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特権のおつもり?美容系ドクター その1

先日、美容整形におけるトラブル被害が続出し
警鐘が鳴らされるメディア発表をとりあげて
記事にしたところです。

で、消費者である患者さんにとっては
全面的に信頼をおくしかない存在であるドクターに頼っても
こうしたひどい惨状が露呈していることをとりあげましたので
これまで「触らぬ神にたたりなし・・・」と触れずにおいてきた
社会的に見逃しておいてはいけない
「美容業界に君臨するドクター」について
さらにしっかりと記事にしようと思います。

いえ、今回は違法性もきっちり問われる必要があるため
私見記事に留まらず
大きく拡散することも期待しての記事とします。

なのでご覧になられている皆様の中で
ブログやSNS発信をされている方がおられれば
記事文をコピペ頂いても構いません。
どんどん拡散して警鐘をならすべきと思っています。

では、本題に入ります。

美容整形のトラブル被害も該当するように
皮膚の疾病治療に従事する皮膚科専門医とは一線をひく
いわゆる「開業医」と言われる美容クリニックの医師については
「ドクター」と呼んではならないとすら感じます。

まぁ、これは正直、言い過ぎですね(苦笑)
私もこの世界の技術屋ですから
そのくらいの自覚はあります^^;

開業医として皮膚科クリニックを開業された先生の中にも
本当に皮膚科医として尊敬できるいいお医者様もおられます。
私も長くアトピー性皮膚炎で死ぬような思いをしてきましたので
それはよ~~~~く知るところです。

ですので明言しておきます。
「全ての美容外科クリニックの先生がそうだ」とは言いません。

高須クリニックの院長先生も
あのように怪しさ満点ではありますが(笑)
患者さんに対しては親身になって
整形外科医療に取り組んでおられますね。

ですので、あくまで「大半のドクター」
「大半の美容クリニック」と言及しておきます。

で、前置きはこれくらいにしておき
今回の話題の焦点です。

それはいわゆる【ドクターズコスメ】です。

いえいえ、これは市販でよくみる
ドクターズブランドメーカーさんのコスメとは
意味が異なります。

こちらも「名ばかりドクター」というケースも多いので
それはそれで疑問に感じたりもしますが
まぁ、そんなのは全然かわいいもので
今回の焦点はそんな甘いモノではありません。

いわば、本当にクリニックが自社で販売する
クリニックオリジナルのコスメのことを指しています。

いえ、一応ここでも先に念を押させて頂きます。

その中にあっても、ホームスキンケア用として
誠意のある化粧品販売をされているドクターも数多くおられます。
つまり、化粧品である範疇を超えない
スキンケアという範囲での商品販売です。
かくいう私も、クリニックさんに供給させて頂いていますし。

ですので、化粧品として医院に整然と並べられていたり
パンフを置いてあったりするだけです。
少なくても、鋭利営業はされていません。

そんな中、ご存じの方もおられると思いますが
まさに今年の8月に厚労省から
こうしたドクターや大学を絡めた化粧品・健康食品商売について
規制
が告知されたんですね。

つまり、こうしたPRをすれば「薬機法違反ですよ!」
そういう意味の告知です。
その内容文面が以下です。

<2019年8月8日告知>
【医薬品等適正広告基準 10 医薬関係者等の推せん】
医薬関係者、理容師、美容師、病院、診療所その他医薬品等の効能効果等に関し、世人の認識に相当の影響を与える公務所、学校又は団体が指定し、公認し、推せんし、指導し、又は選用している等の広告は行わないものとする。
(以下略)

この規制で大学との参画事業や共同開発なども
PRに使用できなくなりました。

ただ重要なのは、「医薬・医療関係者の公認や推薦」
そして指導をPRに使用できないことになった点です。

市販コスメのドクターズブランドは
この中には入らないですが
今回大きな問題となるのが
クリニックが自社ブランドで販売する化粧品です。

もちろん、一般の化粧品メーカーさんが
ドクターの名前を使ってPRするのも摘発対象ですので
これはメーカーさんも摘発を恐れて
スマニュやバナー広告なども縮小されきています。

でも今回声を大にして言いたいことは
美容クリニックのコスメ販売です。
まさにホンモノのドクターズコスメですね。

これが、ひどい!
いえ、ひど過ぎる事態になっています。

「自分がドクターでこのコスメブランドの開発者で経営者なんだから、それを正直にアピールして何が悪いんだよ!」

そんな言い分なのでしょうが
いえいえ、策士にもほどがあるってもんです。

もう詐欺に近いといっても過言ではありません!

もう少し具体的なお話に踏み込みますので
詳細は次回に持ち越します。

by.美里 康人

2 COMMENTS

管理者

(2019年09月28日 17時53分20秒ひらぎさんより頂いたコメント)

ドクター監修となると一気に信頼が得られてしまいます。

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美里 康人

(2019年09月30日 18時13分10秒 返信)

ひらぎさん、コメントありがとうございます。

私でも、病いで駆け込んだら先生のアドバイスでとにかく安心しますから、信用してしまいますよね(苦笑)
それを分かってて利用する商魂は、もうあさましいとしか言えません。

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