めておきます。
    でないと、あまり広げると面積が広くなって浸透しやすくなってしまいますので。
    で、濡れている状態がなくなるまで、手を往復する回数を数えます。
    この回数で、浸透の早さが分かります。

    このテストを正確に行うには、塗布する「滴数」(2~3滴が適当)を決めておくことと、塗り広げをゆっくりと行い、できるだけ一定にしてじっくり観察することですね。

    まぁ、だいたい浸透性のよくないのはいつまでもヌメヌメと濡れていますので、すぐに慣れて分かるようになりますよ。
    これをお顔でやってしまうと、本当にわかりづらいです。

    ■ピリピリする場合の原因(化粧水に限定)

    こうしたピリピリとした刺激感を「スティンギング」と呼びます。
    もっとも要因として多い成分をあげておきますね。

    ・防腐剤(パラベン・フェノキシエタノール)
    ・防腐剤代替成分(1,2-ヘキサンジオール・カプリリルグリコール)
    ・清涼剤(メントール)
    ・エタノール

    防腐剤は、適切な量で配合されていればあまり感じる事はないのですが、腐るリスクを避けるために過剰に配合されていると、出る事が多いです。
    他には、ビタミンCなど薬剤の高濃度なスペシャル美容液の場合は、そのメイン成分がスティンギングを感じることがあります。
    美白系アイテムに多いですね。

    意外なことに、スキンケアで使用される界面活性剤や香料は、スティンギングが出ることはほとんどありません。(カブレや紅斑・ブツ発生などが多い)
    これらで出るケースは、洗顔やシャンプーといった洗浄製品系や、ヘアケア製品の場合と考えれば良いと思います。
    これらはイオン性の強い界面活性剤を使いますし、香料も量が多かったりしますので、どうしても出やすくなります。

    ■ベースメイクの保湿について

    非常に良いところを見られておられますね。

    おっしゃるように、最初に表示されている成分が水なのかシリコン成分なのかは、見極めポイントとして非常に良い着眼点と思います。
    基本的には、水が先行して記載されているベースメイクが、保湿性能が高い基準にされて良いですね。

    ただし、これだけでは不十分な場合があります。
    さらに以下の条件を満たしているかを、見極めポイントに加えられて下さい。

    ①水のあとすぐ後ろに、シリコン成分が位置していること
    これは懸念をお書き頂いたように、中にはシリコンがうんと後ろの方になってしまっているベースアイテムが市販の中にあり、これは持ちが悪かったり汗で流れたりしやすく、シリコンの利点がほとんど得られない製品と言えます。
    特にオーガニック系に多いですね。

    だいたい、水分とシリコンのもっとも良いバランスは、今の製剤技術であれば4:6あたりが保湿性能も満たした良いところと言えます。
    となると、オイル成分や他の成分が入るとその分のシリコンが減りますので、水とシリコンは前になるか後ろになるか微妙なところなんです。

    ②オイル成分が水・シリコンのすぐ後ろに配置して配合されていること
    ベースメイク製品の保湿性能は、水分だけでなく油分とのバランスも重要な要素になります。
    ですので、シリコンのすぐ後ろにオイル成分が含まれていれば、保湿の維持性能が高いと考えて良いでしょう。
    どうしてもシリコンだけだとサラサラ・キシキシとしてしまいますので、それを補うオイル成分は重要な意味をなします。

    これでかなり精度の高い見極めが可能かと思います。

    ■日焼け止めとベースメイクの優先順位
    これは間違いなく日焼け止めが優先です。
    なぜなら、上で書きましたように必ずベースメイク製品にはシリコンが配合されているはずですので、この後に日焼け止めを塗り込むと崩れてしまうためです。
    日焼け止めのシリコンは、大半が揮発性のシリコンが使われていますので、しばらく時間を置いてベースメイクに入ると日焼け止めの効果もメイクも崩れずに済むというわけです。

    以上、ご参考になればと思います。

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