こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
昨日は、シリコンとシリコーンの違いについて書いてみましたが
今日は、シリコーンを化粧品に使うと・・・というお話を少々。
シリコーンは、有機性と無機性という正反対の特徴を併せ持ったユニークな物質で
オイル状、ゴム状、樹脂状、微粒子状といった多彩な製品形態があるので、
身の回りのいたる所に活用されており、化粧品もその1つです。
シリコーンの特長として、
例えば耐熱性、耐寒性、耐候性、撥水性、電気特性などがあげられ、
化粧品にシリコーンが広く活用されているのは、
水をはじく性質(撥水性)によるところが大きく、さっぱりした感触を与えるからです。
スキンケア化粧品では、
・べとつきを防止する
・のびを良くする
・撥水性を高める
・保護膜をつくる
などの目的で使われます。
この特徴を最大限に活用したアイテムが日焼け止めかもしれませんね。
できれば避けたい日焼け止めの使用感をあげると、
塗ると肌が白っぽくなったり、
汗や水ですぐ流れるから何度も塗り直しをしないといけなかったり、
カサカサするのにベタベタもする・・・などではないでしょうか?
これらを解消してくれる成分の1つがシリコーンなのですよ~。
詳しくは、東レ・ダウコーニング株式会社さんが運営している
「シリコーン☆きっず」というサイトで
とっても分かりやすく解説してくださっていますので、ご興味のある方はどうぞ
※子供向けに作られたサイトだけれど、大人のシリコーン初心者にもおすすめです!
メイクアップ化粧品にシリコーンを使うと
・さっぱり感など感触を向上させる
・撥水性(耐水性)を高めて化粧崩れを防ぐ
・滑らかさやのびを良くする
・(消泡効果により)ネイルエナメルや口紅などの製品の仕上がりをよくする
など、ここでも大活躍。
そして、ヘアケア化粧品では
・感触をよくする
・毛髪のツヤをよくする
・くしどおりをよくする
・摩擦を小さくして静電気の発生を防ぐ
などの目的で使われています。
髪にシリコーンは良くないんじゃないの・・・と
思っている方もいらっしゃいますでしょうか!?
結論から言うと、ゆっきーは誤解だと思いますが
ノンシリコンにこだわるのも、気にしないのも、
どちらも嗜好の問題だと考えております。
ちなみにこのお話、資生堂さんのサイトで
「シリコーンについて」というページで
これまたわかりやすく解説してくださっています。
以前にも一度紹介した気もしますが・・・よかったら参考にしてみてください。
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。
<参考資料>
コスメティックQ&A事典―化粧品のすべてがわかる (2011/10) 鈴木一成、朝田康夫 他 |