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化粧水とベースメイクについて

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  • 投稿者
    投稿
  • #712 返信
    beek labo
    キーマスター

    あいさん からの書き込み(旧BBSより)

    はじめまして。
    こちらのサイトを参考にさせていただいております。

    化粧水についてですが
    しっかりと角質に染み込む化粧水というのは
    商品の成分表示でわかるのでしょうか?

    シャバシャバ系のつけた後さらっとするような
    ものでも実はちゃんと浸透しているとか
    とろみがあるものは表面だけの場合もあるでしょうし
    表面だけのような気もするけど実はしっかり浸透している場合も?
    感触だけに頼ってしまい、わかりません。

    また
    肌の状態を同じとして考えた場合
    ぴりぴりする化粧水とぴりぴりしない化粧水の
    違いはなんでしょうか?
    海面活性剤?
    防腐剤?香料?

    ベースメイクについてですが
    乾燥を招かない化粧を参考にさせていただいてます。
    そこで
    化粧下地、ベースメイク、ファンデーションは
    成分表示の一番目が水から始まるものと
    シリコンから始まるものとがありますが
    スキンケアをクリームまで終わらせたあと
    使用するとしたらどちらが推奨でしょうか?
    水からはじまってるとシリコンの効果があるのでしょうか?

    また、上記に関連して
    日焼け止めと化粧下地はどちらを
    先に塗った方が良いと思われますか?

    よろしくお願いいたします。

    #715 返信
    美里康人
    キーマスター

    >あい様

    この度はご訪問、そしてご質問ありがとうございます。
    書き込みを見過ごしてしまっており、お答えが遅くなりましてまことに申し訳ありませんでした。

    早速、私なりにお答えさせて頂きますね。

    ■化粧水の浸透力見極め

    これを成分表記で見極めるのは、非常に難解ですね。
    もちろん、間違いなく浸透性が良いと思われる設計を見つけ出す方法はあります。

    ・界面活性剤が配合されている
    ・エタノールが配合されている
    ・「〇〇レシチン」が配合されている

    3番目は、リポソームの設計の浸透性製剤に必ず使われる成分ですので、浸透性に工夫がなされた化粧水と考えて良いでしょう。

    その他にもあるにはあるのですが、ユーザーさんが見分けるのはちょっと困難でしょうか。

    それよりも、お書きになられた「使用感」で見極めることが十分可能ですし、むしろこの方が正確と考えるのが良いと思います。
    ヒトの五感って、実は方法さえきちんと知ればかなり正確なんです。
    その方法を簡単に説明しましょう。
    事前に塗布部位を食器洗剤で洗っておくとさらに精度はあがります。

    ①手の内腕部を使用し、手を動かさないように2~3滴を慎重に滴下し、玉状になる状態をよく観察する。
    この時、水滴がコロコロとした玉状であればあるほど、浸透性は良くないと判断できますし、浸透性の良い化粧水は玉になりにくく平ったく皮膚の上に乗ります。

    ②次に指を使ってゆっくりゆっくり塗り広げていきながら、水滴の状態をよく観察します。
    この時、浸透性の良くない化粧水は、撥水するように水をはじきますのですぐに分かります。
    いわゆる、「皮膚なじみ性」をよく観察します。

    ③最後に、手の平全体を使ってどんどんと塗り広げて浸透していく時間を読みとりますが、この時にある程度塗り広げる面積を決めておきます。
    でないと、あまり広げると面積が広くなって浸透しやすくなってしまいますので。
    で、濡れている状態がなくなるまで、手を往復する回数を数えます。
    この回数で、浸透の早さが分かります。

    このテストを正確に行うには、塗布する「滴数」(2~3滴が適当)を決めておくことと、塗り広げをゆっくりと行い、できるだけ一定にしてじっくり観察することですね。

    まぁ、だいたい浸透性のよくないのはいつまでもヌメヌメと濡れていますので、すぐに慣れて分かるようになりますよ。
    これをお顔でやってしまうと、本当にわかりづらいです。

    ■ピリピリする場合の原因(化粧水に限定)

    こうしたピリピリとした刺激感を「スティンギング」と呼びます。
    もっとも要因として多い成分をあげておきますね。

    ・防腐剤(パラベン・フェノキシエタノール)
    ・防腐剤代替成分(1,2-ヘキサンジオール・カプリリルグリコール)
    ・清涼剤(メントール)
    ・エタノール

    防腐剤は、適切な量で配合されていればあまり感じる事はないのですが、腐るリスクを避けるために過剰に配合されていると、出る事が多いです。
    他には、ビタミンCなど薬剤の高濃度なスペシャル美容液の場合は、そのメイン成分がスティンギングを感じることがあります。
    美白系アイテムに多いですね。

    意外なことに、スキンケアで使用される界面活性剤や香料は、スティンギングが出ることはほとんどありません。(カブレや紅斑・ブツ発生などが多い)
    これらで出るケースは、洗顔やシャンプーといった洗浄製品系や、ヘアケア製品の場合と考えれば良いと思います。
    これらはイオン性の強い界面活性剤を使いますし、香料も量が多かったりしますので、どうしても出やすくなります。

    ■ベースメイクの保湿について

    非常に良いところを見られておられますね。

    おっしゃるように、最初に表示されている成分が水なのかシリコン成分なのかは、見極めポイントとして非常に良い着眼点と思います。
    基本的には、水が先行して記載されているベースメイクが、保湿性能が高い基準にされて良いですね。

    ただし、これだけでは不十分な場合があります。
    さらに以下の条件を満たしているかを、見極めポイントに加えられて下さい。

    ①水のあとすぐ後ろに、シリコン成分が位置していること
    これは懸念をお書き頂いたように、中にはシリコンがうんと後ろの方になってしまっているベースアイテムが市販の中にあり、これは持ちが悪かったり汗で流れたりしやすく、シリコンの利点がほとんど得られない製品と言えます。
    特にオーガニック系に多いですね。

    だいたい、水分とシリコンのもっとも良いバランスは、今の製剤技術であれば4:6あたりが保湿性能も満たした良いところと言えます。
    となると、オイル成分や他の成分が入るとその分のシリコンが減りますので、水とシリコンは前になるか後ろになるか微妙なところなんです。

    ②オイル成分が水・シリコンのすぐ後ろに配置して配合されていること
    ベースメイク製品の保湿性能は、水分だけでなく油分とのバランスも重要な要素になります。
    ですので、シリコンのすぐ後ろにオイル成分が含まれていれば、保湿の維持性能が高いと考えて良いでしょう。
    どうしてもシリコンだけだとサラサラ・キシキシとしてしまいますので、それを補うオイル成分は重要な意味をなします。

    これでかなり精度の高い見極めが可能かと思います。

    ■日焼け止めとベースメイクの優先順位
    これは間違いなく日焼け止めが優先です。
    なぜなら、上で書きましたように必ずベースメイク製品にはシリコンが配合されているはずですので、この後に日焼け止めを塗り込むと崩れてしまうためです。
    日焼け止めのシリコンは、大半が揮発性のシリコンが使われていますので、しばらく時間を置いてベースメイクに入ると日焼け止めの効果もメイクも崩れずに済むというわけです。

    以上、ご参考になればと思います。

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