こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さてさて、新しい化粧品に出会ったとき、
効いてくれるかなぁというワクワク感と同時に
お肌に合うかなぁとほんの少し不安も感じたりしますよね!?
その不安の方に関することを文章にしていて
その関連で知覚神経のことを少し調べてみました。
そしたら、興味深い内容を見つけたので
今日はそれをご紹介しようと思います。
さて、私たちの皮膚は、日頃どのような感覚をキャッチしているでしょうか?
毎日毎日、寒いですよね~。
「寒い」と判断しているのは脳だけど、
まず最初に「冷たい感じ(冷覚)」をキャッチするのは皮膚です。
ゆっきーは、寒さが苦手だけれど
今日もファンヒーターのおかげでポカポカです。
そう、「温かい感じ(温覚)」をキャッチするのも皮膚ですね。
他にも「痛み(痛覚)」、「触った感じ(触覚)」、「押された感じ(圧覚)」を
キャッチするのも皮膚です。
私たちの皮膚には、この温覚・冷覚・痛覚・触覚・圧覚の
それぞれ専門の「知覚神経線維」と
刺激を感知し受け止める「神経末端器」が分布しています。
これらは、微細な網の目のように張りめぐらされていて
神経線維だけでも、なんと1平方センチメートルの皮膚の中に
平均4メートルもあるそうです!
小指の先っぽ程度の面積の中に
自分の身長の2.5倍くらいの長さの神経線維が
張りめぐらされている・・・というイメージですよね!?
整理整頓も苦手なゆっきーとしては、
絡まったりしないのかしら・・・とトンチンカンな心配とともに、
生命の不思議を感じらずにはいられません。
(おっとっと・・・また話が違う方にいきそうでした・・・)
さて、外界刺激の種類に応じて、
温覚・冷覚などの神経終末器が反応(センサーをキャッチ)するのだけれど
皮膚表面に散在している神経終末器の作用点を「感覚点」と呼ぶそうです。
ということで、温覚の感覚点は「温点」、冷覚の感覚点は「冷点」などとなります。
そして、この感覚点は
皮膚全体に一様ではないので
ある点では痛く、ある点では痛みを感じないこともあって
ハリを打って痛くないのは、このためだそうです
その感覚点の数を平均すると
皮膚1センチ平方メートル中の割合では
・温点1~2
・冷点12
・触点25
・痛点100~200
となっているみたいです。
ちなみに、なぜか参考にしている『美容皮膚科学事典』には
圧点のことは書かれていませんでしたので
万一、質問されても私は答えられませーん。。。
ということで、温覚に比べ、痛覚は100倍も密度が高く
敏感なことがうかがえます。
これは、危険な状況から身を守るためのメカニズムの一環と
考えられますね。
やっぱり生命ってスゴイ!
さて、これら5つの感覚をもうちょっと詳しくみていくと
例えば、痛覚の変型として「痒感(ようかん)」という
いわゆる“かゆみ”があります。
同じ痛覚の神経の反応だけれど
刺激が強ければ痛みとして感じて
弱ければかゆみとして感じると考えられているそうです。
このようにさまざまな変型が多いのは触覚だそうで
触れてみた感覚に対する反応は個人差も大きいですね。
そんな中で、精神作用の伴うものの一つに「擽感(らくかん)」というのがあって
これは、くすぐったいとかムズムズするという感覚です。
くすぐったさは笑いをさそい、
ムズムズは不快感を呼び起こしますね。
このムズムズは触覚だけでなく痛覚も微かに刺激されて起こる複合感覚でもあるそうです。
ね、なかなか興味深い内容だと思いませんか!?
今回参考にさせてもらった書籍はこれです↓
美容皮膚科学事典 (2002/05/01) 朝田 康夫 |
初版から10年ほど経過しているけれど
情報が古すぎて使えないということもないですし
手のひらサイズのコンパクトな事典だけれど
3100円以上の情報量がぎっしりで
ゆっきー的には良書だと思っています!
ではでは、素敵な週末をお過ごしください!
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。