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万能細胞の説明

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
なんとなく、この本をパラパラとめくっていたら、

BEAUTY WORD 皮膚科学用語編 BEAUTY WORD 皮膚科学用語編
(2008/07)
霜川 忠正

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「万能細胞」の項目が目に留まりました。

それは、きっと先日報道のあったSTAP細胞のことが
頭の片隅に残っていたからだろうなぁと思いつつ、
この本では、「万能細胞」をどのように説明しているのか
好奇心がフツフツ・・・。
書籍の記述をそのまま紹介しますね。

「万能細胞」
からだのあらゆる細胞や組織へと成長する能力を持つ細胞です。
万能細胞とよく似た目的に使われる細胞でES細胞とか幹細胞という細胞があります。
いずれもそれぞれさまざまな組織や臓器の細胞に変化する能力を持ったまま、
体外で増殖し続けることがきる点では共通しています。
(※何度記載内容を見ても、「ことがきる点」となっているけど、「ことができる点」の誤植でしょうね。。。)
ところが、ES細胞も幹細胞も卵子や受精卵から得られるのに対して、
万能細胞は卵子や受精卵を用いず、
マウス(実験用ハツカネズミ)の皮膚細胞から取り出して培養した細胞から、
ES細胞と同じような働きができる細胞をつくることができる点で異なっています。
万能細胞は、2006年8月に京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授らの研究グループによって
マウスの皮膚細胞から、ES細胞と同様な働きをもった細胞をつくり出すことに成功しました。
そして、その細胞を誘導多能性幹細胞<iPS細胞>と呼びました。
その後山中氏らの研究グループは、初代のiPS細胞に改良を加え、
第2世代iPS細胞をつくりました。
しかし、ヒトへの応用に対しては、まだ多くの確認事項や課題が残されているようです。
この方法によれば、卵子を使うことなくES細胞をつくりだすことができるので、
倫理的問題は解消されます。
そして自分の皮膚からつくられた万能細胞なので、拒絶反応の心配もないのです。
遠くない将来において、万能細胞の実用化が行われ、
人工皮膚をつくることができるようになれば、再生医療をはじめ、
ビューティクリニックへの貢献も大いに期待されるのです。

と書かれていました。
この本が発行されたのは、2008年6月。
もし、改訂されることがあったら、
研究も進み、新たな発見もあるだろうから、
その時にはどのよう記述に代わるのでしょう!?
“遠くない将来”は、
近いようで、実はまだまだずーっと未来なのか
それとも何かのきっかけで、すぐ手の届くような未来になるのか・・・。
研究者の方々の日々の努力に敬意を表しつつ、
明るい未来が訪れることを願う美育Laboのアシスタントゆっきーでした。

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