こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さて、本日のお話は「ビタミンE」。
ちなみに、化粧品に配合されるときは、トコフェロールという名前になってます
本日のテーマがビタミンEなのは、とっても単純な理由で
先日、東京ビックサイトで開催されていた「インターフェックス/コスメティックジャパン」の会場で
『This is VitaminE』というパンフレットを
エーザイフード・ケミカル株式会社さんのブースでいただいてきたから・・・。
ということで、そのパンフレットの中から、私がへぇ~と思ったことなど
ご紹介したいと思います
ビタミンEの名前の由来だとか、いつ頃発見されただとか・・・ご存知の方いらっしゃいますか
ビタミンEは、今から約90年前の1922年にアメリカの大学で
エバンスさんとビショップさんが
ネズミの抗不妊因子として発見したそうです
発見当時は、まだ名前がつけられていなくて、
「ビタミンX」と呼ばれていたのだけど
発見された翌年の1923年に
5番目に発見されたビタミンだから「ビタミンE」と
現在の呼び名がつけられたようです
一郎、次郎、三郎・・・・みたいな単純な命名方法だけど
覚えやすくていいかも!?
さて、その後、世界恐慌(1929年)にもめげず
研究が進められたのか
1936年にエバンスさんがエマーソンご夫妻の協力を得て
ビタミンEの結晶化に成功し、
「tocopherol(トコフェロール)」と命名したようです。
そっかぁ~
だからビタミンEの化粧品表示名称は、トコフェロールだったんだ・・・。
ちなみに、トコフェロールの名前の由来は
ギリシア語のtocos(子をはらむ)、pheros(力を与える)、ol(アルコール)だそうです。
1938年には、カーラーさんがトコフェロールの化学合成と構造決定に成功したことで
ビタミンEがその姿を現しました。
その後研究が進んで、
現在、ビタミンEには、大きく分けると天然ビタミンEと合成ビタミンEがあります。
<化粧品への応用>
強い抗酸化力をもつビタミンEは、
化粧品や医薬部外品の原料として、幅広い応用が期待されています。
ビタミンEは、皮膚から直接吸収され、皮膚の血行を促進し、
皮膚温を上昇させるとともに微小血管の透過性亢進を抑制。
また、皮膚の角質防止、過酸化脂質の障害抑制、保湿効果、
メラニンの沈着抑制、抗炎症作用、発毛促進効果、
抗酸化剤としての製品の安定性向上など。
ビタミンEは、化粧品の酸化防止剤として配合されたり、
美白や抗炎症に使われたりするのは知っていたけど
発毛なんかにも効果が期待されるんですね
もちろんビタミンEは、化粧品だけじゃなく
医薬品はもちろん、食品や化成品などにも広く活用されているので
実は、とっても身近なビタミンです
皆様にご紹介を・・・と今回の記事をまとめてみましたが
なんだかとっても勉強になったなぁと思う美育Laboのアシスタントゆっきーでした。