こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さて、本日は前回「水99.9% じゃあ残りは???」の続きで
0.1%には、どんなものが含まれているのでしょう!?デス。
本日、2014年4月21日現在、
メーカーさんのサイトによると、
成分は下記のとおりです。
水
ベンザルコニウムクロリド
BG
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
ヒアルロン酸
ヒドロキシプロピリトリモニウム
99.9%が水のおしりふきの
残り0.1%は、保湿剤と保存料でした。
BGやヒアルロン酸は、普段、化粧品でもなじみ深い成分なので
ゆっきー的には、なるほど とか ふーん という感じなのですが、
それ以外の発音するのにも苦労しそうな成分については
成分名から何となく想像はつくものの、よくは知らないので成分事典で調べてみました。
化粧品成分用語事典 2012 (2012/09/10) 鈴木一成 |
たとえば、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル 。
『化粧品成分用語事典2012』では、
抗菌類のカテゴリーとして扱われており、
以下に記載されている説明文を転載しますね。
化学名 3-ヨード-2-プロピニル ブチル カーバメイト。
カルバミン酸エステル誘導体である。
パラベンに比べて、真菌(カビの仲間の総称)に対して最少阻止濃度が低く抗菌効果が高いので、
パラベンの代替、防腐剤の低減に有効である。
アルカリ性及び酸性領域で、またアニオン系から非イオン系に至る幅広い処方で使用可能である。
化粧品の配合制限があり、100g中の最大配合量は0.02gである。
成分解説を100%理解するには、これまた、他の文献をひっぱり出してこないと
理解しがたい文言が並んでいますね~
でも、ややこしい内容はスルーさせていただき、
簡単に言うとパラベンと似たような防腐剤だけれど、
パラベンよりも抗菌効果が高いから、
その分、配合量は少量でOKというか、
たくさん配合するとダメだよ~と制限が設けられている成分とも言えます。
おしりふきのニーズや包装形態を考えると、
必ずしも清潔な手でシートを取り出さない可能性もあるだろうし、
万一、菌が発生し、それに気づかず菌がいっぱいのシートで拭くことがあっては・・・と思うと
保存料は否定しないというか、
むしろ、肌への負担を最小限にしつつ、品質保持はしっかりと守れるものという
細やかな気遣いで処方設計していただけるなら、
ぜひ配合されていてほしいと私は思っています。
0.1%の中身をしっかりと見つめてみると、
「99.9%が水」というキャッチコピーに感じたナチュラルな印象よりも、
アレレ~な印象が強くなってくるのは、ゆっきーだけなのでしょうか!?
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。