今日は写真を1枚
ちょっと分かりにくいですが、
左右を比べると、左側の方がペチャっとしていて、
右側の方がこんもりとしている様子が分かるでしょうか?
これは、粘度の差による見た目の違いが生じています。
水っぽいものの方が、平面的になるのは、だれしも経験則で知っていることなので、
この写真の様子自体は、特に珍しいことではないように思えます。
が、実は、この2種類のエマルジョン、
どちらも全く同じ処方で作られたものなのです。
なのにどうしてそんな差が生じるのかといえば、作り方が異なるからです。
お料理でも、まったく同じレシピで作ったとしても、
例えば、泡立て方の違いだったり、途中の火加減の差だったり、
調味料の加えるタイミングだったり・・・で、仕上がりが異なることがありますよね!?
写真のエマルジョンをそれぞれ実際に触ってみましたが、
浸透スピードやテクスチャーの違いを感じました。
本日は、写真1枚ですが、化粧品パッケージに表示されている「全成分」を見ただけでは、
その製品に注がれた技術力まで読み取ることはできないという実例の一端を感じていただけると嬉しいです。
化粧品開発は、奥が深い。。。