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効果成分の推奨配合量

化粧品成分の推奨配合量

化粧品の有効成分の推奨配合量への疑問

「推奨配合量MAX!」というニュアンスの化粧品広告を目にしたことはありますでしょうか?

良い化粧品を作りたいと意気込む担当者さんから、
「効果成分の配合量MAXって、だれが、どうやって決めるの」という質問がありました。

いかがでしょう、明確なお答えをお持ちでしょうか?

推奨配合量を決める人

化粧品の機能にOKを出すのは、使用感に納得して商品化するメーカーさんでしょう。
だって、まったくもって、目指す効果に実感が得られなければ、商品化しませんものね!?

開発中の試作品への配合量を決めるのは、処方開発者さんでしょう。
配合量は、なんとなく、0.1%とか、1%とか、3%とか・・・開発者のインスピレーションで配合量を決めているわけではなく、
開発者の長年の経験と化粧品原料メーカーさんの推奨配合量を目安に、効果成分の配合量は決められています。

すべての化粧品原料に共通ではないですが、原料資料を見ると
推奨配合量が記載されていることがあります。

化粧品効果成分の推奨配合量

たまたま、近くにあった資料を引っ張り出して来たら、この成分の推奨配合量は、0.2~3%のようですが
このように幅を持たせた数字の時もあれば、〇%と限定しているケースもあります。

0.2%と3%・・・15倍も差が生じているのには、きちんと意味がありますが、
なぜだか分かりますか?

15倍の差の疑問解決は、ちょっとだけ後にして、
推奨配合量が記載されていない原料資料でも、エビデンスデータが掲載されていることがあるので
その数字を見て、処方担当者が推奨配合量を決めることもあります。

ということで、化粧品の推奨配合量を決める「目安」となるものに、
原料資料の記載内容があるといえます。

目的とする効果で変化する推奨配合量

0.2%と3%・・・15倍の差のなぞ解きをしましょう。

下記の画像は、「推奨配合量:0.2~3%」と記載のあった原料資料の中から抜き出したデータです。

一例ですが、1%以上配合することで、「外部刺激から肌を保護する」という効果が得られ、
5倍の5%配合で、1%配合と比較すると2倍弱の効果が得られているようです。

また、このデータは「外部刺激から肌を保護する」を検証したものですが、
この成分は、色々と多機能な成分で、目的に応じて、0.2%でも効果を発揮するし、
5%以上配合しても、それ以上は効果は横ばいという原料なのでしょう。

だから、推奨配合量は、0.2~5%とされています。

抗シワなら〇%で、美白なら△%なんて、違いが生じる成分は、普通に存在しています。

化粧品は複数成分の複雑な組み合わせ

化粧品には、数多くの成分が配合されていますね。

また、効果成分も、原液コスメとかじゃない限り、
複数の美容成分が配合されているし、
例えば美白目的の化粧品の場合、美白成分が1種類だけということはなく、複数の美白成分が配合されていることはよくあることです。

上記のデータは、単一成分だけで効果を検証したものですが、
同一目的の成分や目的を補助する成分と併用することで、相乗効果が生じることも考えられます。

また、同じ成分でも、処方が変われば、異なる効果を発揮することも多々あります。

推奨配合量は目安

「推奨配合量MAX」と謳うのは単純なので分かりやすいのかもしれませんが、
原料資料に書かれていることが100%正解とは思えないし、
私は、化粧品処方のチカラに魅力を感じますので、
推奨配合量は、目安程度に考えておくのが良いのではと考えています。

そもそも、万人に効く化粧品は存在しないだろうし、
肌質は人それぞれなので、私にとって最適量が、他の人にも全く同じだとは思えません。

医薬品だって、人それぞれだよねぇ~と言いつつ、質問の答えとさせてもらったのでした。

皆様は、どのように考えますか?

 

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