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保湿剤の有名人「セラミド」前編 ~『コスメの真実・裏側』より~

コスメの真実・裏側

こんにちは。
美育Laboのゆっきーです。

さて、最近、関わっている化粧品開発の1つに
「セラミド」が大きく関係している化粧品処方があります。

現在進行形で美里所長さんはじめ、色々な方の協力のもと、
研究を重ね、データを取り・・・と試行錯誤中なので
詳しい紹介は、もうちょっと処方の特長が固まってからしたいと思います。

ということで、セラミドの未来を語る前に、
過去を振り返ってみよう!というのが、本日の趣旨となります。

ゆっきーのセラミドの過去記事は、こちら
・セラミド
https://cosmetic-web.jp/blog/ceramide-2/

そして、美育Laboの過去データを探したら、
美里所長さんが2006年にメルマガで配信し、
加筆修正後、書籍『コスメの真実・裏側』にも収載した“セラミド”がありましたので、
以下に転記してみようと思います。

なぜお肌の弱い人はセラミド不足なのか?

今回は、ここ十年ほど(1990年中頃以降)で徐々に認知度が高くなったセラミドを取り上げてみました。

「セラミドと言えば花王」というくらい、
花王さんが随分と以前よりあらゆる化粧品に配合している事を謳い文句にしてきましたね。

このセラミドって、本当はなんなの???
本当に効果があるの??

ある程度ご存知の方も多いかもしれませんが
いつもの通り、先に進むにはまずここから軽く復習していきましょう。

セラミドは
スキンケアにとって一番効果を期待する皮膚表面の角質層に存在しています。
そして、皮膚の柔軟性を維持している細胞間脂質の40~65%がこのセラミドです。
つまり
下記の図で分かるように皮膚の細胞の間を満たす脂質で、バリア機能の役割を果たしている、
これが細胞間脂質であり、セラミドです。

細胞間脂質のその他の組成構成は、
遊離脂肪酸 約20%
コレステロール 約15%
コレステロールエステル 約10%
となっています。

という事は
細胞間脂質中の大部分をセラミドが占めているという事になりますし
その存在の重要性は計り知る事ができます。

スキンケアではよく水分水分といった事を耳にしますが
肌健康のバロメータとなる弾力を維持するためには
こうした脂質成分は大変重要なポイントの一つ。

最近の医学の研究において
アトピー性皮膚炎の患者はセラミド量が低くくなっている、というデータが発表され
セラミドが、アトピー性皮膚炎の改善に効果をもたらす事が分かっています。

さらにセラミドは
実はお肌の水分保持にも重要な役割を果たしている事を説明していきます。

では、セラミドっていったいどんな物質なのでしょうか?
実は、脂質と言っても一般的によく言われる脂肪酸などの「油」とはまた別のもので
「スフィンゴ脂質」という生体化学物質の一部です。
(なんだか、よく分からないかも・・・)

ここで成分の構造式などを書いても難しくなるだけですので
簡単に解説しておきます。

いわゆるスフィンゴ脂質は、
基本的にワックスのような構造をもった脂肪酸に
アミノ基や水に溶ける水酸基が特殊な形で結合した物質
という事ができます。

そのために
油のように水には溶けない性質を持ちながらも
水と非常に結合しやすい構造を持っていて
いわゆる界面活性剤と同じようなカタチをしている物質と言えます。
そのために、皮膚の水分保持に大変重要な役割を占めているという訳ですね。

実は、お肌への水分補給とは
単純にグリセリンなどといった水性の保湿剤を表面的に塗布するだけでなく
油分や、こうした双方の性質を合わせ持った成分を補給する事で
皮膚内の水分保持を果たす事が必要なのですね。

それにしても・・・
レシチン(リン脂質)と同様、皮膚の中でこうしたおもしろい成分が勝手に作られているんですねぇ。
生物って本当におもしろく複雑なものです。

書籍の方は、ここで終わっていますが、
メルマガ原稿の方は、
「そして、それをケアする化粧品の奥深さを垣間見る断片という気がします。」
と書かれていました。

ゆっきーは、当時、美里所長さんが感じられたという「化粧品の奥深さ」に、
現在進行形で開発中の「セラミド処方」の原点を垣間見た気がします(笑)

後編は、実際の化粧品に使われるセラミドの話題となりますが、
続きは次回に!

美育Laboのゆっきーでした!

2 COMMENTS

ゆっきー

やまみんさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
化粧品の“愉しさ”を感じていただけると嬉しく思います!

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