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ナノコスメを知る 秘話11

ナノコスメを知る 秘話10」の続きです。

前回は、大きな意味で『乳化粒子』という事で
説明していきましょうで、終わっていましたね。

それではまず、
乳化粒子とはどういうモノか
きちんと理解しておく必要があります。

皆さんも、乳化という言葉くらいは耳にした事があるかと思いますが
ナノコスメを知るためには
再度ここで正しく理解しておきましょう。

乳化と聞くと皆さんも頭に思い浮かべるのは
乳液・クリームといったアイテムでしょう。

その通り、化粧品で乳化というと代表的なアイテムは
「乳液」「クリーム」の二つになります。

いえ、正確には実は
この二つが「分かりやすい」と言っておきます。

では、実際にクリームの乳化粒子とはどうなっているのか
詳しく説明していきます。

それは、顕微鏡で見るとはっきりと理解ができます。

乳化粒子

これが、顕微鏡で見た一般的な乳液の乳化粒子です。

乳液には、通常絶対に混ざり合う事のない
油と水が配合されていますので
この二つがこういうカタチで
粒子になっているというわけです。

これがもっと肉眼で見える位大きなモノとしては
オイルが配合されたドレッシングを思い出してもらえば
非常に分かりやすいでしょう。

油と水が分離したドレッシングを
シャカシャカと混ぜると
油がこうした玉状のツブツブ状態になるのを
皆さんも見ていると思います。

ただ、ここでクリームの乳化粒子と異なるのは
ドレッシングの場合は時間とともに
どんどんと油のツブが集まってきて
やがてはもとの二層に分かれてしまう点です。

クリームや乳液がこうして二層に分かれてしまうと
これは困ったものです。

同じ油と水なのに
なぜドレッシングのように分離しないかというと
これを界面活性剤が
つなぐ役目を果たしているからです。

ユーザーの皆さんは
よく誤解をされているのですが
こうして顕微鏡を見れば分かるように
界面活性剤は油を水の中に“溶かしている”のではありません。

この写真のように油と水とが
玉状になって分かれているのは
界面活性剤がない状態も全く同じです。

ただ異なるのは
界面活性剤が配合されている事によって
油のツブがドレッシングのように集まる事なく
“水の中にジっとそのまま維持されている”
というのが正しいんですね。

つまり、界面活性剤が油のツブの周りにくっついて
周りの水と関係をつなぎ止めてくれている
と想像すると分かりやすいでしょう。

模式図で見るとさらに分かりやすいですね。

界面活性剤のイメージ図
こんな感じで、油のツブの周りに界面活性剤が取り巻き
油同士が集まってこないように維持しているという訳です。

お話が少し難しくなってきましたので
頭を少し休めて続きを次回に譲りましょう。

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