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化粧品開発・セミナーのご相談は美育Laboへ

化粧品「品質」の判断ポイント

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。

さて、美育Laboのサイトでは、掲示板「美容レスQ」を運営しています。

が、書き込みをリアルタイムでチェックしていなかったために、
せっかく書き込みをいただいていたにも関わらず、
美里所長さんからの回答に1ヶ月もかかってしまって、
Mさん、申し訳ございませんでした。

さきほど、美里所長さんが回答を書き込みしましたので
まだ、ご心配事が解決していないようでしたら、ご覧いただけると幸いです。

今回ご相談いただいている内容は、
コスメユーザーも知っていると、もしもの時に参考になる内容だと思うので
こちらでも紹介したいと思います。

<ご相談内容>
購入した化粧水にカビのような物が浮遊していたので、メーカーに問い合わせたところ、
「その浮遊物は天然原料が析出したもので、腐敗ではない。当社は自然原料だけで製造しているので、防腐剤はおろか金属イオン封鎖剤などの合成成分も一切配合しておらず、そのような現象が起こることがたまにある」との回答だった。
いくら自然化粧品だとはいえ、析出物?が浮いている時点で不良品と判断されても仕方ないのではありませんか?
たとえオーガニックコスメといえども、防腐-劣化設計をしなくても良いという言い訳は通らないのではないでしょうか?

疑問点にも、ご意見にも、私も「おっしゃる通り」と同意しますし、
美里所長さんも以下のような回答をさせていただきました。

おっしゃる通りで、その化粧水の浮遊物が仮に天然成分由来のものだったとしても、経日とともに析出してきたのであれば、それは完全に品質不良に該当します。

もちろんそれも程度による部分もあり、ごくわずかな事であれば成分が濃縮されてきて・・・といった悪影響のないケースもありますが、それは消費者さんが見られて異常と思える状態ではない範囲の場合のみに限られます。

そしてここで、非常に重要な判断ポイントを伝授して差し上げたいと思います。

天然成分であろうが合成成分であろうが、成分同士が影響をする事で起きる析出物は、ほとんどのケースが底に沈む沈殿物となります。
なぜなら、複数成分が反応する事で生成される物質は、それらのもともとの成分の比重より軽くなる事は化学的にあり得ないから、です。
つまり必ずもとの成分よりも重くなりますので、底に沈むというわけです。

という事は、上部に浮遊物として浮いている異物は、一般的にはマヤさんがご指摘された『カビ』といった菌による腐敗と推定されるのが通例です。
しかもメーカーさんは防腐剤を配合していないので、そういう事が起こりうると胸を張って主張しているなど、言語道断な対応です。
となると、これは一気に問題は大きくなり、商品回収の事態と言えますので、
(中略)公的機関へご相談を!

美里所長さん

このご相談内容を、たまたま横で聞いていた方も、
品質に問題がない範囲のことなら、通常、パッケージなどに表示しますよね!?
と、メーカーさんの対応に驚いておられました。

確かに、過去に手掛けてきた化粧品を思い起こしてみても、
自分が購入した化粧品を考えても、
ユーザーが不安に感じる可能性があり、製品に問題がないことなら
ちゃんと明記していますね!

化粧品の品質は、効果成分と比較すると地味なイメージがあるのですが、
ユーザーが化粧品を安心して使うためには、すごく大切なことで、
美里所長さんも、処方設計をする際、美容効果やテクスチャーよりもシビアに向き合っているように感じています。

凄く美味しくて体にも良いドリンクがあったとしても、腐っていたらイヤですよね!?

そうそう、化粧品の品質管理といえば、先週、いろはねさんが記事をUPしていましたね。
https://sawayaka0302.hatenablog.com/entry/2020/07/23/070000

ちょっと小難しい内容になっていましたが、
基本的なことをまとめておられますので、
「品質管理」のご参考にされるといいかもしれません。

最後に、今回のタイトルを見て、この化粧品が「効く」「効かない」というお話だと思った方は
ちょっと違う内容で、失礼しました。。。

それでは、また。
美育Laboのゆっきーでした。

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