Warning: Undefined variable $post in /home/cosmeticweb/cosmetic-web.jp/public_html/blog/wp-content/themes/sango-theme-poripu/functions.php on line 12

Warning: Attempt to read property "ID" on null in /home/cosmeticweb/cosmetic-web.jp/public_html/blog/wp-content/themes/sango-theme-poripu/functions.php on line 12
化粧品開発・セミナーのご相談は美育Laboへ

スチーマーで毛穴は広がるの? <毛穴のしくみ>

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さて、本日は、美容レスQより
「毛穴の拡大・収縮」のお話を整理しようと思います。
スチーマーなどで毛穴の拡大収縮を頻繁に人工的に行うと、
毛穴が余計に広がることになるのでしょうか?

という疑問に、美里所長さんが答えています。
ところで、みなさん、毛穴は気になりますか?
「私は、ニキビのできやすいオイリー肌で
汗もかくし・・・毛穴は気になります。」
さて、この告白の中には、
矛盾が存在していますが、気づきましたでしょうか!?
よく誤解されがちなのだけれど、
『毛穴』と『汗腺』の違いについて
十分な理解をする必要があります。
汗は毛穴から出ると
想像されている方が多いのだけれど、
汗腺は毛穴とは
皮膚の別々のところに存在しています。
参考URL:
http://health.goo.ne.jp/medical/mame/karada/jin040.html
ということで、
汗と毛穴の関係など
おのずといくつかの美容理論も
誤解している方が多いことに気付きます。
例えば、夏など外気温が高い環境にいる場合、
汗をよくかきます。
これは体温調節のために汗腺が開いて汗を出すことで、
蒸発潜熱を利用して皮膚温度を下げようという
皮膚機能のひとつです。
でも、この時に毛穴も開いているかというと、
機能的には、この問題と毛穴には相関はありませんので、
温度は無関係ということになります。
<毛穴の開きについて>
毛穴の大きさは、
皮膚細胞が健康かどうかによってもっとも左右される。
つまり、毛穴の開きは皮膚ダメージや加齢、
皮膚細胞の根本的な構築不全によって皮膚の弾力が現象し、
「毛穴を閉めるチカラ」が衰えている事によって起こります。
その原因をいくつか挙げてみましょう。
・紫外線による真皮のダメージ
・保湿不足による皮膚細胞の構築不全
・コラーゲン不足による、皮膚弾力の低下
・加齢による皮膚弾力や筋力の低下

ということで、原則的には
日常の中で起きる環境の変化や皮膚状態の変化は、
あまり毛穴の収縮・拡大に関与しない事になります。
ただし、毛穴も皮膚運動のひとつとして、
心臓や肺の動きと同様に
常に開いたり閉じたりの運動を秒単位で繰り返しています。
という事は、
元来の毛穴の大きさに大きくは影響しませんが、
日常生活の中での「毛穴運動」に
影響を与える要素はいくつかあります。
・皮膚の潤い状態による、皮膚の緩み
・皮膚の潤い状態による、皮膚細胞構築の改善
・皮脂分泌量増大による毛穴の開き
・温度の上下による物理的な分子の緩みと締まりの影響
・物理的に強引な角栓除去による皮膚損傷
・角栓を溜める事での拡張

この中で、人工的な拡大縮小に該当するのが
“温度の上下(スチーマやお風呂)”と
“強引な角栓の除去”の二点ですが、
温度の上下による拡大は
それによって大きさが固定してしまう事はないので、
影響はないでしょう。
ただ、二つ目の手や指による
角栓の強引な除去(いわゆるひねり出し)は、
皮膚組織を損傷してしまうために、
広がったままで定着してしまうリスクがあります。
スチーマーの使い過ぎで
毛穴が大きくなったりしないだろうけど
『角栓』が気になるからといって
無理やり、にゅ~っと出すのはおすすめできません
というのが、美里所長さんの見解です。
質問を寄せてくださった ゆるりさん。
どうもありがとうございました。
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です