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パラベンは水に溶けない?
美里所長さんの「BGやグリセリンの役割に誤解」に記事の中に、
次のような記載がありました。
美里所長さん
化粧水に配合されているパラベンはメチルパラベンですが、この成分、実は水にはそんなにたくさん溶けません。
化粧品企画の目線では、メチルパラベンは、
抗菌作用が高く、比較的刺激性が低いこともあり、水系の化粧品の防腐剤に広く使用される「水溶性」の成分という印象です。
実際に、手元にある成分説明をしている書籍を見ても、下記のような記載です。
パラベン類の中ではもっとも水に溶けやすく、非常に広範囲の微生物に殺菌力を持っています。(『CiLA化粧品成分検定公式テキスト/実業之日本社』より)
「水溶性の成分=精製水に溶けやすい成分」だけではない、化粧品製剤の一端を感じてみたくて、実際に試してみることにしました。
パラベンを実際に溶かしてみる
STEP1
準備
まずは、ビーカー、スパチュラ、精製水、メチルパラベンを用意。
STEP2
メチルパラベンを投入
精製水の入ったビーカーに、メチルパラベンをパラパラパラっと大胆に投入。
STEP3
攪拌
メチルパラベン入りに精製水をスパチュラで、カシャカシャカシャカシャ・・・と3分ほど攪拌。
美里所長さんの「実は水にはそんなにたくさん溶けません」の言葉通り、
カシャカシャと攪拌し続けても、水に溶けてゆく感じはなく、
まさに、パラベン粉体がいつまでもプカプカと浮いたままの状態でした。
STEP4
多価アルコール(BG)を投入
パラベンを化粧水に配合するには、数%レベルでBGといった多価アルコールを配合してあげないといけないということで、
目分量ですが、BGを加えてみる。
目分量ですが、BGを加えてみる。
STEP5
結果
BGを入れると、パラベンが溶けだし、1分半程度、カシャカシャと攪拌しただけで、
まだ完全に溶解したわけではないですが、このようになりました。
まだ完全に溶解したわけではないですが、このようになりました。
そして、2時間ほど放置していたら、さらにパラベンが溶けていました。
かなりアバウトな実験でしたが、精製水には溶けないのに、BGなら溶けてゆく様子が非常に興味深く、
多価アルコール類が、「保湿剤」以外の働きをしていることが実感できました。
パラベンと多価アルコールの関連記事
「パラベン=防腐剤」という認識を持っている人は多いと思いますが、
パラベンが防腐力を発揮しなくなるかも!?というお話です。
参考
パラベンが効かない!(FILE No.092)コスメあら!?カルト??
BGやグリセリンもアルコールの仲間と言われても???な方には
ご一読いただきたいお話です。