フォーラムへの返信
-
投稿者投稿
-
>マヤ様
こんにちは!
非常にお困りなご質問でしたのに、とんでもない放置をしてしまいました。。。本当に申し訳ありません(涙)
多忙でもこちらを時々は覗くようにしたいと思います。
何卒、ご容赦下さいませ。さて本題。
ご懸念されたように、化粧品はいくら少量のサンプルであろうと、薬機法(旧薬事法)によりなんらかのカタチで表記しないといけない事項は明示してなければなりません。
容器に直接記載できない場合は、開封とともに失ってしまわない方法であれば、箱や別添の書面でも構わない事になっています。これは無償・有償に関わらず、です。
そのメーカーさんは、商品は受託の別企業OEM工場に製造させて仕入れて販売しているだけなので、薬機法の詳細についてはご存じないのでしょう。
そんな言い訳は通用しませんが・・・。「消費者生活センターに相談を持ち掛けますが、よろしいでしょうか。」
メールなり電話でこう言えば、すぐに対応してくれますよ。
ご参考までに。こんにちは、美里です。
長く放置していて本当に申し訳ありません。
リアルタイムでなくまことに失礼ながら、お答えさせて頂きますね。100均コスメについては、やはりリスクの高さから言うと噂通りの一面を持っていると言わざるを得ないですね。
もちろんそれは、各個人が持つ肌質と過敏性によりますので、問題ない、またはお肌に合う方も多くおられると思いますし、悪者商品扱いをする訳ではない事、ご理解下さいませ。
また、使い方をしっかりと考えれば、用途は十分にあると思います。ただし、やはり価格なりという点は考慮しなくてはなりませんので、効能や有効性に関しては期待できないと思って頂いて良いかと思います。
例えば「美白」「高保湿」「肌荒れ改善」「アンチエイジング」といった効果は、それなりと考えて良いでしょうね。
100円では到底そこの成分にコストは掛けれませんので、これは致し方のないところです。さて、お話が少し逸れましたが「使う事のリスク」に戻ります。
上で「噂通りの一面を持っている」と書かせて頂いた点をもう少し具体的にご説明します。1.防腐剤や酸化防止剤の使い方
例えば市販の高級ブランドだとか天然系コスメといった類いの高付加価値商品の設計では、こうした防腐剤などといったお肌へのリスクの高いと思われる意品質維持のための添加剤を、どこまで少なくして品質を維持するか、相応の試験などを繰り返してギリギリの使用量で処方設計を行います。
つまり、できるだけ過敏肌の方にもお使い頂けるようにという配慮ですね。対して100均コスメではそういったところで研究開発費にコスト割くわけにはまいりませんので、最大公約数で余裕をみて配合量を決めますんで、どうしてもこうした添加剤の配合量は多く設計されます。
2.その他の肌負担に関係のある成分
他にも、界面活性剤や合成ポリマーなど、できるだけ使わない、もしくは安全性の高い最新の素材を使って常に新しい技術で品質設計にコストを割く事ができるか・できないかも、重要なポイントとなります。例えば、界面活性剤は化粧品を設計する上で絶対に欠かせないものですが、昔から使われている肌リスクの高い素材よりも、最新の安全性の高い天然由来の界面活性剤を使うといった配慮は、結果的に非常に重要なポイントなります。
3.生産国の問題
例えばグリセリンという成分は皆さんもよくご存じと思います。
この原料をひとつとってみても、海外で作られている原料と日本で作られている原料とは、品質に相違があります。具体的にいうと不純物成分の残留です。
日本の原料メーカーは、医薬品にも使えるところまで品質を追求しますので、私達化粧品業界でも医薬品品質の原料を使いますが、海外ではそこまで厳格に品質を追い求めません。皆さんも手作り化粧品を作る時のグリセリンは、薬局やドラッグストアで購入されますよね。
あれはつまり、医薬品グレードの「局方グリセリン」ですし、化粧品業界でも同じグレードの原料を使うのが通例です。最近の身近な例では「ワセリン」がありますね。
その昔はワセリンと言えば鉱物油の代表でしたから、一般消費者からは真っ先に嫌われていた成分です。
ところが今では、そのワセリンの日本の精製技術が究極のところまで高まった事で医薬品にも多用されている事から、むしろ皮膚に安全だという事が理解されてきて、薬局でワセリンを買ってきて保湿クリームとして使うユーザーさんも増えているのが現状です。でも海外製のワセリンはいまだに品質が悪く、1年もすれば黄色く変色するほど残留不純物が多いというのが通常です。
この品質の悪さが皮膚へのリスクが高いとされて、「鉱物油は悪者成分」とレッテルを張られてしまったんですね。という事で、100均コスメの場合は原産国が海外である事から、成分名が同じでも原料の品質に違いがあるのが現実ですね。
以上、おおまかに100均コスメについて現状を書かせて頂きました。
他にも小さな事が色々とあるのですが、スペースの関係でこの程度とさせて頂きますね。こんにちは、美里です。
E様が非常に良いアドバイスをコメント下さったので、私は違う側面から些少のフォローだけとさせて頂きますね。
この情報氾濫時代、ちまたには以下の現実が横たわっていて、こうした環境にさらされている私達は、常にそれを精査する能力を身に着ける事が求めらています。
1.アンチ思想で差別化
今の時代、人と同じような理論や倫理を表に出しても、他人には見向きもされません。
それほど情報が過多だからです。つまり簡単に言うと、「目立たない」という事ですね。
という事で
・目立ちたい
・有名になりたい
・人を集めたい
・インターネットでアクセスを稼ぎたい
・お金儲けをしたいこうした人達は、他と反意にある理論をぶち上げる事で目的を達成しようとする考え方です。
2.危険商法
食も含め、あらゆる市場の商品の安全性が声高く叫ばれる、そして問題となるにつれ、「危険商法」なるカテゴリーの悪徳商法がちまたに拡散しました。食品で言うところの食品添加物、そして化粧品で言うところの防腐剤や界面活性剤といった素材が、ターゲットにされました。
そして、合成成分。いずれもしっかりと手繰っていくとなんら根拠やソースが得られないのがほとんどで、つまりは消費者の不安を煽って商品が安全だという事を訴える事で自社の商品などが良いものというイメージを作る商法、つまり作戦というわけですね。
昨今では、社会問題として政府も能動的にこうした商法に引っ掛かられないように、詐欺行為として警鐘を鳴らしています。
これはカタチある商品だけでなく、雑誌や書籍といった分野にまで広がり、さらに言うと理念を打ち出す事で自分自身のメディアへの宣伝に遣使われたり、さらにはブログやHPで単に注目を浴びたい・ランキングを上げたいといった単純な素人発想で使われる事も多くなりました。
最近では、芸能人がこれで成功している連中もいるようですから、いわゆる真似事といったところでしょうか。
最後に、以前から時々書いてきていますが、こうしたガセ情報を精査をする方法があります。
それは、その理論の根拠やソースを手繰っていく事です。例えば「界面活性剤が怖い成分だ」と書かれてあったとしましょう。
これについて・生体学的・皮膚科学的に、どういうメカニズムで影響を及ぼすのか?
・界面活性剤といっても非常に多種にわたっているので、具体的にどういいう化学構造の界面活性剤が悪いのか? そしてその根拠たる要素は?
・学術データのソースが示されているか?
・どの程度の量・濃度から生体に悪影響を及ぼすのか、数値レベルでの情報は?
・その書いている方に本当に専門的な知識があるのか、職業や学識を調べるこんな事を申し上げるのは気が引けますが、プロとして一応これで飯を食ってますのでお許し下さい。
申し訳ないですが専門の勉学も受けていない方にこのような知識があるわけがありませんので、そうした事からも信憑性はうかがえると思いますよ。得てして根拠をしっかりと知る人間は、全てを否定しないのが通例です。
なぜなら、善悪の見極めがきちんと正しくできるから、です。失礼がありましたら、お許し下さいませ。
美里
しお様
お返事が非常に滞っており、本当に申し訳ありませんでした。
きちんとお答えしたいと思っていますので、どうかお見捨てなきようお願いできれば幸いです。またE様、本当にいつも申し訳ありません。
サポート、心から感謝しています。さて、ご質問へのお答えにまいります。
基本的にE様のお答えの通りです。
大変参考になるかと思います。で、私からはフォローのみという事で。
実は家の中での紫外線という事になると、太陽光の漏れ、つまり日差しの問題だけではありません。
実は蛍光灯からも紫外線は出ています。蛍光灯下に置いている白い紙も、年数が経過すると黄ばみますね。
あれが、蛍光灯から発せられる紫外線の影響です。いえ、だからと敏感になる必要はありません。
動物の皮膚の生理は、常に外へ外へと代謝をしている事はお分かり頂けますよね?
つまり、皮膚は生きているのでこれが自然の流れ。一般的には、「ターンオーバー」という言葉をご存じのように、皮膚の代謝は基底層から角質層へターンオーバーしてはがれ落ちるまで、28日程度とされています。
もちろん部位によって、または人によっても個体差がありますが、だいたいは50日を超える事はない範囲と判明しています。という事で、これはメラニンの生成過程についても同じで、多少のメラニンが仮に生成されたとしても、それらは数十日程度で代謝されてしまいますので、皮膚に悪影響を及ぼすものではないと考えるのが定石です。
ちなみに日焼けによるメラニンの黒化やシミで重要なのは、メラニンの生成が問題なのではありません。
もともとメラニンは、皮膚を守るための生理機能なのですから。問題なのは、紫外線によって皮膚細胞が損傷を受ける事で異常な伝達物質が排出される事、さらには完全に真皮細胞が損傷を受けてしまって正しい表皮を作る機能が損傷してしまい、結果的にシミだとかといった異常なメラニン固着が起きる事が怖いわけです。
という事で、家の中で漏れる太陽光や蛍光灯の発する微細な紫外線程度で真皮や基底層細胞が損傷する事などありませんので、普通にメラニンとして生成されて消化し、代謝で排泄されるという正常な機能を維持できる範囲ですから、神経質になる必要性ありません。
以上、ご理解頂けましたでしょうか。
美里
まる様、主が放置状態にしており、本当に申し訳ありませんでした(汗)
以後、気をつけてこちらをチェックしますです、ハイ↓本題のご質問については、こちらでもE様が本当に良いアドバイスをして下さいました。
全く私の言いたい事そのままと言っても過言ではありません。
参考にされれば良いと思いますよ。一応、私なりの補足だけしておきますね。
E様がお書き下さったように、クレンジング料は最後にそのものがお肌に残らない事が非常に重要な点です。
ですので、ここで大切なのは、クレンジングの選択とともに洗顔料の選択です。例えば、オリーブオイルがクレンジングとしてお肌にあまり望ましくないケースは、その後の洗顔料で決まります。
きちんとこれが落とせる洗顔料を選択されていれば、それは問題ない事になるんですね。
ここまでをトータルで考えた上で、この「落とし系アイテム」を選択していけば良いわけです。
それには、最終工程を終えてお肌の残り感をじっくりと観察すればそれは見えてきます。
水で濡れた状態でヌルつきが残り、指でお肌をなぞっても「キュッ!キュッ!」としなければ、どれかが不完全という事になりますね。そういう意味で、E様の指摘下さったメイクや日焼け止めに含まれる「シリコン」をいかに落とすか・落ちているかは大きなカギになります。
ちなみに、もしもオーガニックやミネラルメイクなど、シリコンフリーのメイク物をお使いの場合はこの限りではありませんので、成分などよく確認してみて下さいね。
ただし、某ミネラル系メーカーのものでも、成分をよく見ると少量のシリコンが含まれていたりするので、必ず成分表記を確認して下さい。またなんなりと、ご質問下さいませ。
今度はきちんとチェックしておきまーす^^;ps.
E様、こちらでも本当にありがとうございました!マヤ様、長くこちらを見ておりませんで、放置状態になってしまいまことに申し訳ありませんでした(汗)
またE様、非常に心強く正確なサポート、本当にありがとうございました。
不行き届き状態で、まことに申し訳ないです。さて、ご質問の本題になります。
基本的に、E様のお答えが非常に正確で、間違いないアドバイスですね。
大変ご参考になったかと思います。で、さらに追加頂いたご質問へのアドバイスです。
原則的な法定上の事で言うと、E様にお書き頂いた事で間違いないのですが、日本で流通させる限りにおいては、やはり化粧品工業連合会が策定している成分の表示名称を新たに取得しなければなりません。これは、その前段においてアメリカが中心になって運営しているCTFAが定めるところのINCI名称から繋がっているためです。
つまり、さらに言うとアメリカのINCI名称を取得しなければなりません。その手順としては、その成分に係る資料を添付してCTFAに提出し、過去の成分と重複してないかといった事や、医薬品指定成分やアレルギー前例成分・発がん性成分が含まれていないかといった点が精査され、最終的に認可されればINCI名称が発行されます。
その後、日本の化粧品工業会にそのINCI取得資料を提出して、日本名の表示名称が収載されるという段取りです。
それで初めて、化粧品に配合できる成分という事になる次第です。ただ、基本的に化粧品原料を開発されているメーカーさんがかなりの植物素材に対して研究をされているため、おそらく身の回りに存在するほぼ全ての植物は既に開発されていると思いますね。
仮に市場に出回っていない植物があったとしたら、ほとんどはアレルギー性や発がん性など、何か問題点があるために原料として商品化されていないと考えて間違いありません。原料の専門メーカーさんは、仮にその植物にアレルギー成分が含まれていても、それを除去してまで有効性を引き出して化粧品成分として市場に提供していますので、そう簡単に一般のユーザーさんがみつけられるとは考えにくいですね。
例えばオーソドックスで代表的なもので言うと、イチョウエキスや大豆エキスなども、わざわざアレルギー成分を除去したり、有効性成分(例えば、ホルモン様物質であるフラボノイド類)を濃縮して精製した上で、私達化粧品工場に提供をしてくれています。
そういう意味でいうと、単に水やエタノール・BGなどで抽出するだけでは、お肌に有効なエキスとはなりません。
そこには、抽出物に対して濃縮や、特異な有効成分だけの取り出し処理を施すのが、彼らの専門技術力ですので。化粧品用の植物エキスとはこうした技術の上に作られ、私達化粧品工場に有効性成分として提供されているというわけです。
長くなりました(汗)
また疑問などございましたら、いつでもご質問下さいませ。ps.
E様はどなたでしょう?^^;
もしかして、お仕事繋がりで関係下さっているお方?
心よりお礼申し上げます!satoh様、初めまして。
ご質問の件ですが、こうした皮膚の病いに関して私は専門ではありませんので、おチカラになれるアドバイスはできそうにありません。
大変申し訳ございません。特に酒さという皮膚病は原因がいまだ解明されていないそうで、おそらくは生まれついての持病という事になるのでしょうね。
私もアトピーを持つ身、大変なご苦労と想像致します。
日光や温度変化、そして運動、香辛料、アルコール、ストレスなどなど、症状が悪化する要因をなるだけ避けて対処するしかなく、うまくお付き合いしていくしかないですね。
早期に治療法がみつかる事を願うばかりです。とはいえ、女性はお化粧品を避けるわけにはまいりませんし、加えて冬場などは特に乾燥にお悩みでしょうから、スキンケアは大事な要素。
何を使うべきか非常にお悩みの事と思います。
ただ、何が良くないのか分からない私の立場としては、アドバイスのしようもないところなのですが、個人的に思うところだけ書かせて頂こうかと思います。私の見解としては、昨今よく「天然成分」だとか「合成成分フリー」といったコンセプトのコスメをよく見掛け、特に皮膚トラブルを招きやすい方々はこうした商品に目を向けがちになると思います。
でも、実際のところ皮膚トラブルとアレルギーは密接な関係にありますし、特にひどい肌トラブルはほとんどが天然由来成分に含まれるアレルギー成分によるものです。これはお茶の石鹸やカネボウさんの美白成分などを見ても明らかですし、食に関するアレルギーをみてもよく分かります。
それは結局、天然の素材というのは非常に多くの単一成分によって成り立っているからで、微量成分も含めると何百種類もの化学成分によって構成されているためです。
結局、その中のわずかひとつのタンパク質成分がアレルゲンとなるわけです。となると、むしろ肌トラブルを招きやすい方や、病的症状をお持ちの方は、こうした天然成分を避ける方が安心して使えるという事になります。
なぜなら、合成成分というのは不純物を全くといって良いほど含まない単一成分ですし、その成分はたくさんの実験によって安全性の試験がなされた上で認可されているからです。
その最たるものがミネラルオイルの一種である「ホワイトワセリン」で、医療用の軟膏ベースとして全世界で使われていますし、ミネラルオイルそのものも微生物の保存液として世界共通の試験で使われています。つまり、単一細胞の微生物ですら、生理学的に影響を受けないという意味です。
とはいえ、合成成分のみで作られたコスメというのはおそらく市場に存在しないでしょうから、これを選ぶというわけにはいきませんが、チープな天然成分を謳うコスメよりも、大手さんブランドから上市されている商品の中から選定されるのが良いように思います。
全く参考にならないアドバイスで、まことに申し訳ありません。
>えび。さん
どうも、どうも。
読ませて頂いている限り、ずいぶんと色々と気を使いながらしっかりケアされているようで、嬉しくなりました。こうして賢明な消費者が増える事で、美容業界全体の底上げと淘汰が進めば良いなと感じました。
さて、再質問の件です。
お子様には、特に医薬部外品の美白タイプは避けられるのが良いかもしれません。
直近のカネボウさんの事故といい、やはり美白の有効成分にあたる成分は、皮膚内部になんらかの作用を及ぼす事が推察されますので、避けるに越した事はないでしょう。それとエタノールについてですが、これは一部にアルコールアレルギーをお持ちの方がおられますので、まだ成長が未熟なお子様には適さないと思います。
アレルギーに関しては、お茶石鹸のコムギアレルギーの例でも見られるように、極微量でも感作に触れるとスイッチが入り、予想もしない大きな事故に繋がりますので、避けておかれるのが懸命と思います。最後になりましたが、前腕の内側といった部位で簡単なパッチテストをされてみるというのは、非常に賢明と思いますよ。
できれば、接触時間を長くとるためにガーゼとバンドエイドのようなものを利用してより確実性を高めると、さらに正確さがアップします。
少し大変ですが、だいたい48時間をめどにテストされてみて下さい。またなんなりとご質問下さいませ。
こんにちは、えび。さん。
ずいぶんとご無沙汰しておりました。
また、返事が遅くなりまして申し訳ありません。で、ご質問の本題で日焼け止めの事についてです。
まず、機能性コスメである日焼け止めを選ぶ際の課題についてまず第一に考えなければならないのは
「日焼けを防止する成分はどれを選ぶ?」
これに尽きます。
当然のことながら、逆にいずれかが配合されていないと日焼け止めの効果はありませんので、これらを避ける事はできません。そして現在市場に存在する日焼けを防止するための成分は、以下の2点しかありません。
1.物理的に光を散乱させる無機紛体素材”紫外線散乱剤”
酸化亜鉛・酸化チタン2.化学的に光を吸収する有機素材”紫外線吸収剤”
成分名に「・・・メトキシ・・・」「・・・ベンゾイル・・・」のいずれかが含まれている成分そこでご質問のアドバイスになります。
目的によっていずれかを選択する必要がありますが、いずれの成分についても全くリスクフリーというわけにはまいりません。
それが以前にも書き込みをさせて頂いた以下のまとめです。1.紫外線吸収剤
有機物である化学成分で、肌トラブルを招く方がおられる。2.紫外線散乱剤
無機紛体である粉成分が毛穴に詰まり、毛穴トラブルを招く方がおられる。一般的には、1.の紫外線吸収剤が化学成分なのでリスキーと唱えられ、この成分がフリーの日焼け止めを敏感肌向けとしているメーカーさんが多いですし、この成分が含まれている事の危機意識を煽り、危ないコスメと認識させる事で自社の日焼け止めを「ノンケミカル」と謳って販売促進をしている中小メーカーが多数です。
でも実際のところ、これらの成分が自身に合うか合わないかは、まさに個人の肌質です。
それが幼児なのか大人なのか、はたまた敏感肌か普通肌なのかは全く無関係です。
これまで全く化粧品でカブれた事もない方がノンケミカルの日焼け止めで毛穴トラブルを招く方もおられますし、双方とも合わない方もおられるでしょう。これは、試してテストしてみる以外に方法はありません。
無意味に使ってみる事を怖がる必要は全くありませんので、とにかくケミカル系なのかノンケミカル系なのか目的をしっかり見据え、テスティングしてみる事が大切です。
なぜなら、いずれの成分にしたところで、皮膚内や体の内部に浸透し、そして体内に蓄積してガンになったり皮膚病を招いたりするような成分ではないからです。もちろん、いずれの成分でもなんら皮膚トラブルが発現しなければ、双方がうまく処方されたSPF値の高い商品を選ぶのが紫外線をより防げる事になりますので、それがベストです。
乳幼児であっても、アネッサのゴールドを使う事を恐れる心配は全くありませんし、目的は紫外線を完璧に防ぐ事なのですから。それよりも、使わずに紫外線を浴びて皮膚がんを誘発する方が何十倍もリスクが高いですし、真皮の損傷は目に見えないところで確実に蓄積し、10年後以降に100%確実にシミや色素沈着として出現しますので、それが想像できればおのずと答えは分かるかと思います。
つまり、化粧品の成分よりも紫外線の方が何百倍も怖いという認識が大事という事です。
最後に、合うか合わないかをテストする時に出る症状を、簡単に列記しておきます。
・紅斑(毛穴の部分に小さな赤い斑点が出る)
・ムズムズとした痒み
・白ブツ(毛穴の部分に小さなニキビ様の白いブツブツが多数発生)だいたい24時間以内にこれらいずれかの症状が出たら、合わないと判断して良いでしょう。
もちろんテスト時には、他の製品を使わないよう心掛けて下さい。仮にこれらの症状が出ても、慌てる心配はありません。
しっかりと保湿をしてケアしてあげると数日で治まります。
もしも何日も改善されないようなら、その時は皮膚科医の診察を受けて下さい。
この一度の結果で自分の生涯に渡る肌質が判断できるのですから、これは非常に大切な事として認識して下さい。まぁ、これまでの経験上、自分で合わないと決めつけているだけで、実際はテストしてみると全く問題ない方がほとんどですし、実際には合わないと思い込んでいる方のせいぜい10%程度、といったところでしょうか。
ちなみに私の側近の女性は毛穴トラブルを招きやすい肌質なので、ノンケミカルが合わず、紫外線吸収剤系に全く問題がありません。
なので、アネッサのゴールドを使わせています。
もちろん、紫外線によるシミは皆無です。
まぁ、子供の頃に受けた紫外線の影響は出ていますけれどね^^;アハハ以上、参考になれば幸いです。
>通りすがり様
疑問が生じたらとことん納得いくまで調べる行動は非常に大切な事ですし、なかなか意識しても簡単に身に着くものではありません。
少し調べて深くなってくると理解が難しく、メンドクサクなってくる・・・・。
テキトーなところで理解した気になり、人にしゃべりたくなってくる・・・。私だけかもしれませんが、若かりし頃はどうしてもこうした状態に陥ってしまう時期が多々ありました。
確かに、時間が制約された中でこの行動は邪魔になる時がありますし、つい放り出したくなります。
でも、仕事ではそうはいきませんので、まずは仕事からこのクセを身に着ける事で、今は全てがそうしないと気が済まないライフワークとなっています。
幸いな事に、仕事柄私は新しいモノを作り出すのが職業ですから、そういう意味では土壌があったという一面はあるかもしれませんね。ですので、私は今のこのクセを誇りに思っていますよ^^
この行動は、情報精査能力もいつのまにか身に着きますしね。
ましてこの歳になると、薄っぺらい聞きかじり知識で恥をかいた事も何度もありますから、一社会人としての評価も意識したいと思いますし。あぁ・・・珍しくここで余談をしてしまいました^^;
すいません。。。 -
投稿者投稿