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表皮の構造とセラミド

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。

美里所長さんが、2週にわたってセラミドのお話をされていましたね。

参考 【特集】セラミドクリームはオールOK?~前編コスメあら!?カルト?? 参考 【特集】セラミドクリームはオールOK?~後編コスメあら!?カルト??

ということで、本日は、表皮の構造のお話をしたいと思います。

表皮の構造

表皮は、平均0.2mmの厚みで、お肌の乾燥を防ぎつつ、外的刺激から皮膚そのものを守る働きをしています。

90%以上が角化細胞(ケラチノサイト)とよばれる細胞で構成されており、
角化細胞(ケラチノサイト)は、
「基底細胞」→「有棘細胞」→「顆粒細胞」→「角質細胞」へと
形や働き、成分を変化する機能を備えています。

表皮の構造は、言葉で説明するより、イラストがあった方が分かりやすいなぁと思って探したら、
イラストACさんのサイトに分かりやすいものがありました。
(デザイナーさん、ありがとうございます!!)

いかがでしょう?

表皮の構造

基底層(基底細胞)

表皮のターンオーバーが開始される層で、表皮の一番下(肌の内側)にあって、真皮に接しています。

基底細胞は、真皮の毛細血管から栄養補給(※)し、細胞分裂をすることで、新しい細胞を生み出しています。
※表皮には、血管がありません。

基底細胞には、「幹細胞(Stem cell)」と「TA細胞(Transit Amplifying cell )」があり、
幹細胞は「母細胞」、TA細胞は「娘細胞」とも呼ばれます。

基底層の細胞は、すべてが1:1の割合で細胞分裂するわけではなく、
まず、幹細胞(母細胞)が分裂して、TA細胞(娘細胞)を作り出し、
そのTA細胞が、次々と細胞分裂して、増えてゆき、それらが有棘層の細胞になってゆきます。

ちなみに、「幹細胞(母細胞)」の幹細胞の細胞分裂は数週から数ヶ月に一回とゆっくりと行われているのに対し、
「TA 細胞(娘細胞)」は数時間に一回と非常に活発な細胞増殖能があるそうです。

1日に何回も細胞分裂を繰り返すと、TA細胞が増えすぎて、基底層が“密”にならないかと心配になるかもしれませんが、
TA細胞は、数回の細胞分裂後は、ピタッと分化を停止する機能を備えています。

参考 上皮(角化)細胞の増殖・分化機構の解明東北大学大学院歯学研究科

あと、今回は、美白の話をするとややこしくなるので、メラノサイトが描かれていないイラストを使っていますが、
実際には、基底層の細胞間には「メラノサイト」というメラニン生成細胞があって、紫外線から肌を守るためにメラニン色素が生成されます。
※基底細胞とメラノサイトの割合は、10対1程度です。

有棘層(有棘細胞)

表皮4層の中では、一番厚い層で、有棘細胞が数層から10層ほど重なっています。

有棘細胞の外面は、多くの細かい棘状に覆われていて、細胞同士が結合しています。
(どうやらそれが名前の由来らしい。)

細胞と細胞の間には、リンパ液が流れていて、細胞への栄養運搬の役割を担っています。

また有棘層の中には、ランゲルハンス細胞と呼ばれる細胞があって、細菌・ウイルス・アレルギー物質などの異物侵入情報をキャッチし、免疫反応の入り口としての役割を果たしてくれています。

顆粒層(顆粒細胞)

顆粒細胞が数層重なった層で、顆粒細胞質の中にはケラトヒアリン顆粒が多く含まれています。

ケラトヒアリンは、光線を強く屈折する性質があり、紫外線を反射させ、深部への浸透を防止する役割があるんです。

また、この顆粒層で、NMF(自然保湿因子)や細胞間脂質(セラミドなど)がつくられ、角質層に放出されています

角質層(角質細胞)

角質層は、角層とも呼ばれ、外からの異物侵入と内側からの水分蒸散を防ぐバリアのはたらきをしています。

平べったい核のない角質細胞が、パイ生地のように10~20層ほど積み重なっており、角質細胞と角質細胞の隙間を細胞間脂質が埋めています。

角質細胞の中にあるNMF(天然保湿成分)や細胞間脂質は、水分をキープする働きがあり、角質層内部のうるおいを保つ役割を担っています。

細胞間脂質の構成
  • セラミド 約50%
  • コレステロール 約30%
  • その他(遊離脂肪酸、硫酸コレステロールなど)

角質層の厚みは、約0.02mmといわれていますが、厚みのイメージはできますか?

角質層は、よくラップの厚みと同じくらいだと表現されることがありますが、
調べてみると、サランラップが0.011mm、クレラップが0.01mmの厚みです。

私が、0.02mmの厚みをイメージするなら、45Lのゴミ袋で、
極薄のものは0.012mmという商品もあるようですが、主流は0.02mmではないでしょうか!?

ビニール商品の厚みの詳細はともかく、そんなペラペラだと感じられるであろう厚みを顕微鏡などで見ると、
10~20層に重なった状態で、さらにその層の間に、細胞間脂質があって、それらがお肌の乾燥と密接な関係がある…人体の不思議を感じます。

角質層のイメージ

ということで、セラミドは、ターンオーバーの過程の顆粒層でつくられ、角質層の細胞間脂質を構成する成分の1つとしてお肌に存在しています。

ちなみに、「セラミド」も1種類だけじゃなく、以前にも紹介しましたが、
セラミドは、「スフィンゴ脂質」とも呼ばれ、「脂肪酸」と「スフィンゴイド塩基」と呼ばれる2つの部品で構成されていて、
現在では、その組み合わせの12種類の存在が確認されています。

以上、表皮の構造の復習回なのでした。

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