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玄人目線で化粧品判定!? カルボマーの天敵<実践編>

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。

夏本番!
汗のかきやすいこの季節は、
お手元の化粧品の「処方の工夫度」判定には、もってこいの季節かもしれません。

何のことやら???というプロローグですが、
本日は、化粧品の増粘剤や乳化安定剤として多用されているカルボマーのお話です。

カルボマーとは

カルボマーは、化粧水や美容液にとろみをつけたり、ゲル状にしたり、
乳液やクリームなど水と油が混ざり合った状態を安定させる目的などで
化粧品では、よく使われている成分です。

カルボマーが、化粧品によく使われる理由は、
処方開発者にとって、使い勝手がよく、
簡単に粘度をつけたり、エマルジョンの安定を助けてくれたりするためです。

カルボマーは、合成成分のため、
“皮膚呼吸を妨げる悪者成分”というレッテルを貼られることもあるようですが、
それは、大きな誤解で、
肌トラブル引き起こすようなことはありません。

<関連記事>
再び、カルボマー

カルボマーと美里所長さん

しかしながら、美里所長さんは、処方開発をする際、
カルボマーは、なるべく使わずに、化粧品の開発をしています。

その理由は、色々とあるようなのですが、いくつか挙げると
・カルボマーは、シリコーンと相性が悪い
・カルボマーの使用感
・安易な処方設計
などでしょうか・・・。

カルボマーとシリコーン

例えば、「カルボマーは、シリコーンと相性が悪い」をどうして気にするかというと、
カルボマー配合化粧品を塗った後、シリコーン配合化粧品を塗り重ねると
消しゴムかすのようなものがポロポロとお肌の上に生成されることがあるのですが、
経験はありませんか?

洗顔後、化粧水を塗って、美容液を塗って、乳液やクリームを塗って、
下地クリームや日焼け止めを塗って、ファンデーションを塗って・・・と
女性は、朝のメイクを仕上げてゆきますよね?

洗顔後、BBクリームしか使わないというなら、
化粧品の取り合わせを気にすることはないのかもしれませんが、
多くの方は、色々なメーカーの、様々なブランドを取り混ぜて使っているのではないでしょうか?

ということで、
カルボマーでとろみをつけた化粧水や美容液を塗って、
カルボマーで安定させた乳液やクリームを塗り重ねて、
皮脂や汗によって落ちにくいようにシリコーンを配合した日焼け止めを塗って、
小じわを補正したり、化粧崩れしにくいようにシリコーンを配合した化粧下地やファンデーションを塗って・・・と
知らず知らずのうちに、お顔の上で、ポロポロ生成していませんか?

きれいにメイクしたのに、お顔の上にゴミのようなものをくっつけて人前に出るのは、
ゆっきーは、遠慮したいデス。。。

カルボマーの天敵

さて、本日のタイトル「玄人目線で化粧品判定!?」の前に、
以前の記事「カルボマーの天敵!?」で、
カルボマーの粘性は、「塩」だとか「酸」が天敵なんですよ~と紹介したことがありました。

このお話を書いたときは、オールインワンゲルに食塩やお酢を入れてユーザーが使うことはないだろうから
処方設計する人だけが知っていればいい情報だと思っていたのですが・・・、
ユーザーの身近に、カルボマーの天敵が存在していることに気づきました!!

なんだと思いますか?

ヒント1:すべてのコスメユーザーに存在します

ヒント2:洗顔直後より、洗顔後時間がたてばたつほど影響が大きくなります

ヒント3:汗に含まれる成分は何でしょう

カルボマーの天敵<チガイがワカル実験室>

まずは、シンプルにカルボマーでゲルを作ってみました。

それをお肌の上に落とすと・・・

カルボマーゲルが、ツルツルツルっと肌の上を滑っていき、
それをキャッチした写真が下図です。

スプーン(スパチュラ)ですくいとったゲルの写真と比べると
水っぽくなっているのが伝わりますでしょうか?

カルボマーのゲルは、汗などに含まれるお肌の成分と反応し、
一瞬で粘度が下がり、水っぽくなったのでした。

ちなみに、誰がやっても同じように粘度が下がるのかといえば、
結果は、人それぞれ。
同じカルボマーのゲルを、人をチェンジして試してみたら、
少し粘度に影響があるものの、お肌の上にとどまっていました。

ということで、「汗などに含まれるお肌の成分」も
カルボマーの天敵となり、粘度を低下させるのでした。

まとめ

このカルボマーの粘度変化は、
お手元の美容液や乳液、クリームなどでも試してみることができますので
ご興味のある方は、液だれ度合というか、粘度変化具合を確かめてみてください。

ちなみに、粘性変化が顕著だったからといって、
即、悪い化粧品という判定になるわけではありません。

化粧品の評価は、
テクスチャー、肌への効果、コストパフォーマンス・・・など
複合的に判断すべきだと思っております。

ちなみに、美里所長さんがカルボマーを使いたがらない理由の一つには、
高付加価値の商品を求めて、お財布を大きく開いてくださる方に、
技術者のプライドでその想いに応えるような処方提供をしたいというお考えがあるようです。

デパートコスメの中身が、実は100均コスメ程度の価値だった・・・なんて状況の商品を買ってしまうことは
ゆっきーは遠慮したいと思っておりますので、
美育Laboが手掛ける化粧品は、ユーザーさんに誠意ある化粧品を提供してゆきたいです。

美育Laboのゆっきーによるカルボマー実験室!?でした。

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