こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さて、今日は、「アルカリ電解還元性イオン水」の防腐メカニズム!?について
説明しようと思います。
といっても、答えは単純
アルカリ電解還元性イオン水のpH(ペーハー)は、pH12前後だから。
これ以外に説明できることは何もないのだけれど・・・
でも、これだけじゃよく分からないですよね~
化粧品の品質を劣化させる(腐らせる)微生物たちが、繁殖できるpHはご存知でしょうか?
「カビ」は、pH4~6で繁殖し、
「細菌」は、pH6~8で繁殖します。
「好アルカリ性微生物」というちょっと特殊なものは、pH10.5前後で繁殖します。
私たち人間は、多少、環境が変わっても対応する能力はあると思うのですが、
単細胞の微生物たちには、「順応する」とか「ファジーに生きる」という能力はありません。
突然変異で新種が誕生する可能性はゼロじゃないとは思いますが
今のところpH12前後で繁殖できる微生物は確認されていません。
通常の化粧品は、アイテムによって多少pHは異なりますが
弱酸性から弱アルカリ性(pH5.5~8程度)のため、
微生物の繁殖を抑えるために、どうしても何かしらの防腐剤が必要なのです
でも、化粧品の大部分を占める基材の水を精製水じゃなくって、
pH12前後のアルカリ還元性イオン水を使うことで
化粧品のpHをキープすることができれば
防腐剤を入れる必要性はなくなります。
ということで、このアルカリ電解還元性イオン水は、
今、美容業界で注目されつつあります
ただし、このアルカリ電解還元性イオン水を使えば
どんな化粧品でも防腐剤を一切使うことなく作れるわけじゃありません。
「pHを維持すること!!」が絶対条件なので
pHをキープできなければ、防腐効果は発揮されません。
防腐力が発揮できない例を挙げると・・・
・化粧品の一部に、少し添加しただけでは防腐効果は発揮できません。
(水の配合率が低いとpHを維持できないため)
・使用できる化粧品原料にも制約があり、
必ずしも希望する化粧品成分を配合できるとは限りません。
(pHが中和されるなど、pHが下がってしまうため)
ということで、今のところ、この「ただし」をクリアできた化粧品は
液体の洗顔料(泡で出てくる洗顔フォーム)と化粧水だけです。
美育Laboの所長さんもお客様の要望に応えるべく、
色々と処方開発しているみたいですが
NGとなることも多いみたい
出来たてほやほやの時は何ともなくても、
例えば、1ヶ月もすると成分が変質して白っぽい澱がでてきたり、
だんだんとpHが下がってきたり・・・。
品質が安定しないコスメは、市場に流通させられないですよね。。。
さて、「電解還元性イオン水を使って、防腐剤を一切使用しない化粧品」には、
やっぱり“ただし”という限定要素があること、お分かりいただけましたでしょうか
大事なことなので、もう一度言います。
「アルカリ還元性イオン水」が防腐剤なのではなく、
pHを維持することで防腐力を発揮しているのです。
どうか、これだけは、勘違いしないでくださいね!
<↓ここからはこのコスメを実際に使っている方へのお願いです↓>
・防腐力を維持すために、開封後はお早めに使い切ってください。
開封後、何か月も経った後の再使用はお勧めしません。
・化粧水の蓋を開けたまま放置しないでください。
うっかりふたを閉め忘れたということのないよう、ご注意ください。
(コレ、一番やりそうなのは、ゆっきーな気がします^^;)
・違う容器に移し替えないでください。
旅行用などに小さなボトルに入れ替えることもお勧めしていません。
どうしてもという場合は、移し替えたら数日で使い切ってください。
・化粧水の中栓部分に直接手で触れたりしないよう、なるべく気を付けてください。
どうぞよろしくお願いいたします!!!
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。