こんにちは!
美育LABOのゆっきーです。
マスクに始まり、消毒液や抗菌ウェットティッシュ・・・、
トイレットペーパーに食料品・・・・・、
小売店へ行くと、ある部分だけ棚が空っぽになっている様子を見かけると
日常の日本は、本当に恵まれているのだなぁと感じる反面、
「落ち着こう!」と強く思います。
広い収納スペースや大きな冷凍冷蔵庫をお持ちだとしても、
多すぎるストックは邪魔だと思うし、
お米は精米してから時間がたてばたつほど味は落ちるだろうし、
一般家庭の冷凍庫では、美味しく食べられる長期保存にも限界はあるだろうし・・・。
この混乱、いつまで続くのでしょうね。。。
さて、そんな混乱の中、先週だったと思うのですが、
消毒用エタノールと燃料などに使われる「メタノール」を
間違って購入しようとした人がいるというニュースが目に留まりました。
まさに「一文字違いで大違い」なのですが、
有機物としてのアルコールについて、
全く知識がなければ、間違ってしまうのも無理がないのかなぁとか
違うものと認識できても、似てるからいいのかなぁと勝手判断しちゃう気持ちも理解できます。
一般的にアルコールといえば、
エタノール(エチルアルコール)のことを示しているのですが、
メタノールもアルコールだし・・・。
今回、このニュースのことを耳にして、思い出したのは
美里所長さんがずーっと前に開講していたコスメティックアカデミーの講義。
応用講座では、化粧品に使われる原料を知る上で
最低限知っておいた方がよい化学の基本的な知識を学びましょうというカリキュラムでした。
そのため、有機物に関する講義の中で、
アルコールとは
「炭化水素に、ヒドロキシル基(-OH水酸基)がくっついたもの
炭化水素が1個のものを第一級アルコールといい、2個を二級、3個を三級アルコールという。
炭素数の少ないものを低級アルコールと呼び、多いものを高級アルコールという。
また、複数のヒドロキシル基があるものを二価・三価と呼び、多価アルコールやポリオールという。」
と習いました。
と、当初、この話を聞いた時は、
アルコールアレルギーならぬ、化学アレルギーを発症しそうだし、
10年以上経った今でも、決して得意ではありません(-_-;)
が、講義が進み、化粧品の保湿剤のお話の中で、
「化粧品に使われる水性の保湿剤としては多価アルコール類が使用される事が大変多く、これらを総じてグリコール類と呼ぶ。
代表的なものには三価のアルコールのグリセリンや、BGと表示される二価の1,3-ブチレングリコールなどがある。」
と聞いた時には、アルコールの奥深さと、化粧品原料の面白さ、
そして化粧品を深く知るには、化学の知識とは切り離せないのだなぁと感じたのでした。
世の中のニュースと、
本日アップされていた美里所長さんのブログ記事が頭の中でリンクし、
きちんと学ぼうと感じたままに綴ってみた本日の美育Laboのアシスタントゆっきーでした。