◆◆FILE No.032 / 2006年12月配信◆◆
この記事の目次
機能性コスメ評価法~その2:洗顔料
前回より機能性コスメをご自分できっちり評価する方法を書いています。
今回はその二回目で、洗顔料についてお伝えしたいと思います。
cosmetic-webの洗顔料の基礎知識でも書いていますが
洗顔料と言っても固形の石鹸もあれば
クリームタイプの洗顔クリームもあります。
また、最近はポンプフォーマーによる泡状のものや
液状タイプのものも市販されていますね。
これら全て含めて同様に扱い
その機能性を計る方法を書いていきましょう。
泡立ちのテイスティング
まず洗顔料の機能と言えば
「泡立ち」が一番に挙げられますね。
もちろんここでは、泡立ちだけでなく
泡の質感やコシなども見ていく事になります。
皆さんは洗顔料を泡立てるのに
泡立てネットをお使いでしょうか?
もちろん、これはラクちんですし
細かい泡がたくさんできるのでお勧めです。
100均の商品でもなかなか機能性が高く
傷み難いので大変goodです。
ただし!
ここでのテスティングには決して使わないで下さいね。
そうなんです。
少々泡立ちの悪い洗顔料でも
簡単に泡ができてしまうからなんですね。
差があまりないアイテムであれば
その差が全く分かりません。
では早速その方法にいきましょう。
(1cm程度を基本にして下さい。)
固形石鹸の場合は、回数を決めて手に擦り付けて下さい。
以上が泡立ちのテスティング法です。
この方法を使わなくても
うまく手だけで泡立てができる方は
慣れた方法で行って頂いて構いません。
慣れてくると
この方法で比較的小さな差でも判定する事ができます。
ポンプフォーマータイプはこの方法が使えませんが
ポンピングして出した泡がこうして作った泡とどう違うか
しっかりと観察する事で
ある程度判断材料になりますね。
石鹸カス量の判定方法
続いて
「石鹸カス量」の判定方法です。
上記のテスティングが終わった後にみる方法をご紹介します。
以上が、洗顔料の機能性を評価する方法です。
泡立ちが良くない洗顔料は
ほとんどが洗浄性も低いと考えて良いでしょう。
ただし、機械を使った正確な方法ではありませんので
判断しづらい時は何度か行ってみて下さい。
その他、油分などの残留感やツッパリ感も
しっかりと五感で捕らえる事を忘れないで下さいね。
乾いた後の手の平のカピカピした感触も
需要なポイントとなりますよ。
<洗顔料の基礎知識>
次回は、日焼け止めの耐水性のテスティングになります。