こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
昔から、なぜだか太陽がギラギラした季節のメイクは、
パール感を強めに仕上げたくなります。
多分、UV対策しても、それに追いつかないくらい外で活動し、
じわじわ日焼けしてしまっているからでしょうね。。。
ということで、アイシャドウは、キラキラ感を出したくて、
最近は、化粧筆でメイクするのではなく、指先で仕上げることの方が多いです。
※以前にも書いたかもしれませんが、
筆と指では、同じアイシャドウでも、パール感の出方が異なります。
その時の気分で、使い分けるとメイクも楽しくなると思います!
さて、メイクの“キラキラ感”を演出してくれるものは何でしょう?と聞かれると、
「パール」という人もいれば「ラメ」と答える人もいるでしょう。
なんとなく、ラメの方がギラギラしていて、パールの方は控えめな輝きという印象でしょうか!?
日本工業連合会のサイトで、その違いを分かりやすく説明されていたので、引用しますね。
パール剤は数十ミクロン程度の大きさであるのに対して、ラメ剤は数百ミクロン〜数ミリメートルのものまであり、形も丸、四角、星などさまざまです。ラメ剤は一個の表面積が大きく、パール剤に比較してきらきらとした点在感のある輝きが特長です。
パール剤の歴史は古く、昔は魚の鱗からグアニンの結晶を取り出して魚鱗箔として使っていた時代もありましたが、現在ではマイカ(雲母)に酸化チタンを被覆した雲母チタンが一般に使われています。発色原理はシャボン玉の色と同じで光の干渉を利用したものです。平板状のマイカに屈折率の高い酸化チタンを被覆し、この酸化チタンの厚みを変えることによって光の干渉色を変化させ、緑や赤など色々な色を出しています。雲母チタンにさらに酸化鉄を被覆して、外観色と干渉色の異なるパール剤も使われています。基板の雲母の代わりに、より白色度の高い合成の雲母を用いてくすみのない色を出すものや、光輝性のあるガラスフレーク、アルミナフレークおよびシリカフレークなどを用いたものもあります。また、特長を出すために、酸化チタンの代わりにシリカ、金、銀などが用いられることもあります。
ラメとパールの違いは、サイズの差であるという認識で大丈夫そうですが
それより注目してほしいのが、「酸化チタンの厚みを変えて~色々な色を出しています」のところです。
今まで、「色」の出し方について考えたことはなかったのですが、
漠然と、「赤色〇号」「青色〇号」などの着色料で色を作っているのだと思い込んでいました。
先日、化粧品の講習会を受講した際、
・酸化チタンの被膜層の厚さで色が変化する
・同じ色でも被膜層の厚さにより彩度が異なる
と聞いて、かなり驚きました!
酸化チタンの被覆マイカの原料説明には、
粒子径を変化させ、パールのパフォーマンス力を演出すると書かれてあり
何だかミクロの世界の面白さを感じた美育Laboのゆっきーなのでした。