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界面活性剤 ~コスメティックアカデミー 基礎講座のテキストより~

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
一昨日、昨日との、界面活性剤つながりで、
今日は、美里所長さんがコスメティックアカデミーの基礎講座で使っているテキストより
「界面活性剤」の項目を抜粋してみようと思います。
どうぞ!

・界面活性剤
ユーザーの間では評判のあまり良くない成分ですが、
逆に化粧品の基本的機能を考えた時、この素材は他の成分よりも大変重要な意味を占めています。
化粧品に配合される主な目的は以下です。
Ⅰ)決して解け合う事のない油と水を適度なバランスで配合するための乳液やクリームなど、
双方の成分のつなぎとなる役目。
Ⅱ)皮脂によって覆われた皮膚を超えて、水溶性成分を運ぶための浸透性の確保。
Ⅲ)皮膚から油分やメイク・油汚れを除去して清浄にする。
Ⅳ)水に溶けない香料や油分などを化粧水など水の系に均一に配合する。
これらは、他の物質によっては決して目的を果たす事はできませんので、
化粧品にとって必須な成分と考えなければならず、当然それに対する正確な知識を必要とします。
また、界面活性剤の特性は実に様々で、
水性成分・油性成分の性質や特質、使われる剤型、必要配合量の決定によって
製剤に合った性質の素材を選定する必要があり、
個々の界面活性剤の持つ性質を知る事は、その技術レベルの高さに比例しています。
例えば、洗浄剤・ヘアコンディショナー・乳液・スキンクリーム・
クレンジングクリーム・クレンジングオイル・香料の可溶化と、
それぞれに使われる界面活性剤は全く性質が異なりますので、それぞれに知識を必要とします。

書物を読んで理解できることと人から教わることに違いがあるように、
これを読んだからといって、
まだまだ界面活性剤のことはよく分からないだろうし、
かえって難解なものに感じた方もいるかもしれませんね。
ちなみに基礎講座では、「界面活性剤=すべて悪」ではなく、
一口に界面活性剤といっても、本当にさまざまな種類があって、
なぜ化粧品で使われるのかということや、
刺激が非常に強く避けた方がいいものもあるけれど、
特性や使用量、使い方によっては、
特に問題視することもなく、
製品の品質や安定性を高めてくれることもあるというようなことをさらっと学びます。
そして、応用講座では、界面活性剤の大まかな種類に分けて分類し、
それらの主だった使用用途や特性、
それぞれチョイスされる代表的な親油基と親水基について簡単に学びます。
ちょっと話が飛躍しますが、
例えば、〇〇県に住んでいる人が凶悪な事件を起こしたとします。
でも、すべての〇〇県に住んでいる人が凶悪な人という訳でなく、
優しい人もステキな人も明るい人もおおらかな人も・・・
色々なキャラクターを持った人がいるわけで、
〇〇県のキーワードだけで私たちは変な先入観を持つことはないと思います。
世の中には、避けた方がいいと思う界面活性剤が存在していることも事実ですが、
界面活性剤というカテゴリーに属するということだけで
その成分が必ずしも危険という訳でもないこともあるので、
“なんとなく”のイメージだけで、すべての界面活性剤を否定してしまうのは、
コスメを楽しむ上でもったいないことだなぁと思っています。
あっ、そうそう。
自然由来=絶対安全というわけではありませんよ~。
植物という自然が、絶対に安全なら、花粉症に悩まされる人もいないはずですから。。。
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。

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