こんにちは!
美育LABOのゆっきーです。
さて、前回は「化粧品等の適正広告ガイドライン」について触れたので、
本日は、ゆっきーの本棚の中から、
化粧品広告に関する書籍をご紹介したいと思います。
それがコレ↓
書籍紹介をそのまま引用すると、以下のとおりです。
明治時代から現代までの「化粧品の広告表現」についての研究レポートをまとめた書。それぞれの時代の世相や、社会問題となった大きな事件などを如実に反映していることが興味深い。化粧品の機能の多様化、熾烈な広告競争といった企業側の努力、そして、それらを買う側の女性の意識の変化や時代背景など、広告の表現を通してさまざまなことが読み取れる。
2019年4月に発売された書籍で、
著者は、昭和30年代から、化粧品の研究開発、商品企画、薬事管理等に従事され、
化粧品工業会では、規約、表示事項の検討作成、広告のチェック及び検討に参画もされた方のようです。
広告表現のノウハウ本ではないのですが、
近代~現在の化粧品事情の一端を、当時の広告表現を通して読み取れる興味深い1冊だと思います。
アマゾンとか見ても、目次が紹介されていないようなのですが、
章・節・項・目のすべてを書くと、かなりな文字数になりそうなので、
「章」と「節」だけ書き出しますね!
第一章 明治・大正・昭和前期
Ⅰ 医薬品等の法的規制の変遷
Ⅱ 化粧品による最初の社会問題
Ⅲ 法的規制のない時代の広告
Ⅳ 広告の内容から
第二章 昭和・中期
Ⅰ 戦後復興期における新薬事制定
Ⅱ 1946年~50年代の化粧品広告
Ⅲ 化粧品産業の高度成長期
Ⅳ 1960年代の新製品の広告
第三章 昭和・後期
Ⅰ 化粧品産業の変動期
Ⅱ 化粧品の安全性確保の時代
Ⅲ 1970年代の新製品の広告
Ⅳ 1980年代の新製品の広告
第四章 平成
Ⅰ 企業責任の時代
Ⅱ 1990年代の新製品の広告
Ⅲ 2000年代の新製品の広告
Ⅳ 通信販売化粧品の新聞広告
第五章 化粧品的医薬部外品の広告
第六章 まとめ
Ⅰ 時代による訴求点の相違
Ⅱ 表示についての経緯及び現状における疑問
あとがきは、
「表示方法について、もう一度、なぜ規制がはじまったかその原点を見て、チェックを望む。
化粧品の公正競争規約を必要とした当時と余り変わらない状況にあるのではないか。
広告は過大な表現になりがちなことは認めても、適正な商品選択のための表示の目的は遵守されたい。」
と結ばれておられました。
化粧品企画のゆっきーにとっては、たくさんの“へぇ~”に出会えた素敵な1冊でした!
ご興味のある方は、ぜひ、お手に取ってみてくださいませ(^_-)-☆
美育LABOのゆっきーによる書籍紹介でした。