化粧品の開発をしていると、
販売機会を逃さないためにも商品化を急ぎたいメーカーさんと
きちんと製品の安定性を確認する期間を設けたい工場さんとで、
お互いに“何で思うとおりに進められないの!?”と感じることは、よくあるケースだと思います。
研究の現場にいないと、“失敗品”を目にする機会はほとんどないだろうから、
商品化を急ぎたいメーカーさんの気持ちは、ものすごく理解できます。
でも、こんなのを目にすると、工場さんが見切り発車で、製品化を進めないのも納得できます。
これは、美里所長さんが、とある成分をどこまでなら高配合できるかというチャレンジ処方の一つで、
当初からNGだろうなぁという予測はついていたようなのですが、
安定処方を確立させるためにも、トライするのは大事なことです。
で、結果は、45℃に数ヶ月保管していたら、上記の写真のとおり。。。
こんなのが商品として手元に届いたら、クレームの嵐ですね!
より良い製品をユーザーさんに届けるためにも、プロフェッショナルの意見はちゃんと耳を傾け
無謀な無茶は通すことなく、尽力でカバーできることは頑張り、
いいモノづくりをしたいと思う美育Laboのゆっきーなのでした。