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化粧品の「液晶」技術

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。

本日は、化粧品の「液晶」がテーマです。

「液晶」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?

私は、テレビやPCモニターですが、
実は、この「液晶」、化粧品でも活用されている技術なのです!

??? でしょうか!?

美里所長さんの開発処方の中でも、今、「液晶」を使った化粧品はイチオシのため、
提案したり、採用いただいたメーカーさんからも、「液晶って何?」と質問されることも多いようです。

私自身、開発処方の説明をされた際、「液晶技術だよ」っと言われ、
目の前にあるクレンジングや乳液と、私のイメージする「液晶=モニター」が、あまりにもかけ離れた存在で、
分かったような気になるものの、やっぱりよく分からない・・・というループに、かなりな期間、はまっていました。。。

が、やはりお客様に説明する機会もあるのに、私自身がよく分かっていないものをお客様にお伝えするにも限界があるので、
文系の化粧品企画担当者にもなるべく分かりやすく説明すべく、「液晶とは?」を私なりにまとめてみました!

液晶とは

液晶とは、液体と固体(結晶)の中間にある状態の物質で、液体のように流れて動く性質があるが、分子の並びはいい加減ではなく、かなりの規則性がある結晶の性質も残しているもののことをいいます。

一般的に、液晶は、「ある温度範囲」や「ある濃度範囲」の特定条件下でのみ作ることが可能で、その形状や現れ方によって、いくつかの種類に分類されています。

その中で、化粧品で使われる液晶は、ある濃度範囲で液晶となるタイプ(リオトロピック液晶と呼ばれる)で、界面活性剤と水が濃厚な状態で混じり合うと、規則正しい構造ができることから、乳化技術に活用されています。

化粧品の液晶乳化を調べると、「ヘキサゴナル」「キュービック」「ラメラ」「逆ヘキサゴナル」というワードが登場しますが、
これらは構造の違いから分類された名称です。

化粧品の乳化技術を学ぶなら、これらの構造も掘り下げた方がいいのかもしれませんが、
今回は、まずは「化粧品に液晶?」の疑問を解決したいので、
「液晶乳化」を化粧品に活用すると、肌へのなじみやのびなどの使用感をよくするほか、油汚れともよくなじむのでメイク落としにも利用されているということまでを覚えてくださいませ!

ちなみに、液晶は、私たちの体の中でもみられ、例えば角質層の細胞間脂質も液晶で、その構造の特徴によりラメラ構造やラメラ液晶と呼ばれ、水にも油にもなじみやすい性質を生かして皮膚のバリア機能を担っています。

お肌のようにしなやかな弾力のあるものと、モニターの硬質なものが、同じ「液晶」って、ますます混乱しそうですね!?

実は、液晶テレビは、同じ「液晶」でも、
「ある温度範囲」タイプの液晶(サーモトロピック液晶と呼ばれる)で、電界によって動き、配列方向を変える働きを活用したものです。

サーモトロピック液晶は加熱していくと白濁した液体となり、さらに過熱していくと透明な液体になる性質を持っており、
その透明液体を冷却していくと、紫色、橙赤色、緑色などの色が現れるそうです。

これらの液晶は螺旋状の構造を持ち、その螺旋構造のピッチが目に見える光の波長に近いために白い光を当てると、螺旋構造による光の反射で鮮やかな色となります。
電気を入れるか否かによって液晶の並び方が変わる性質を利用し、電卓やデジタル時計などの素子表示に利用の他、液晶モニターとして大型画面表示機器にも活用されています。

「液体の流動性」と「結晶の規則性」の双方を兼ね備えた液晶という構造は同じでも、
色々なパターンの液晶が存在し、
その特性を生かして様々な分野で活用されているということをイメージしていただけると、
化粧品の「液晶乳化」の理解へと一歩近づくのではないでしょうか!?

以上ですが、「液晶」について、脳内整理ができたなら嬉しく思う美育Laboのゆっきーなのでした。

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