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水性クレンジングとは

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3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中)
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  • #554 返信
    beek labo
    キーマスター

      乾燥嫌だ>< 改め sumire さん からの書き込み(旧BBSより)

      こんにちは。今回は水性クレンジングについて教えていただきたいことがあります。

      某大手メーカーさんの20代向けラインのリキッドメイク落としを使っていて、使用感がとても好きです。
      そういえば昔@コスメで水性クレンジングの口コミを数件されていたな…と思って見ていたのですが…
      あれから年月が経つのに現在市場では、それほど多いものではないですよね?人気がないのかしら…製剤化技術が難しいのでしょうか…。
      水性クレンジングの市場での評価ってどんなものなのでしょう?
      そこらへんの小話?をお聞きしたいです。

      また、水性クレンジングをおすすめしたい肌タイプとかありますか?
      いまいちオイルクレンジングとの使い分けが出来ないでいます。
      (2つの違いや特性を私がつかめていないからだと思います。)

      それと、洗浄剤・界面活性剤と水性溶剤型の説明をcosmetic-web内でされていたのですが、その見分け方などありましたら教えていただきたいです。

      色々書きましたが、「水性クレンジングってどうですか?」
      今回もお返事いただくの楽しみにしています。よろしくお願いします。

      P.S. @コスメで商品の口コミはもうされないのですか?
      以前はよく勉強させていただいていたので、少し寂しいです。

      #335 返信
      美里康人
      キーマスター

        >sumireさん

        sumireさんだったんですね。
        ご愛顧頂いておきながら、気付かず申し訳ありませんでした(汗)

        水性クレンジングへのご質問、なかなか興味深い部分、そしてきっと皆さんが疑問に感じているところではないでしょうか。
        私自身も将来的なビジョンにおいてどう経緯していくのか注目している点ですので、おもしろいご質問と感じます。

        で本題ですが、確かに大手さんを含めこれだけ市場のアイテムが出揃ってきた今、本当にクレンジングとしての機能が優れているなら、おっしゃるようにもっと市場を席巻してよいはず、ですね。
        そこで客観的な機能的実情を含め、私なりの分析をしてみます。

        クレンジングというと、一般的にユーザーが簡単に入手できるアイテムの双璧という事になると、やはりクレンジングオイルが挙げられます。
        では、これと比較した場合に水性クレンジングは機能的にどうなのかと言うと、結論としては「落ちが及ばない」という事になります。
        ミネラルファンデ愛好者の方や、メイクをあまり施さない肌ケアをされている方にとっては水性クレンジングでも全く機能に不満はないと思いますが、こと日焼け止め・ファンデ・口紅・リップグロス・マスカラなどを全行程で使われている方を対象にした場合、やはりその機能には不満が残るはずです。
        そのキーはやはりシリコンにあると思いますし、リキッドクレンジングに配合されている成分が相手では、役不足は否めません。

        この辺りは技術がまだ・・・とも言えますが、お肌への負担も考慮しなければならない事を踏まえると、仮に技術が追いついたとしても採用にはならないと感じます。

        という事は、現状では肌タイプやお化粧の仕方によって使い分け・好みが分裂しているのではないかと想像されます。
        これを含め、次のご質問へのコメントに入っていきましょう。

        水性クレンジングを使用されるのに合ったお肌は、なんといってもオイル成分に対してトラブル招く方が一番だと思います。
        特に昨今はこの肌タイプの方が増加傾向にあり、この後に洗顔でオイルクレンジングを落としても、翌日には赤ボツや白ブツが発生する方が多いようです。
        多分想像するに、オイルクレンジングのオイルはやはり浸透性が高く、角質層の深部には油性分がどうしても残存するのだと思い、それがトラブルのもとになっているのでしょうね。

        他には、シリコンがあまり配合されていない日焼け止め(例えば、最近のビオレ弱酸UVカットなど)や、軽いメイクしか使われないすっぴん肌傾向の方には水性タイプで十分だと思いますし、洗顔も割愛できるでしょうね。

        また、活用したいケースとしては「朝クレ」です。
        ナイトケアクリームや寝ている間に分泌した皮脂をリセットするには、水性クレンジングはベストアイテムですね。

        という事で今後の動向としては、やはり用途やメイク法によってオイルタイプと水性タイプはユーザーが分かれて発展していくものと推察できます。

        #336 返信
        美里康人
        キーマスター

          次いで水性クレンジングに使われている素材の見分け方ですが、これはその後の業界の動きを見ていると、溶剤型の商品はほとんど見なくなったようです。
          これは、溶剤タイプが比較的肌リスクが高い事、水性クレンジングに使用しやすい界面活性剤が業界に汎用的になった事、そして処方がかなりオープンになった事によるものでしょう。
          全成分がオープンになった今、こうしたノウハウも比較的容易に突破されるようになってしまいました。

          あえて界面活性剤タイプを限定するコツを書くとすれば、「PEG」や「-○○(○○は、数字)」といった文字の成分が3~5番目のところに位置していれば間違いないと思って良いでしょう。

          最後に「ぶっちゃけ、水性クレンジンブはどうよ?」と聞かれると、私の見解は「夜はオイルまたはクリーム、朝は水性」と感じています。
          メイクを落とすのに水性で無理やり摩擦を強くして落とす位であればオイルが良いと思いますし、メイクの落とし残りがあっては本末転倒だと感じますしね。
          ただし、やはり何人ものオイルトラブルに悩む方を目の当たりにしてくると、水性クレンジングの存在価値は大きいと感じています。

          ps.
          なかなか多忙でままなりませんが、chiekoを含め@コスメへの参加は徐々に再開していこうと思っています。
          ただ、クチコミについては運営側のチェックが結構厳しく、シビアなテイスティング結果を書いたりすると削除対象となってしまい、非常に書きにくくなっているのも事実です(苦笑)
          かといって、私が書く限りは読まれているユーザーの方々もそれなりの結論を期待されているでしょうし、あたり障りのない感想を書くのもどうかと思ってしまうのです・・・。
          それと、昨今は様々なメーカーさんの商品開発に関わっている事もあり、ちょっと書きにくくなっている点も躊躇に繋がっているでしょうか(苦笑)

          とはいえ、これもなんとか機会をみて件数を増やしていきたいとは思っています。
          ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、私もあと何年生きられるか分かりませんし(笑)、ユーザーの皆さんに少しでもなにか残していけたらなと、気持ちを新たにしているところです。
          応援、心より感謝致します

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