化粧品のアルコールは油分！？

こんにちは！
美育Laboのゆっきーです。
昨日は、化粧品成分「エタノール」のお話でしたが
今日は、「○○○アルコール」がテーマです。
アルコールとつく化粧品成分名は
何か思いつきましたでしょうか
例えば、“アルコール”とつく成分には、
「ベヘニルアルコール」
「ステアリルアルコール」
「イソステアリルアルコール」
「セチルアルコール（セタノール）」
などがありますが、
聞いたことのある成分名はありますか
また、「フェノキシエタノール」という
エタノールがつく成分もありますね。
化学構造に水酸基（OH）をもつものを
アルコールと呼ぶことから、
上記の成分には、
アルコールやエタノールという名称がついているけれど
エチルアルコール（エタノール）とは
別の成分ですし、
性状や性質などが違っています。
ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコールは
実は、固形の油分で
製品を固化させたり
粘性を高めたりするなどの目的で使用されています。
また、イソステアリルアルコールは
液状の油分で
肌を柔軟にするエモリエント剤や
乳液・クリームなどの乳化剤として
使用されています。
フェノキシエタノールは、
有名なのでご存知の方も多いですよね！？
そう、防腐剤として使用されていますね。
「○○○アルコール」という名前の成分が
スースーするあのエタノールの仲間のアルコールじゃなくて
実は、油分だなんて・・・
普通に生活していると
化学構造式なんて見ることもないし、
OH（水酸基）とか言われても、たぶん興味もないだろうし・・・、
コスメユーザーの方にとって
化粧品の成分が難しいと感じる理由の一端は
この辺りのことも関係しているのでしょうね
ゆっきー自身も
まだまだ難しいなぁと思うことがいっぱいだけれど
ちょっとずつでも、
分かりやすい言葉で伝えてゆけたらなぁと思っております。
（1日早いけど）来年もどうぞよろしくお願いします
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。