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加水分解コムギ末による小麦アレルギーの原因解析

こんにちは!
美育Laboのゆっきーです。
少し前に美里所長さんあてに届いた
日本香粧品学会誌 2012 september』という会報誌を
パラパラと見ていたら、
「加水分解コムギ末による小麦アレルギーの原因解析」という文字が
ゆっきーの目に留まりました。
化粧品開発技術者をはじめ、専門家向けにまとめられた会報誌の内容は
相変わらず日本語がやたら難しくて
読み進めても、ゆっきーは、ちっとも理解できた気にならない記事が大半。
で、「加水分解~」の記事も、例外じゃないと思うのだけれど
何かの参考になればと思い、ご紹介しようと思います。

研Ⅱ-R06
加水分解コムギ末による小麦アレルギーの原因解析
Analyses of Wheat Allergy Caused by Hydrolyzed Wheat Proteins
〇中村政志、矢上晶子、太田理会、松永佳世子
(藤田保健衛生大学医学部皮膚学科)
【目的】
加水分解コムギ末(HWP)は、化粧品原料として
一般に用いられてきたが、これによる重篤なアレルギーの
症例報告は認められなかった。
しかし2009年以降、特定の石鹸に使用されたHWP、
グルパール19S(GP)による重篤な小麦アレルギー(HWPA)の
症例が多発している。
本研究はGPのタンパク質レベルでの特徴や各種HWPの交差反応性などを解析し、
HWPAの原因解明を目的とした。
【方法】
GPを含む10種のHWPについて、健常者3例、
従来の小麦アレルギー(CO-WDEIA)患者3例、
HWPA患者3例の血清中IgE抗体との反応性をELISA法により解析した。
顕著に反応性を示したHWPについて、SDS-PAGE、2D-PAGEによる
タンパク質組成の特徴、およびWesterm Blot法によるIgE抗体反応性タンパク質の
特徴について解析した。
【結果】
ELISA法の結果、健常者、CO-WDEIA患者はすべてのHWPに反応せず、
HWPA患者は、HWPの種類によって反応性の強いもの、弱いもの、ないものがあった。
タンパク質組成上では、反応性の高いHWPに類似性はなかったものの、
IgE抗体反応性タンパク質については37kDaから50kDa付近をピークとする
共通したブロードバンドが認められた。
【考察】
GPには37kDaから50kDaに多くのタンパク質が含まれており、
抗原性タンパク質が多く含まれたためにHWPAが多発したと考えられた。
また、HWPの種類により反応性に顕著な違いがあったことから、
すべてのHWPに同様のリスクがあるのではないと示唆された。

分かりやすくとても簡潔にまとめられた内容だと思う反面
分からない単語がいくつもあって
一体どんな実験をして、だからこれがどの程度のレベルのことを示唆していて・・・と
具体的な内容がイメージできないのは、悲しいやら悔しいやら。。。
今日も、明日も、明後日も・・・少しずつでも賢くなれますように!
美育Laboのアシスタントゆっきーでした。

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