マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル

こんにちは！
美育Laboのゆっきーです。

今日は、美里所長さんの化粧品原料棚から
「マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル」をご紹介。

といっても、“なんじゃそりゃ？”ですよね！？

実は、ゆっきーも「何ソレ？？？」なのだけれど、ね！

たまたま実験台の上にこれ↓が置いてありまして
それが「マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル」という表示名称になる
化粧品原料だったのです。

何の先入観もなく、とりあえず、触ってみたところ
一瞬で“この使用感キライ！！”と私の触覚は判定を下しました。

というのは、濃すぎて、すべりが悪くて・・・見た目の滑らかな感じが全くなく
想像を裏切られたからだと思います。
（なんて自己中な・・・(-_-;)）

良いところをあげると、ネチャネチャ、ベタベタした感じがないところかなぁ。。。

美里所長さんに「この感触はイヤ」と言ったら
「こういう上滑りのしない油分も必要なんだよ」とのこと。

たしかに、普通は、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルを単独で使うことはなく
さまざまな化粧品原料と混ぜ合わせて、コスメになるわけだから
おっしゃる通り、すべての油剤がツルツル滑りのいいものばかりだったら
どの油分が入ったコスメもツルツルツルツルいつまでも肌の上を滑って
オイルクレンジングじゃないんだから・・・と
突っ込みたくなるような使用感のコスメばかりになってしまうかも！？

↑この写真は、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルを使って
美里所長さんが試作をスタートしたところ。

さてさて、イメージした通りの試作品となるのでしょうか！？
「マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル」という名前から
化学合成っぽい雰囲気が漂っておりますが、
マカデミアナッツという名前がついているように植物由来成分のみで作られた油剤です。
原料資料によると
パルミトレイン酸を多く含み、
脂肪酸組成がﾋﾄ表皮脂質に類似した植物系ステロールエステルで
体温付近に融点を持ち、融点時の粘度も低いため、
皮膚上での伸びがよく、良好な感触を与えてくれるそうです。
お肌への効果としては、角質の水分量を高める保湿力です。
まだまだ知らない化粧品原料もたくさんある美育Laboのアシスタントゆっきーでした。