EUREKAさん、こんにちは。
こちらでは初めてですので、初めまして、ですかね(笑)
さて、「レチノイン酸」についてのご質問です。
結論から先に申し上げますと、EUREKAさんの見解で間違いありません。
つまり、日本では皮膚科医でしか処方できないものですね。
では、この手の市販品の諸事情をご説明申し上げます。
■レチノイン酸トコフェリル系
これは、化学に少し知識のお有りなEUREKAさんならお察し頂けるかと思いますが、これはエステル化された誘導体ですので、レチノイン酸そのものではありません。
ですので、皮膚内に導入された後に分解されて『レチノイン酸』になる事を期待しての誘導体です。
ただし、これはビタミンCの例でも言われているように、エステル結合部分が人間の皮膚が持つ酵素『エステラーゼ』によって切れるか切れないかは、ビミョーなところです。
ロート製薬は、これを使って臨床試験を行ったところ効果が得られたとの事で、積極的に製品化されていますね。
ただこの原料、2004年のFJにも技術情報として掲載されていましたが、その後あまり使われている実績もないので、効果のほどは・・・と思っています。
一応、参考までにURLを掲載しておきます。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281680952/b/63457/
■レチンA
確かにこれは純粋なレチノイン酸製剤ですが、こちらは海外からの輸入商品で、いわゆるコスメシューティカルズ商品ですね。
ですので、日本で認可を受けた商品ではありません。
以上で、疑問は解決しましたでしょうか^^