化粧品の基本成分構成について学ぶページです。
化粧品って中身が分からないのをいいことに 宣伝に踊らされてる気がする・・・。
あんなに高いのはなぜなの?
こんな疑問を抱いている方は多いと思われます。。。
化学の世界は、ヒトの目に見えない世界のことなので、あなたのその疑問が100%解けることはないかもしれません。
でも、その内情を垣間見ることで、少しでも不安感・不信感がなくなるのでは?
とりあえずそんな大げさなことでなくても、真っ暗な闇に包まれていた化粧品の裏を、のぞき見しちゃいましょう!
皆さんご存知のように、
化粧品は、誰もが自由に作って販売するというわけにはいきません。
化粧品の製造・販売に関しては 『薬機法※(旧薬事法)』という国の法律で規制されています。
※正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」
もちろん、家庭で手作りした石鹸も例外ではなく、
自分が使うだけなら良いですが、お肌に使う目的がはっきりしていれば、許可なく人に販売することはできません。
これは、たとえ化粧品の原料や素材であっても同様で 、「自己責任で」と、責任転嫁をすることによってインターネットなどによる販売も許されることではありません。
使用目的が『皮膚に・・・』と明記・説明されている限りは、全て【化粧品販売】の規制に抵触します。
このように化粧品の製造販売を司っている『薬機法』という法律は、医薬品に適用されている法律と同様なのです。
では、なぜお肌に使用する化粧品は、
直接口にする食品よりも厳しい法律で規制されているのでしょう??
『口にするものだから、お肌につけても安心』 よくこういう方がおられます。
でも、 これは全くの誤解です!
口から体内に与えられた食材は 体内に取り込まれるまで、
そして取り込まれてからも、各種の粘液・分泌物、さらには各臓器によってフィルターをかけられ
体にとって異物と判断される物は排除される防御システムが備わっています。
例えば腐った肉を食べれば、お腹を壊す。
これは、腐った異物に対して体外排除システムが働き
迅速に排泄させようという防御反応のひとつで
これが機能する事で体にとって良くないモノは排泄されます。
嘔吐も同様ですし、さらに咳やたんは菌の排除といった目的があります。
対して、皮膚からの吸収防御システムは比較的甘く
皮膚組織や免疫システム・代謝のみに依存しています。
そのために皮膚に塗布する素材は、
一定の条件さえクリアすれば 意外と血管を通って体内に導入されやすいといえます。
という事で、口から体内(内臓)に取り入れるモノと皮膚に与える成分は 全く別のモノであって
当然ということになります。
女性にとって皮膚を衛生的にし、外的要因からお肌を守り、そして美しさを維持して
なによりキレイに飾るために永遠に必要なそんな化粧品だからこそ
もっと中身のことを知る必要があると考えます。
騙しや煽りでユーザーの購買意識を惑わせて暴利をむさぼるメーカーを
見極める能力を身に付ける必要があります。
また、自分のお肌に合ったコスメを選択するためには
中身をよく知らなければとんでもないトラブルを招く危険性があります。
そしてトラブル後の対処法も知っておく必要があるでしょう!
ほとんど一般に公開されない
「コスメの中身ってどんな物で構成されていて、なんの目的で入ってるの?」という
ところから一緒に勉強していきましょう。