Warning: Undefined variable $post in /home/cosmeticweb/cosmetic-web.jp/public_html/blog/wp-content/themes/sango-theme-poripu/functions.php on line 12

Warning: Attempt to read property "ID" on null in /home/cosmeticweb/cosmetic-web.jp/public_html/blog/wp-content/themes/sango-theme-poripu/functions.php on line 12
化粧品開発・セミナーのご相談は美育Laboへ

化粧品ラベルの印刷

オリジナル化粧品づくりをしていると
化粧品の中身となる処方や成分のことだけではなく、
容器や化粧箱・ラベル・能書などのパッケージの印刷も化粧品企画には大切な要素です。

化粧品のパッケージが目指すことは、
商品の品質を守り、お客様にも使い勝手が良く、ブランドらしさのあるデザインで、可能な限り低コストで、できるだけ環境にも配慮し・・・など
色々な要素がありますね。

今回は、小ロットのオリジナル化粧品づくりの際、
悩むことも多い「ラベル印刷」のお話をしたいと思います。

化粧品ボトルの装飾や必要事項の表示などは、直接、ボトルに着色・印刷することで表現するケースが多いですが
諸事情で、ラベル(シール)を作って、ボトルに貼ることもあるので、今回はそんな「容器ラベル」がテーマです。

ラベルとシールの違い

本題の前に、ちょっと寄り道。。。
「ラベル(シール)」と書きましたが、ラベルとシールの違いは説明できますか?

語源をさかのぼれば、違いがあるのですが、現在においては『ラベル』と『シール』には、明確な境界線はありません。

ラベルは英語で「label」で、レーベルとかレッテルとよぶこともあります。
ラベルは、中に何が入っているかを表示するもので、名前・原材料・販売者・注意事項などを記載するものや
CDなどの記録媒体に内容を表記するというような意味合いがあります。

シールは英語で「seal」で、印章、封印のことで、中に入っているものを封印して、保護するものという意味合いがあります。

ということで、ラベルは粘着性の有無に限らず、「何かを表示しているもの」で、
シールは「粘着性があるもの」という漠然とした境界線はあるものの、
「無地ラベル」と言われても、私なら、特に違和感を感じることもなく、例えば印字前の宛名ラベルをイメージしちゃうので
現在、ラベルとシールは、同義語に近い扱いとなっていると思います。

印刷会社さんによっては、自社基準で定義されていることもあるだろうけれど、
印刷物を依頼するにあたっては、ラベルとシールの違いは、あまり気にする必要はありません。

余談ですが、ラベルやシールの仲間に、「ステッカー」と呼ばれるものもありますね。
こちらは、耐候性や耐水性などを持たせて、屋外などの環境下でも長期間使用できるラベル(シール)のことと定義されていることが多いようです。

ラベル(シール)印刷の用紙選び

化粧品パッケージに用いるラベル(シール)に印刷する用紙は、どんなものが良いでしょうか?

デザイン以前に、まず考えて欲しいのが、「耐水性のもの」と「非耐水性のもの」のどちらを選ぶかということです。

水回りで使用するアイテムなら、絶対「耐水紙」を選択するべきですし、
化粧水などお風呂場で使うわけではないけど、ラベルが水濡れする可能性があり、水濡れしてしまった後も継続使用するアイテムなら「耐水紙」が望ましいし、
1枚入りのシートマスクなど、1回使いきりなら、「非耐水紙(できればPP貼などの加工をする)」でもいいのではないかと思っています。

非耐水紙の方が紙の種類は多いし、特殊用紙はともかく、ポピュラーな用紙は比較的低価格なので、
コストも抑えられ、デザインの幅も広がる可能性はある反面、
化粧品を使っている間に、ラベルがボロボロになっちゃっうのはNGだと思うので、使用状況をイメージして用紙選びをしたいものです。

耐水紙の一例:ユポ、PETなど
非耐水紙の一例:上質紙、ミラーコート紙など

印刷手法の違いと有版印刷の種類

ラベル(シール)を印刷手法は、いくつかありますが、「版」を必要とするかどうかで、区分するのが分かりやすいように思います。

版があるものは「ハンコ」や「版画」みたいな原理で印刷するもので、
版がないものはインクジェットプリンターやレーザープリンターのような印刷をイメージすると分かりやすいでしょう。

版がある印刷は、版の形状により、「凸版」「凹版」「平版」「孔版」と分類されます。

凸版印刷(活版印刷やフレキソ印刷)は、印鑑や版画と同じ原理で、凸凹の凸部分にインクをつけて、材料に直接印刷をする方法です。
コストが安いのが特徴で、文字の印刷に適している反面、繊細な印刷は苦手です。
主に新聞雑誌、書籍、段ボール、フィルム袋(レジ袋)などに利用されています。

凹版印刷(グラビア印刷)は、凹凸の凹部分にインクを流し込んで材料に直接印刷する方法で、
写真の再現をはじめ、繊細で高度な表現も得意なことから、
紙幣や証券類、写真集、包装紙、フィルムなど、身の回りの印刷物に幅広く活用されています。
ただ、版の制作費が高価であることから、大量印刷じゃないとコストが合わない印刷手法です。

平版印刷(オフセット印刷)は、版自体に凹凸をつけず、水と油の反発性を利用し印刷する方法で
版の耐久性がよく、印刷速度も早いため、一般商業印刷で多用され、
パンフレット、チラシ、カレンダー、ポスター、書籍など、多くの印刷物に利用されています。
化粧品の紙類パッケージ資材(化粧箱、ラベルなど)、商品カタログ、チラシなど、私もよくお世話になる印刷方法の1つですが
こちらも版を作る必要があるので、少部数の印刷では、後述のデジタル印刷と比較すると割高になることもあります。
ちなみに、オフセット印刷とデジタル印刷を使い分けるボーダーは、サイズやデザインに左右されることもありますが、印刷枚数1,000枚程度が目安になります。

孔版印刷(謄写印刷やスクリーン印刷)は、目の細かい網にインクの通るところ(孔=あな)と通らないところを作り、孔の部分からインクを押し出し、材料に転写させ印刷する方法です。
スクリーン印刷は、印刷の種類の中で唯一ほとんどの素材に印刷ができ、耐光性に優れ、曲面にも印刷できることから、
Tシャツ、看板、ステッカー、計器版、プリント回路など、特殊な印刷か軽印刷の分野で利用されています。
ちなみに、今、私の目の前にあるキーボードの印字もスクリーン印刷のようです。

デジタル印刷とは

歴史の教科書で、「グーテンベルクの活版印刷機は、ルネサンスの三大発明の1つで・・・」と習った記憶はありますでしょうか?

昔は、「印刷=同じものを手間を省いてたくさん作る」ためのものとして、文明の進化に貢献してきたと思うのですが、今、時代は21世紀。
近年、人々の多様化がますます進むことで、必要な時に、必要な分だけ欲しいという声が増えるとともに、デジタル技術が進化したことで
印刷用の版を必要とせず、データからダイレクトに印刷する印刷方式「デジタル印刷」が生まれ、今もその印刷技術は進歩し続けています。

ご自宅や職場で、パソコンで作ったデータなどを、インクジェットプリンターやレーザープリンターで印刷した経験はあると思いますが、
デジタル印刷を簡単に説明するなら、私たちが普段印刷しているのと原理は同じだけれど、それらの業務用の高品位な印刷技術だといえます。

デジタル印刷は、「版」を必要としないことが最大の特徴で、
他の印刷方法と比べて作業工程が短く、少数部の印刷でも安価でスピーディーに印刷することが可能になりました。
ただ、一方で、オフセット印刷と比べるとベタや網掛け・グラデーションの仕上がりにムラやモアレが発生する可能性が高かったり、
折り目部分のトナーがはがれやすいなどのデメリットもあります。

化粧品パッケージや販促物などの印刷に関係のある展示会に足を運ぶと、
デジタル印刷は、「そんなこともできるようになったんだぁ~」と、毎回、技術進化に驚いており
日頃から私は意識して情報収集をするようにしています!

さて、デジタル印刷を調べていくと、従来のオフセット印刷機をデジタル化したタイプや、スクリーン印刷に変わる屋外用の耐光性のある印刷ができるインクジェットタイプなんていうものもあるそうで、ますますどの印刷方法を選ぶのがいいの分からないような状況なのですが、さらに大混乱になるお話があります。

「オンデマンド印刷」という名称の印刷について、耳にしたことはありますでしょうか?

オンデマンド印刷も、デジタル印刷同様、版を必要としない印刷手法といわれておりますが
こちらは、印刷手法というより、「On demand=要求に応じて」という意味どおり、「必要なものを必要な時に必要なだけ」印刷する要求に応じる印刷モデルの名称なのですが、
現状、きちんと使い分けがされておらず、オンデマンド印刷もデジタル印刷とほぼ同じ意味で使われているケースが多いようです。

ただ、印刷会社さんによっては、使うプリンターの種類によって、独自ルールで使い分けているケースがあったり、
デジタル印刷の良さ(版不要、小ロット、短納期)はそのままに、オフセット印刷に極めて相似した高品質性が出せる印刷機があるようで、
それを「デジタルオフセット印刷」と呼ぶこともあるみたいです。

化粧品のラベル印刷のまとめ

色々と書いてきましたが、印刷コストや仕上がりは、印刷手法により得意不得意があることが伝わりましたでしょうか?

デジタル印刷は、小ロットで短納期なのが魅力ですが、枚数が多くなるならオフセット印刷の方がキレイで安くなりますし、
ネット印刷は、営業コストが抑えられる分、低価格な傾向にありますが、
営業マンがいる印刷屋さんは、色々と提案してくれる安心感があります。

私は、印刷枚数、印刷用紙と糊の種類、印刷色数、仕上げ加工、クオリティ、納品形態(シートorロール)、納期、コストなど
自分が求めるものの優先順位を決め、ラベル印刷の手配をするようにしています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です