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使用中のクレンジングについて

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  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後に美里康人により1週、 5日前に更新されました。
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  • #680 返信
    beek labo
    キーマスター

    渡邊さん からの書き込み(旧BBSより)

    メイクをした日に、シルキーズ という会社のクレンジングを使用しています。界面活性剤不使用で、アルギニンによるアルカリ性の性質を利用してメイクを落とす物だそうです。アルカリ石鹸は肌が痒くなって赤いポツポツが出るので使っていません。このクレンジングはたまに痒くなる程度なのですが継続作用するか迷っています。成分は以下の通りです。
    それと、クレンジングで特許を取得されたとのことですが、クレンジングの商品発売予定などありますでしょうか?


    グリセリン(基材、保湿、バリア改善)
    BG(基材、保湿、乳化補助)
    ペンチレングリコール(保湿)
    アルギニン(保湿、乳化補助)
    加水分解シルク(保湿、乳化補助)
    乳酸桿菌/乳発酵液(保湿、乳化補助)
    褐藻エキス(保湿)
    セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス(保湿)
    オウゴン根エキス(保湿)
    ノイバラ果実エキス(保湿)
    シャクヤク根エキス(保湿)
    ワレモコウエキス(保湿)
    トウキ根エキス(保湿)
    アロエフェロックス葉エキス(保湿)
    クララ根エキス(保湿)
    マグワ根皮エキス(保湿)
    オタネニンジン根エキス(保湿)
    カルボマー(増粘)
    ※コカミドDEA(界面活性剤、保護)
    グリチルリチン酸2K(保湿)
    アラントイン(保湿)
    PCA-Na(保湿)
    ※ココイルアルギニンエチルPCA(界面活性剤、抗菌補助)
    ポリクオタニウム-51(保湿)
    ヒアルロン酸(保湿)
    ※ 2種類の界面活性剤がありますが、これは洗浄機能の目的ではなく、化粧水に配合されている使用目的、つまり各配合成分の分散と安定性を保つためです。また油性分は無添加ですのでその分界面活性剤の配合量は少なく済みます。0.数%の配合率。

    #683 返信
    美里康人
    キーマスター

    渡邊様

    こんにちは。
    ご質問、まことにありがとうございます。

    当BBSのポリシーとしまして、↑に明記しております通り商品の評価(良し悪し)はさせて頂かない方針で運営させて頂いていますが、全成分と製剤から想定できる性能の傾向などを参考までに書かせて頂こうと思います。

    特にこういった機能性コスメは機能が製品価値になりますので、その辺りを推定させて頂いてご参考にして頂ければと思います。
    私自身が様々な市販コスメの開発を職務としておりますので、何卒ご理解頂ければと思います。

    で、本題になりますが、まずユーザーさんの立場に立って、標ぼうされている製品PRの内容に間違いがあるのは、指摘する必要があります。

    私も真意を確認させて頂きましたが、確かに「アミノ酸であるアルカリ性のアルギニでメイクを落とす」と明記されていますね。

    この部分、残念ながらこのL-アルギニンはアミノ酸である事には間違いありませんが、これはゲル化としての合成ポリマー「カルボマー」を中和するためのアルカリ剤として使用されており、この時点ですでにアルカリ剤としての機能は失われていますので、メイクの洗浄メカニズムとして謳われている機能は有していません。

    一般的に、この中和用のアルカリ剤には「水酸化Na」などが使われるところを、アルギニンに替えたという製剤になります。

    実際に、機能の説明をさらに読み込んでいきますと、「商品自体は弱アルカリ性」となっており、カルボマーのゲル状を維持しなければならない事から、およそ7.5前後のpHと推定されます。

    この領域は弱アルカリとは言わず「中性領域」ですので、アルカリ剤の持つ機能に期待はできません。

    ちなみに表示の位置関係が前の方にある事をアピールされていますが、カルボマーの中和のアルカリ剤にアルギニンを使うと配合量が多くなる(分子量が大きい事で)ため、前の方に位置する事になっているという理由です。

    これを踏まえて、おそらくある程度のメイク落とし効果が得られているのは、※印をおつけ頂いた「コカミドDEA」の方です。
    これはアニオン活性剤で洗浄成分ですので、()内の配合目的に?がつくことになります。

    この整合性は、ご自身でも確認する事ができます。

    ①水を足して泡立てネットでワシャワシャやると、少し泡立つ

    ②cosietic-info.jpさんか、美肌マニアさんのサイトでこの成分を検索に入れ、この成分が使用されている製品を調べれば、大多数がシャンプーの洗浄助剤に使われている事が分かる

    それから、加水分解シルクではメイクを落とす事はできませんので、ここは過度なPRと考えるべきでしょうか。

    以上ですが、かといってこの製品が安全性に問題があるといったことではなく、この製品でPRされているようにお肌への負担も非常に少ない商品と感じます。

    その一方で、これで市販のメイクがきちんと落ちるとは到底思えません。
    おそらくもう一つの製品の、洗顔フォームの方がはるかにメイクは落ちると思います。

    優秀なのは、むしろこの洗顔フォームの方ですかね。
    安全性もかなり高いと想定され、きちんと汚れも落ちて大手ブランドさんの石けん系とはきちんと差別化されていますし、付加価値も高いと思います。

    ただ、メイクを落とすためのクレンジングとしてはやはり弱いですし、日焼け止めや、シリコンが多い下地・ファンデを落とすには非力過ぎます。
    オーガニックなど、自然派系のメイク製品であれば対応は可能かもしれません。

    この辺りは、ブログの過去記事で正しくクレンジング製品を見極めるための記事をアップしております。

    ■貴女のクレンジング、落ちていますか?~その1
    https://cosmetic-web.jp/column/cleansing-4/
    ■貴女のクレンジング、落ちていますか?~その2
    https://cosmetic-web.jp/column/cleansing-5/

    一度、お使いのメイクでテストされて、お肌や毛穴に残っていないか確認されてはいかがでしょう。

    最後に私達が開発したクレンジングジェルを商品化頂けるメーカーさんが何社さんかあるのですが、申し訳ないです・・・。
    私の立場は公にしない事を原則にしておりますので、本当にすいません。

    中立を保つため、職務の立場をご理解頂ければ幸いです。

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