こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
さて、“忙しい”を理由に、自宅の掃除を放棄状態だったゆっきーだけれども
さすがにこれはマズイだろう・・・と限界を超えたのと
週末、まとまった時間があったので、床と窓を大掃除と
ほんの少しだけ模様替え。
頑張った分だけ、キレイになって
自己満足が全開なゆっきーなのでした。
年末の大掃除だけじゃなく、お盆前も大掃除するという方は多いのでしょうか!?
ということで、今日は、お掃除にまつわる化学のお話です。
<参考資料>
知るほどハマル! 化学の不思議 見る目が変わる身近な世界 (知りたい★サイエンス) (2007/01/19) 吉村 忠与志 |
この本、以前にも紹介したことがあると思うのだけれど
暮らしの中にある事象を「化学」を使って説明してくれている
なかなか興味深い本です。
1つのテーマは、2~4ページくらいでまとめてくれていて
例えば、「化学の目で観察する話」というカテゴリーにある
「換気扇の汚れをどう落とすか」というお話。
ゆっきー家は揚げ物も結構するので
換気扇の掃除は、とっても大変。
先日、キッチン周りを泡で出てくる漂白剤を片手に掃除したけれど、
実は、換気扇まで手を出す気になれず、未だ手つかず。。。
さて、我が家のお話はともかく
換気扇やコンロにこびりついた油汚れを落とすのは、一苦労ですよね?
みなさんは、どうされていますか?
洗剤を使っても、厚みのある油汚れは、
ただ単に汚れを伸ばしているような感覚で
なかなか落ちないばかりか、
スポンジや手がドロドロのベタベタになっちゃいますよね?
それは、汚れの主成分である「油」が、時間が経って固形化しているから。
固形化した油は、水を付けたスポンジでは簡単には落ちません。
ということで、そんな時は、
ヘアドライヤで換気扇のファン一面についている
カチカチになってしまった、油汚れ部分を温めます。
油分は、温められると“融解”し、液体状態になるので
それを乾いた布や新聞紙などでふき取ります。
※学生時代に「融点」とか「沸点」とか習いましたよね!?
これを何度か繰り返して、まず大体の汚れを落としますが
それでも落ちない汚れは、“親油性”という性質を利用して
頑固な油汚れを落とします。
“親油性”なんて聞くと、なんだか難しそうだけれど
ようは、油同士は中がいいという関係のこと。
※クレンジングと洗顔のダブル洗顔を説明するときの常套句として
メイクなどの油性の汚れは油分で、汗やほこりなど水性の汚れは洗顔で・・・
など、聞いたことがあると思うのだけれど、これも同じ理論に基づくお話です。
さて、その親油性をどのように活用するかというと
てんぷらなどで使い古した油を、頑固な汚れ部分につけて数分放置します。
そして、汚れの油分がてんぷら油に溶けだしたころに
使用済みの歯ブラシなどで擦り、ふき取ります。
この本によると、
「親油性という化学の技を使えば、必ず油分の汚れは落ちます。
汚れが落ちたら、洗剤で軽く洗い流します。」
とのことです。
実際にゆっきーが試したわけじゃないので
100%きれいになりますよ~と保証はできないけれど
化学的には、なるほどな内容なので
よかったら実践して、検証してみてくださーい!
我が家の換気扇・・・いつキレイにしようか。。。
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。