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アルカリ電解水化粧品の「ピン」と「キリ」 その1

長きに渡り、放置状態になってしまいました・・・。
お叱りの言葉も受け
本当に申し訳なく感じております。
ご愛読下さってきた皆様には
何卒お許しを乞う次第です。

申し訳ありません!!

ただ、実は放置しなければならないのには
3つの諸事情がありました。
今回はそれを書かねばならないと思いましたので
2回にわたってつらつらと書いていこうと思います。

では、まず最初に諸事情の1点目。

以前にも書きました女子大の教科書の執筆が
佳境に入っていました・・・。

ま、こちらは自分の脳内の問題なので
私の能力不足といわれればそうなりますね(^-^;)

技術者ゆえの性なのか
一旦取り組み出すと頭の切り替えができず
どうしても他の書き物には頭が回らなくなって・・・という次第でした。

すいません!

まぁ、さすがに教科書となると
理論の間違いなど絶対に許されない絶対則が原則ですから
非常にシビアになってしまっていたのは事実です。

言い訳、しました私(笑)

ちなみにこの春には出版され
一般書としても皆さんのお目にも留まると思います。
化粧品技術の事をお勉強されたいと思っておられる方は
ぜひとも手に取ってみて下さいね。

まだ印刷中ですので
著署名がオープンにできるようなればこちらに掲載致します。

さてさて、2点目です。
これは、実は非常に繊細な問題でもあります。

ですが、ようやく解禁になりそうですので
そろそろ書いておこうと思います。

ずっと以前より弊社技術として取り上げてきた
「特殊還元性アルカリ電解水」ですが
これがなんと!
ようやくブームを巻き起こしていることを
皆さんもすでにご承知でしょう。

いやぁ~、長かったですねぇ・・・;

根っから「水商売」が大嫌いで
メルマガなどでも怪しい水コスメをさんざん非難をしてきた私が
この水に出会ったのは、もう14年も前になります(遠い目)

そして、触ってみて「え?!」と感動し
不思議な現象に頭の中が混乱してしまったことが
懐かしく思い出されます。

これをいち早く化粧品の製剤化に取り組み
アルカリ性質に合う製剤の開発に苦労を重ね
ようやく市場に出すことに至ってから12年。
肌トラブルに悩むコアなファンの方々に支えられ
ひっそりと拡散してきましたが
やっと市場認知が得られる時代が来ました!

しか~し!

残念なことに、こうなるとこの世の世相。
怪しい企業さんがどんどん便乗してまいるのが世の常・・・。

一応、その代表をここにご紹介。

■ととのうみすと

このお値段の商品と弊社の技術を一緒にされると
本当に困ります。。。

商品のPR通り、純水で希釈してありますので
いわば我々がもっとも恐れていた
「まがいモノ商品」
です!

仮に10倍に薄めていたとしたならば
原価はなんと1/10でできちゃいますからね・・・。
これをやっちゃったら
もう何も信用できませんね(苦笑)

ちなみに10倍に薄めても
pHだけは12程度を示します。

この「だけ」という部分が重要な意味をなします。
(そのヒミツは、ちょっとここでは書けませんのでお許し下さい。)

既にこのブログをご愛読頂いている方はご存知の通り
pH値というのは水素イオン濃度の10の乗数がその値ですから
10倍に希釈されてもpHは1下がるだけですので。
つまり、1%まで希釈してもpHだけは10を維持するというわけです。

また、私達が作ってもらっている特殊なアルカリ電解水かどうかも
非常に疑わしいです。
ひょっとしたら、単に食塩か何かを電気分解したような
家庭用電解水生成器で作ったアルカリ電解水を
使用している可能性も否定できません。
(ここは疑念ですので、真意は分かりません)

有名になってくるとこうなりますし
かといって有名にならないと、私のようにボンビー。。。(汗)

困ったものですが、このブームは大きな波ですので
実は、弊社が儲からないなどといった
嘆き節を書いているだけでは済まなくなってきたのです。

真面目な商品作りをしておられるメーカーさんから大きな商談が入り
いよいよ、こういったまがいモノ商品とは
しっかりと差別化しなければなりました!

そこで、やっとオープンに書ける「解禁」になりそうなので
ここできちんと警鐘を鳴らさせて頂きます。

こうしたアルカリ電解水を使った商品で
弊社と同じ技術を使った化粧品は
まず以下の2点の商品が間違いありません。

①「AI-100」という技術名称が表記された
以下の認証シールが張られた商品

それがコレ。
AI-100認証シール

これは、「S-100」という有名な特殊還元性アルカリ電解水を
精製水などで一切希釈する事なく
水の代わりに100%使用した商品の証明になります。

②「S-100」の改良版である「テックスウォーター」と記載された
自社独自のアルカリ電解水を使ったメーカーさんの化粧品

こちらは商標登録も済ませておられますので
この名前は他社にはなく、独占契約です。
弊社でも他のメーカーさんに提供する事はありません。
近いうちに商標のマークもこちらに収載する予定です。

* * *

以上のこの2点が
弊社が技術提供をさせて頂きました
ホンモノ商品になります。

またもうひとつ見極めやすい特長として書かせて頂くならば

「乳液と洗顔フォームがあるのは弊社だけ!」

という点です。
もちろん、乳液も洗顔フォームもpHが12です。

ここが化粧品技術のなせる「技」ですね。

なんだかんだ言っても化粧水は
アルカリ性質で変質しない保湿成分を
徹底的に試験してスクリーニングかけて探せば
なんとでもなります。

しかし、乳液はそうはいきません。
お肌に塗布しただけでpHが中性になる繊細な水ですから
界面活性剤やポリマーなど、もちろん配合できるはずもありません。

これで乳化物を作った上に、さらにトロミをつける・・・。
界面活性剤もポリマーも使わずに乳液を作るなど
化粧品技術者の誰が考えても、ムリに決まってます。

そして試行錯誤の上、12年の集大成が結晶したのが
洗顔フォームと乳液なんですね。
これ、実は上場企業が特許を持つ最先端の乳化技術です。
この技術でしか、乳液やクリームは設計できません。

大げさに書いちゃいましたかね。。。(^_^;)タハハ

以上、という事なのですが
ただし、ここで誤解があってはなりません。

他にも、「S-100」の水の名前を表記した商品が
あちこちで出ています。
もちろん、私達と同じ技術の商品である可能性もおおいにあります。
弊社で商品化頂いている誠意のあるお得意先メーカーさんもたくさんありますし
上で書いた2点のキーワードに該当しない商品でも
ホンモノの良い商品は市場にあります。

ただ、残念ながら・・・S-100原料そのものは
弊社だけでなくいずれの化粧品工場さんでも入手可能です。

ですので、全ての商品がこの水を100%使って作られた商品か否かは
私達では判断ができません。
せっかくS-100を配合しながらも
コストの問題で、希釈されている他社製造のまがいモノ商品も多く出回っていますし・・・。

もちろん、こちらにメーカー名ないしは商品名を問い合わせ頂ければ
弊社の技術で作った商品であるかどうかは判断できますので
お答えはさせて頂きます。

ですので、間違いのない商品という意味で
上の見極め方を参考にして頂ければと思います。

次回は、ブログを放置していた理由の3点目に触れます。

ご愛読下さっている皆様にも
しっかりとお読み頂きたい重要な問題を取り上げさせて頂きます。

では、また。

by.美里 康人

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