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続・界面活性剤嫌いの人はチョコもアイスも苦手!? 

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さて、本日は昨日に引き続き界面活性剤のお話です。
まずは、界面活性剤の技術紹介の続きから。。。
<界面活性剤の可溶化技術>
ところで「可溶化」とは、何のことだか分かりますか
昨日お話のように単純に水と油を乳化させると白っぽくなってしまいますが
それを透明に見えるようにする技術です。
もうちょっとちゃんと説明すると
本来、水に溶けないはずの油性成分(または、油に溶けないはずの水性成分)が、
透明になって水(または油)に混ざる現象を「可溶化」と呼んでいます。
化粧品の成分辞典などを説明を読んでいると「可溶化剤」と書かれていることがあるのですが、
化粧品の世界に入ったばっかりのゆっきーにとっては、
どんなものなのかチンプンカンプンでした
さて、界面活性剤の可溶化技術は、「化粧水」によく使われているんですよ。
普段お使いの化粧水は、大抵は、透明の液体だと思います。
でも、化粧水はすべて水や水溶性の成分だけでできているかというと、
そうじゃないことが多々あります。
化粧水の全成分を調べてみると・・・
・香りをつけるための精油
・潤いや柔軟効果を与えるための油分
・油溶性のビタミンなど
化粧水への配合量は少ないものの、
油分が配合されている処方に、ちょこちょこ出会います
だったら、どうして白濁した化粧水にならないかという理由は、
この可溶化技術にあるんです。
「可溶化」は、どんなメカニズムで透明に見えるのでしょうか?
界面活性剤の可溶化技術
図は、化粧品工業連合会編の小冊子『コスメチック』よりお借りしました。
左側の図のように、少量の界面活性剤が水に溶けているときは
バラバラに溶けています。
でも、右側の図のように、界面活性剤の濃度が高くなると
界面活性剤同士が集まって、球状の集合体を形成します。
(このように界面活性剤が集合した状態を「ミセル」と呼んでいます)
親水基を外側に向けて、球状になると
親油基と水との接触がなくなるため、安定した状態になっています。
このカプセルのような状態のミセルの中へ、油性成分を取り込むことができます。
水と油との真ん中で、単純に手をつないだ状態になっている乳化と
この可溶化との違いは、
親油基と水とが接触することなく、「ミセル」状態になっていることです。
※オイルの中に少量の水性成分を入れるときは、親油基が外側を向いています。
可溶化している状態では、ミセル粒子の直径が光の波長より短いため
私たちの目には、透明に見えるのだそうです。
なんだか、こうやって説明していると、
化粧水って界面活性剤がたっぷり入っているような気になってきましたが、
いかがでしょうか
ヒントは、
「界面活性剤の種類がいっぱいある理由」にも関係していることなのですが、
今日もなんだかまとまらず長くなってしまったので
続きは、明日までお待ちください。
ごめんなさい。。。
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。

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